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2024.12.06
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2024年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第40回の分をこちらに投稿してください。
コメント
かるがもさんこんにちは。では添削いたします。
>2015年第3問
>設問A
(2)高度経済成長期にAには工場が多かったが公害、居住環境の悪化により閉鎖、移転した。Cでは都心部の地価高騰に伴い居住地域が業務商業地区に再開発された。そのため両者の人口密度が低下。
なるほど、最初に二つの要因を挙げ、ラストでまとめています。構成のうまさを感じます。ただ、ちょっとわかりにくいところがありますね。
「工場の閉鎖・業務商業地区への再開発」→「人口の流出」→「人口密度の低下」という流れがありますよね。中間の「人口の流出」がないので、ちょっとわかりにくい印象です。
「いずれも人口が流出し人口密度が低下。」のように結べたらもっとわかりやすかったと思います。
>(3)バブル崩壊で地価が下落し、住宅供給が増え、人口が流入した。
こちらは1行ですので、あまり多くのことは語れませんよね。うまくまとめられていると思います。
>設問C
(1)大阪市は名古屋市より中枢管理機能が発達しているが、面積が小さく、都市圏が大きくなり、大阪市外に住宅地開発がされた。
必要最低限の内容は説明されていますね。合格圏の回答です。ただ、「都市圏」が大阪市の行政区分を超え、その外側へと広がったことを強調してほしいかと思います。
「面積が狭く、都市圏が市域を越えて広がる。市外へも住宅地が拡大。」こういった感じがわかりやすかったのではないでしょうか。
>(2)バブル経済期に都心の地価が高騰したため遠方でも通勤可能な距離帯に宅地開発が増え通勤者が増加した。
バブル経済崩壊後は団塊世代が徐々に退職していったことにより通勤者が減少した。
なるほど、こちらも限られた字数に多くの情報を詰め込み、正確な説明を心がけていますね。やや文章にスムーズさが欠ける部分も感じますが、しかし十分に意味は読み取れます。綺麗な文章を書くことが求められているわけでないので(国語の試験でも小論文の試験でもなく、あくまで「地理」の試験ですよね)、もちろん合格圏の回答になっていますよ。伝えたいことはよくわかります。
>感想:先生も動画で触れていましたが、C(2)は子世代の話はなくてもいいように思いました。ネットで無料公開されている東進の解答例には書かれていませんでした。
私はそのように感じましたが、かるがもさんの実力ならば子供世代の話にまで膨らませるころができたかも知れませんよ?ここからの時期は私の意見やそれぞれの模範解答の内容を超え、かるがもさんなりのチャレンジをしてみてもいいのかな?って思います。いろいろ工夫してみてくださいね。
>今回は全体的に組み立てが難しい問題だと思いました。
いいですね。最優先で「組み立て」のことを考えている点がとてもいいと思います。実は書く内容より構成力の方が大切なんですよね。かるがもさんの場合、内容的には全く問題がなく、ポイントはそれを「どう見せるか」なのです。構成には十分に注意しましょう。
次回も期待しています。
- 2025.02.07 08:39
- たつじん
第40回 2015年第3問
設問A
(2)高度経済成長期にAには工場が多かったが公害、居住環境の悪化により閉鎖、移転した。Cでは都心部の地価高騰に伴い居住地域が業務商業地区に再開発された。そのため両者の人口密度が低下。
(3)バブル崩壊で地価が下落し、住宅供給が増え、人口が流入した。
設問C
(1)大阪市は名古屋市より中枢管理機能が発達しているが、面積が小さく、都市圏が大きくなり、大阪市外に住宅地開発がされた。
(2)バブル経済期に都心の地価が高騰したため遠方でも通勤可能な距離帯に宅地開発が増え通勤者が増加した。
バブル経済崩壊後は団塊世代が徐々に退職していったことにより通勤者が減少した。
感想:先生も動画で触れていましたが、C(2)は子世代の話はなくてもいいように思いました。ネットで無料公開されている東進の解答例には書かれていませんでした。
今回は全体的に組み立てが難しい問題だと思いました。
よろしくお願いします。
- 2024.12.10 18:51
- かるがも
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