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2025.02.21

1940

  2024年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第50回の分をこちらに投稿してください。

ハンドルネームは毎回固定にしてください。金曜日にお題発表し、翌週の木曜までに解答を投稿してください。夜は21時までを厳守です(21時を過ぎた分については添削しません)。遅くなってしまう場合は翌日の朝5時以降に投稿してください。
人数が増えるかもしれないので添削は簡易になります。ご了解ください。その代わり、みなさんの質問には答えますので、解答の後に「質問」がある場合はそれを添えてください。
対象は東大志望生以外でも構いません(ただし論述が問われる大学に限る)。東大以外の場合は志望校も書いておいてくださいね。参加資格は「最後まで投稿を継続すること」、この一点です。勉強を積み重ねていきましょう。

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かるがもさんこんにちは。では添削いたします。

>第50回 2020年 第3問
>設問A
(1)アー5、イー16、ウー6
(2)東西ドイツ統一後、経済が停滞した旧東ドイツから経済が発展した旧西ドイツへ、雇用と高所得を求めて人口が移動した。

いいですね。東西ドイツを「政治的」事象ではなく、あくまで「経済的」な事象と捉える点が地理の冷徹さを象徴していて私は好きなところです。

>(3)以前は重化学工業の発展で北部の人口増減率が高かった。
その後北部は工業の衰退で国際競争力が低下したが、南北ともに産業構造の変化で金融業などのサービス経済化が進み格差が縮小した。

こちらもいいですね。「サービス経済化」はこれぐらいの軽い感じで使えばいいと思います。産業構造につついては「製造業(重工業)からICT産業(知識産業)」への転換をニュアンスとして加えられたらさらによかったでしょう。

>(4)周辺国からの移民やシリア難民の受け入れによる社会増加。

いいですね。1行ですし、さらに2010年代ということで個人的にはシリア難民のみ論じたらいいかと思っていたのですが、字数的に余裕があれば周辺国(東欧)からの移民も含めるべきですね。

>設問B
(1)高度経済成長期に重化学工業が産業の中心になった。
三大都市圏に工業立地が集積し、雇用を求めて農村部から若年層が流入した。

いいですね。現代の人口移動ならば雇用な第三次産業が中心になるのですが、高度経済成長期ならば「工業」に振り切ってしまっていいでしょう。また「立地」について述べよと求められているので、この言葉を用いている点も適切に思います。

>(2)東京圏は経済の国際化・情報化で一極集中が進み転入超過。
大阪圏は重工業など主力の産業が低迷し転出超過。
名古屋圏は自動車産業などの地場産業が安定し、顕著な人口の変化はない。
(3)以前は郊外で人口増加が顕著だった。バブル崩壊後は都心部の地価が下落し、再開発や高層住宅の建設などにより人口回帰した。

>感想:
>設問A(2)社会主義、資本主義も入れたかったのですが、うまくいきませんでした。、またドイツが3回も出るのは何とかしたかったです。

確かにその通りですね。たしかに「社会主義」だけでも含めるとさらに論理的に安定感のある文章になったと思います。

>(3) (1)のア、ウの長~い文章が解答のヒントだと思いました。

なるほど、東大の問題はこの数年ちょっと傾向が変わったかもしれませんね。共通テストの形式を模倣し、長文を用い、その中にヒントがある形のものが散見されます。

>設問B
(3)初稿では「人口分布の空間構造」の意味が把握できず、住宅の高層化を書いてしまいました。
よろしくお願いします。

たしかにこれは捉えにくかったですね。地理は平面的な科目であり、二次元モデル図(つまり都市圏構造の同心円モデル)が基本と考えてみてくださいね。

余談ですが、地理のこうした平面性が私は好きだったりします。歴史は時代の流れがあるので、三次元的な奥行きのある科目であるのとは対照的です。二次元で与えられる情報が限定的だからこそ、曖昧なところが少なく、科学的・理論的に事象をとらえることができると思っています。歴史はどうしても「人間の意志」という揺らぎ的要素が入ってきてしまいますものね。

  • 2025.02.24 16:25
  • たつじん

第50回 2020年 第3問
設問A
(1)アー5、イー16、ウー6
(2)東西ドイツ統一後、経済が停滞した旧東ドイツから経済が発展した旧西ドイツへ、雇用と高所得を求めて人口が移動した。
(3)以前は重化学工業の発展で北部の人口増減率が高かった。
その後北部は工業の衰退で国際競争力が低下したが、南北ともに産業構造の変化で金融業などのサービス経済化が進み格差が縮小した。
(4)周辺国からの移民やシリア難民の受け入れによる社会増加。
設問B
(1)高度経済成長期に重化学工業が産業の中心になった。
三大都市圏に工業立地が集積し、雇用を求めて農村部から若年層が流入した。
(2)東京圏は経済の国際化・情報化で一極集中が進み転入超過。
大阪圏は重工業など主力の産業が低迷し転出超過。
名古屋圏は自動車産業などの地場産業が安定し、顕著な人口の変化はない。
(3)以前は郊外で人口増加が顕著だった。バブル崩壊後は都心部の地価が下落し、再開発や高層住宅の建設などにより人口回帰した。

感想:
設問A(2)社会主義、資本主義も入れたかったのですが、うまくいきませんでした。、またドイツが3回も出るのは何とかしたかったです。
(3) (1)のア、ウの長〜い文章が解答のヒントだと思いました。
設問B
(3)初稿では「人口分布の空間構造」の意味が把握できず、住宅の高層化を書いてしまいました。
よろしくお願いします。

  • 2025.02.23 20:58
  • かるがも

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