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2025.08.07
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2025年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第20回の分をこちらに投稿してください。
コメント
一本さんこんにちは。では添削いたします。
>2004年 第2問
設問A
(2)緑の革命が進み高収量品種が導入され土地生産性が向上。ドイモイ政策による市場主義経済の導入で農家の生産意欲が高まった。(58字)
問題ありません。さらに「政府による輸出用作物の生産の奨励」も言及できたかも知れませんね。
>(3)食生活の多様化で米の消費量が減る一方、食糧管理制度による保護で生産量は増えた。供給過剰となり食管会計赤字が深刻化した。(59字)
こちらとても上手な文章ですよ。構成に最大限の配慮をしながら回答する習慣をつけましょう。
厳密には「食生活の多様化で米の消費量が減る」と「食糧管理制度による保護で生産量は増えた」で2トピックでこれでおしまいでいいのですが、一本さんはこの2つのトピックを一つの文にまとめ、その後から結果となる事例を付け加えています。「赤字」まで言及しているのはとてもいいと思いますよ。
構成に関しては常に意識的であってください。無意識に文章を連ねてしまうのではなく、「自分は今どういったことについて述べているのか」をいつでも意識し、組み立てに細心の注意を払ってください。どういった問題が問われても「それなりの」答えに仕上げるために必要なテクニックは「知識の量」ではなく「いかに構成を意識的に行うか」なのです。
>設問B
(1)従来の分類では、大規模農家でも世帯に1人以上兼業従事者がいれば兼業農家になり、農業所得の少ない高齢者だけの小規模農家が専業農家になるなど、農業の実態を反映しなくなったため。(87字)
なるほど、こちらはうまくまとめていますね。とても上手です。合格圏です。もちろんこちらのような難問について本番でもこれほどスムーズに回答ができるかどうかはわからないところです。その際は前述のように「構成力」でごまかしてしまうのも一つの手です。確固たる知識を貫くだけではなく、柔軟に「それらしい」ことを書いて、それぞれの問題に対応してみましょう。
>(2)米作は機械化が進み農繁期が短く農作業負担が少ないため主業農家でなくとも生産可能。単価が低く米だけで生計を立てるのが困難。(60字)
こちらとてもいいですね。過不足なくキーワードが使えています。満点回答ですよ!
>夏の東大冠模試が続いています。予備校各社が予想を兼ねた問題作成をしている中で、東大地理の過去問30年間で一度も問われたことのない角度からの設問を見ることがあります。
何を言っているんですか(笑)過去に出ていない問題は「模擬」ではないし、そんな問題を「予想」している先生(予備校の模試とはいえ、問題を作っているのほ所詮は個人ですよ・笑)の力もたいしたことありませんよ。一本さんの方が東大過去問については十分に習熟しているのです。
いいですか?塾や予備校の使命は「受験生を不安にさせる」ことです。そうすれば塾や予備校に入塾してくれますし、たくさんの講座をとってくれます。つまり多額の「お金」を塾や予備校に落としてくれるのです。これをビジネスというのですよ。
一本さんはそんなカラクリに騙されてはいけません。全く「模擬」ではない「予想」問題を受けて、それを真面目に捉えるなんて実にアホらしいと思いませんか。
そもそも私なら模試も受けませんよ。模試に何の意味があるのですか?大学など共通テストの結果をみてから出願したらいいんですよ。っていうか、自分のハンドルネームを振り返ってみてください。自分で「東大一本」って言っているんでしょ(笑)。模試がどんな結果でも東大を受ける気持ちは変わらないんでしょ?模試なんて意味ないんですよ。そんなに「不安」になるならば模試は受けるのはやめたらどうでしょう?模試がどうなろうと「私は東大を一本に目指しているのだ」っていう気持ちは変化ないのですから、模試に何の意味があるのでしょう?
>そうした設問に試験中全く手が動かず、また試験後に解答解説を読んでも
いいですか?模試を受けることはとくに止めません。しかし「解説」は絶対に読まないように。不安になるだけです。何回も言いますが、自分で「東大一本」って言っているんですよ?模試なんか無視しなさい。共通テストでいい点を取り、そして過去問を通じ東大対策に専念しなさい。今後模試の話をしたら「波紋」にしますよ。東大を受けるレベルの受験生ならば、模試など気にする人はいませんよ。
>教科書には記載がない解説内容であることがほとんどです。こういった設問にどのように対応すればよいでしょうか?
だから「対応しなくていいい」んです。そもそも教科書に述べられている内容が出題されるわけでもない科目ですし(ケッペンの気候区分が問われないのがその証拠ですよね)、知識をやみくもに蓄えたところで得点にはなりにくいです。それより論述の経験値をあげましょうよ。こういったタイプの問題はこのように片付けて仕舞えばいいのだという回答パターンを増やし、どんなに不条理な問題であっても「それなりに」答える能力を上げるのです。
今後一切模試の話はしないでくださいね。受験生は模試を重要視しすぎです。あんなものどうでもいいのです。作っている私が言っているんですからそういうことなんです(笑)。一本さんが「東大一本」なのは決まっていることなんでしょう?模試の結果がどうであれ東大を受けるんでしょ?模試なんか本当にどうでもいいんです。
次回も期待しています。
- 2025.08.19 15:30
- たつじん
2004年 第2問
設問A
(2)緑の革命が進み高収量品種が導入され土地生産性が向上。ドイモイ政策による市場主義経済の導入で農家の生産意欲が高まった。(58字)
(3)食生活の多様化で米の消費量が減る一方、食糧管理制度による保護で生産量は増えた。供給過剰となり食管会計赤字が深刻化した。(59字)
設問B
(1)従来の分類では、大規模農家でも世帯に1人以上兼業従事者がいれば兼業農家になり、農業所得の少ない高齢者だけの小規模農家が専業農家になるなど、農業の実態を反映しなくなったため。(87字)
(2)米作は機械化が進み農繁期が短く農作業負担が少ないため主業農家でなくとも生産可能。単価が低く米だけで生計を立てるのが困難。(60字)
たつじん先生、今週もお題をありがとうごさいます。
夏の東大冠模試が続いています。予備校各社が予想を兼ねた問題作成をしている中で、東大地理の過去問30年間で一度も問われたことのない角度からの設問を見ることがあります。そうした設問に試験中全く手が動かず、また試験後に解答解説を読んでも教科書には記載がない解説内容であることがほとんどです。こういった設問にどのように対応すればよいでしょうか?
- 2025.08.14 08:18
- 東大一本
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