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2025.09.11

2316

  2025年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第25回の分をこちらに投稿してください。

ハンドルネームは毎回固定にしてください。金曜日にお題発表し、翌週の木曜までに解答を投稿してください。夜は21時までを厳守です(21時を過ぎた分については添削しません)。遅くなってしまう場合は翌日の朝5時以降に投稿してください。
人数が増えるかもしれないので添削は簡易になります。ご了解ください。その代わり、みなさんの質問には答えますので、解答の後に「質問」がある場合はそれを添えてください。
対象は東大志望生以外でも構いません(ただし論述が問われる大学に限る)。東大以外の場合は志望校も書いておいてくださいね。参加資格は「最後まで投稿を継続すること」、この一点です。勉強を積み重ねていきましょう。
なお私はコメント数が奇数か偶数かで未回答・回答済みを確認しています。みなさんの投稿が終わった段階でコメント数が奇数になるようにしてください。基本的には1つの投稿だけになると思いますのでコメント数は「1」になるはずです。万が一、投稿を2回してしまった場合には(その場合にはコメント数は「2」となりますが)空コメントを一つ投稿し「3」としておいてください。「2」のままだと「回答済み」と勘違いしてしまうことになります。お手数ですがご注意くださいませ。

コメント

めぐこさんこんにちは。では添削いたします。

>2010 第2問 設問A
(2)共に総数が少なく所得水準が低いことから推測できる。ウは日本人との婚姻関係者を訪問。エはIT産業の商用での来日が多い。

なるほど、こちら文章がとてもスムーズですね。最初の文の「推測できる」という言い方はとてもいいですね。感心しました。

>(3)アは亜熱帯地域なので冬の北海道の雪景色やスポーツを、日本の娯楽文化がアには珍しく、東京で買い物やテーマパークを楽しむ。

こちらは前半で「アは亜熱帯地域なので」を加えているのですね。たしかにこれは分かりやすいですね。とてもいいと思います。

>(4)イより日本の方が所得水準が高く企業も多く進出している。イは旅行者の所得制限がある上、所得水準も低く日本は割高である。

後半の文が上手いですね。「旅行者の所得制限」という風に簡単にまとめてしまっている点がとてもいいと思います。

>設問B
(2)ソウル。ソウルに集中している政府機関を、新たに行政中心複合都市を建設し移転中。土地利用を規制し工業開発地域を分散させる。高速道路網や鉄道を整備し、地方との利便性を高める。

こちらもうまいですね。この問題はソウルにおける固有の政策やセジョンなど固有名詞を登場させるより、あくまで首都機能移転という一般的な内容を「無難に」回答することが求められていたと思います。

「知らない」ということから書くことに躊躇する問題もあるかと思いますが、その場合は「部分点狙い」に切り替え、無難な一般的な内容で終始することがベストの方策に思います。

>(3)80年代以前は労働集約型の軽工業が中心だったがオイルショックを機に国際競争力が低下。重化学工業に力を入れ技術集約型のハイテク産業を推進し、経済成長が続き賃金が大幅に増えた。

>↑(3)は先生の動画や赤本とは時系列が違う解答になってしまった気がします。
このまま提出します。

なるほど、たしかに時系列に違いがあるように思います。ただ、軽工業から重工業への転換は高度経済成長期にすでに生じており、だからこそ(原油を燃料とする)重工業がオイルショックによりダメージをくらってしまったという流れになります。

軽工業の発達→高度経済成長→軽工業から重工業への転換→オイルショック→重工業の停滞→技術を生かした知識産業の発展

さらに言えば「国際競争力の低下」は「経済成長」と結びつくものです。

経済成長→賃金水準の上昇→生産コストの上昇による製品価格の高騰→低コストの発展途上国の製品の方が価格が安い→日本は競争に敗れる

このことを「国際競争力の低下」というのです。つまり国際競争力の低下というとネガティブなイメージがありますが、その背景としては「経済成長」があり、実はポジティブなことでもあるのです。国内製の機械製品の価格が上がれば、もはやその工業は諦め外国に送り出してしまえばいいのです。

