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2025.08.07
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2025年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第20回の分をこちらに投稿してください。
コメント
あずきさんこんにちは。では添削いたします。今回も上手に書けていますよ。
>2004-2A
(2) ドイモイ政策の一環の社会主義市場経済化で生産意欲が向上した。生産設備を近代化し高収量品種を導入する緑の革命が起こった。
ドイモイ政策に関する問題は他にも問われたことがありますよね。同じ問題ばっかり繰り返し問われているのです(笑)
>(3) 食の現代化で需要が縮小する一方食糧管理制度による保護の下生産が拡大した。こうした供給過剰で農業財政が悪化したため。
なるほど、前半の文に2つの事例を並べ(需要の縮小、生産の拡大)、その後の文でそれらを踏まえて生じる結果を示しています。常に「構成」を意識してください。自分がどのような構成に基づいて文章を書き進めているのか、自覚的であってくださいね。
>2004-2B
(1) 農家の高齢化のなか高齢者の小規模農業を「専業」と呼ばない分類が、また兼業化のなか杓子定規な分類となった家族構成に基づく分類に代わり実際の所得を反映する分類が、必要とされたこと。
これ、難しいですよね。他の問題とは違って単にキーワードを挙げていけばいい問題ではありません(逆に言えば、東大の問題のほとんどはキーワードさえ挙げれば得点できるということです)。自分なりの考えが述べられたらそれで十分ですし、十分に納得できる回答になっていますよ。
>(2) 米作は農繁期が短く機械化しているなど他品目に比して副業しやすい。土地生産性に限界があり副業は必要でもある。
なるほど、「土地生産性」という言い方は上手だと思います。あるいは「収益性」でも良かったかなと思います。米など穀物は価格が安いので、収益性が低いんですよね。
>B(1) では制度的な諸事情に考えが及ぶのを自制して、地理の論理から導けることを書くよう意識しましたが、結局文章面で行き詰まり密度が下がってしまいました。とはいえこうした問題では採点も緩いはずで、実践的には時間をかけすぎないことも必要ですね。
そうなのです。こちらの問題については他とコンセプトが異なっているのですが、あずきさんはそれにちゃんと気づいていますね。問題のタイプによってはシンプルに言葉を書き並べるものもあれば、こちらのようにある程度は自分の意思を文章化することが必要な場合もあります。文章化によって密度が下がってしまいますが、それは仕方ないことですよね。作問者の意図を想像することも大切です。
>実は某大学に通いながら、京都大学に行くために勉強しています。今後もどうぞよろしくお願いいたします。
あずきさん、そうだったのですか!京大の地理論述は東大に次いで簡単です。決して焦らないでください。11月までは東大対策に専念してください。そこで基礎をしっかり固めることが大切です。京大の過去問は12月になってから始めましょう。12月から1月にかけて10~20年分解いて、共通テストの後に再び解いて「回答を覚える」ことを意識しましょう。
また12月になってから京大対策は相談してくださいね。現状で全く問題ありませんよ。
次回も期待しています。
- 2025.08.12 14:16
- たつじん
2004-2A
(2) ドイモイ政策の一環の社会主義市場経済化で生産意欲が向上した。生産設備を近代化し高収量品種を導入する緑の革命が起こった。
(3) 食の現代化で需要が縮小する一方食糧管理制度による保護の下生産が拡大した。こうした供給過剰で農業財政が悪化したため。
2004-2B
(1) 農家の高齢化のなか高齢者の小規模農業を「専業」と呼ばない分類が、また兼業化のなか杓子定規な分類となった家族構成に基づく分類に代わり実際の所得を反映する分類が、必要とされたこと。
(2) 米作は農繁期が短く機械化しているなど他品目に比して副業しやすい。土地生産性に限界があり副業は必要でもある。
B(1) では制度的な諸事情に考えが及ぶのを自制して、地理の論理から導けることを書くよう意識しましたが、結局文章面で行き詰まり密度が下がってしまいました。とはいえこうした問題では採点も緩いはずで、実践的には時間をかけすぎないことも必要ですね。
実は某大学に通いながら、京都大学に行くために勉強しています。今後もどうぞよろしくお願いいたします。
- 2025.08.08 07:43
- あずきバー
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