ブログ

2025.02.21

1945

   2024年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第50回・第51回の分をこちらに投稿してください。

ハンドルネームは毎回固定にしてください。金曜日にお題発表し、翌週の木曜までに解答を投稿してください。夜は21時までを厳守です(21時を過ぎた分については添削しません)。遅くなってしまう場合は翌日の朝5時以降に投稿してください。
人数が増えるかもしれないので添削は簡易になります。ご了解ください。その代わり、みなさんの質問には答えますので、解答の後に「質問」がある場合はそれを添えてください。
対象は東大志望生以外でも構いません(ただし論述が問われる大学に限る)。東大以外の場合は志望校も書いておいてくださいね。参加資格は「最後まで投稿を継続すること」、この一点です。勉強を積み重ねていきましょう。

コメント

ハッピーさんこんにちは。では添削いたします。

>2020
>A
(3)以前、重化学工業の発達した北部では賃金上昇などによる国際競争力の低下により雇用が減少した。現在、産業構造の転換によりサービス経済化が進み先端技術産業の発展により雇用が増大した。

とてもいい回答ですね。あえて南部には触れず、北部(とくにルール地区)の産業構造の転換にのみ焦点を絞った回答がいいと思います。現代ドイツにおいてはルールにおける脱工業化が最大のテーマに思います。

「サービス経済化」についてはこちらの使い方がベストです。曖昧でいいのです。それより「国際競争量」や「産業構造」の使い方が鍵の問題でした。

>B
(1) 三大都市圏では重化学工業が発達し工場立地により雇用が増大したため、地方圏から雇用と高収入を求めて人口移動が生じた。

いいですね。現代の移動は「第三次産業」をメインに考えるべきですが、高度経済成長期については工業(製造業)に特化して説明してしまっていいと思います。時代を感じる内容ですが、地理は「高度経済成長期に何があったか」を考える科目でもありますね。

>(2)経済の国際化・情報化により諸機能の首都一極化が進み東京では転入超過。石油危機後の産業構造の転換に遅れた大阪圏では転出超過。自動車工業の発達する名古屋圏では変化が小さかった。

とてもいいですね。3つの都市圏についてそれぞれ説明しています。字数を短く、「濃い」説明で論じるテクニックが十分についていますね。

>質問です。
国際競争力と輸出競争力はイコールでしょうか?輸出競争力についても「輸出競争力の低下」と使うべきでしょうか?
いつかの東大の過去問で、教学社の解答に自動車工業について「輸出競争力のある」と書いてあり疑問に思っていました。この場合は「世界で需要のある」とかにした方が良いのでしょうか?
よろしくお願いします。

なるほど、それは気になりますね。「国際競争力」が意味のしっかりした地理用語であると解釈できるのに対し、「輸出競争力」は明らかに造語ですね。解答の先生が勝手に(?)作った言葉でしょう。正式な地理用語ではないと思います。

ただ、意味的にはハッピーさんの言われる通りで正解と思います。基本的には「国際競争力」と同じ意味と考えればいいでしょう。国際競争力の方が意味が広いのかもしれませんね。国内の賃金上昇によって「輸出」は減るでしょうし(だからこそ輸出競争力の低下という言い方もされるのでしょう)、一方で「輸入」は増えます。とはいえ、そこまで厳密に絞らなくてもいいと思いますし、ここは一般的な地理用語である「国際競争力」で十分に思います。

答案を担当された先生としては「国際競争力のある」という言い方はできない(私もこの言い方は不適切に思います。やはり「国際競争力の低下」という言い回しで使うべき言葉だからです)ので、そのニュアンスを含む一般名詞として「輸出競争力」という言葉を用い、それが「ある」という言い方にされているのでしょう。

こちらのようにとくに正式な言葉でもないので、各人の判断でそれに類する言葉に変えることはむしろ適切に思います。ハッピーさんの提示される「世界で需要のある」という言い方はとてもいいと思いますよ。借り物ではない自分の言葉を論じることも時には必要かと思います(基本的には論述問題は「知識」問題ですので、決まりきった「地理用語」を使うべきではありますが)。採点者に「私は十分に内容を理解しているぞ」というメッセージを送ることになると思いますよ。

>本番では1文にするか、〜ため。で終わるかは字数と相談ですが、「30字=1トピック」これだけは金科玉条として意識して臨みます!!

今年の添削メンバーはレベルが高かったのですが、とくにハッピーさんには総合力の高さを感じました。とくに言語センスというか、国語力が優れていたように感じます。しかし、だからこそ逆に「上手な文章」に着着してしまい、内容が薄れてしまうのではないかという懸念がありました。

ただ、最近の答案を見ているとその心配は杞憂とわかりました。「30字=1トピック」が徹底されており、文章のスムーズさより内容の「濃さ」にこだわって回答を仕上げている様子が十分に伝わってきます。もちろんハッピーさんは文章力が高いので上手な文章を作ってほしいとは思いますが、それよりも「短文でしっかり伝える」ことが念頭にあるのならば全く心配はありません。合格報告お待ちしていますよ。

  • 2025.02.24 14:54
  • たつじん

質問です。
国際競争力と輸出競争力はイコールでしょうか?輸出競争力についても「輸出競争力の低下」と使うべきでしょうか?
いつかの東大の過去問で、教学社の解答に自動車工業について「輸出競争力のある」と書いてあり疑問に思っていました。この場合は「世界で需要のある」とかにした方が良いのでしょうか?
よろしくお願いします。

  • 2025.02.22 07:12
  • ハッピーフルーツ

2020
A
(3)以前、重化学工業の発達した北部では賃金上昇などによる国際競争力の低下により雇用が減少した。現在、産業構造の転換によりサービス経済化が進み先端技術産業の発展により雇用が増大した。
B
(1) 三大都市圏では重化学工業が発達し工場立地により雇用が増大したため、地方圏から雇用と高収入を求めて人口移動が生じた。
(2)経済の国際化・情報化により諸機能の首都一極化が進み東京では転入超過。石油危機後の産業構造の転換に遅れた大阪圏では転出超過。自動車工業の発達する名古屋圏では変化が小さかった。

最後ですがよろしくお願いします。
本番では1文にするか、〜ため。で終わるかは字数と相談ですが、「30字=1トピック」これだけは金科玉条として意識して臨みます!!

  • 2025.02.21 19:18
  • ハッピーフルーツ

コメントフォーム

カレンダー

«2月»
      1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28  

ブログ内検索

フィード

スタディサプリスタディサプリ/たつじん地理

検索

ページの先頭へ