こういったメカニズムを理系の生徒さんはおもしろがってくれるのですが、文系の生徒さんは言葉だけの印象(競争に敗れる)ことから、全てをネガティブ要因として捉えてしまうのです。ここ、文系生徒の弱点ですよね。イメージで語ってしまうのです。その点、理系の人は冷静に理論で捉える傾向あありますからね。めぐこさんもぜひ理系的な感覚で問題に相対してください。

また「オイルショック」は1970年代ですので、広い意味では「1980年代以前」には含まれますが、直接的な理由にはならないかと思います。直接的な理由は経済成長です。

「80年代以前は労働集約型の機械組立工業が中心だったが経済成長により賃金水準が上がり国際競争力を失った。付加価値の高い知識集約型のICT産業へと転換。」

こういった形になるかと思います。確認してみてくださいね。

>設問A(3)の台湾から来日する人が東京で遊ぶ?理由が「娯楽施設」としか書けなかったです。。。
知り合いから聞いた話で、台湾のとある富豪は日本に来たら秋葉原に入り浸り、お子さんは日本のガチャガチャがすごい好きでガチャガチャばかりやるそうで、
日本のそういう文化が好きな外国人はやはり多いですね。
もっとお金を落としてもらいたいものですが笑

そうなのですか、外国人にはお金持ちが多いのですね(笑)

日本のコンテンツ産業は世界全体で考えた場合、どれぐらいの経済規模を持っているのかわかりませんが。お隣りに音楽や映画の世界で世界を席巻した国(韓国)があるのですから、日本も見習うべきですよね。

韓国の弱みは「国債市場の小ささ」であり、つまりGNIが小さく、国内でお金を回したところでたいした金額にはならないところです。ですので開き直って、韓流ドラマやKPOPなどを最初から世界向けに発信してきました。

日本のアニメや漫画などコンテンツ産業も最初から英語バージョンにするなどして世界基準で作ったらいいのにといつも思いますよ。日本を舞台にしたり日本人を主役にする必要すらありませんよね。ドラマや音楽もそうですよね。そういったエンタメ世界においては少なくとも日本語バージョンと英語バージョンは同時につくるなど、世界を意識しないといけませんよね。

でも日本は下手に国内の市場規模(GNI)が大きいため、外国に目が向かないのですね。アメリカ合衆国も似たようなものですが、アメリカ合衆国は巨大すぎますから、あそこはあそこで国内だけでも大丈夫なんでしょうね(だからトランプが支持されるのでしょう)。日本はこれからグローバル化を進めるか、反グローバルに舵を切るか、判断の分かれ目だと思いますよ。

次回も期待しています。

  • 2025.09.19 15:30
  • たつじん

2010 第2問 設問A
(2)共に総数が少なく所得水準が低いことから推測できる。ウは日本人との婚姻関係者を訪問。エはIT産業の商用での来日が多い。
(3)アは亜熱帯地域なので冬の北海道の雪景色やスポーツを、日本の娯楽文化がアには珍しく、東京で買い物やテーマパークを楽しむ。
(4)イより日本の方が所得水準が高く企業も多く進出している。イは旅行者の所得制限がある上、所得水準も低く日本は割高である。

設問B
(2)ソウル。ソウルに集中している政府機関を、新たに行政中心複合都市を建設し移転中。土地利用を規制し工業開発地域を分散させる。高速道路網や鉄道を整備し、地方との利便性を高める。
(3)80年代以前は労働集約型の軽工業が中心だったがオイルショックを機に国際競争力が低下。重化学工業に力を入れ技術集約型のハイテク産業を推進し、経済成長が続き賃金が大幅に増えた。
↑(3)は先生の動画や赤本とは時系列が違う解答になってしまった気がします。
このまま提出します。


たつじん先生こんにちは。いつもありがとうございます。
設問A(3)の台湾から来日する人が東京で遊ぶ?理由が「娯楽施設」としか書けなかったです。。。
知り合いから聞いた話で、台湾のとある富豪は日本に来たら秋葉原に入り浸り、お子さんは日本のガチャガチャがすごい好きでガチャガチャばかりやるそうで、
日本のそういう文化が好きな外国人はやはり多いですね。
もっとお金を落としてもらいたいものですが笑

今週もよろしくお願いいたします。

  • 2025.09.16 16:24
  • めぐこ

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