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2025.09.04
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2025年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第24回の分をこちらに投稿してください。
コメント
トヤマさんこんにちは。では添削いたします。
>A⑴生活用水の確保などの利水。土砂災害防止などの治水。
いいですね。利水と治水という言葉が効いています。
>⑵川の上流と下流を移動する生態を持つ魚が減る。上流部で流れが止まり水質汚濁が起こり土砂が堆積する。下流への土砂流出量が減り波による砂浜海岸や三角州の侵食が進み海岸線が後退した。
なるほど、「流れが止まり」がちょっと極端な気がしましたが「ダム湖」のことでしょうか。ちょっと表現を工夫してほしかったところです。「ダム湖で」と一言書き添えるだけでも意味がわかりやすかったと思いますよ。
>B⑵プレートの狭まる境界に位置する火山フロントがある。
「火山フロント(火山前線)」については単に「火山」や「活火山」でも良かったと思いますよ(火山フロントを伴わない火山も一部には存在するので)。
また「プレートの狭まる境界」と「狭まる」に限定しない方が良かったと思います。「広がる」境界にも火山はありますよね(アイスランドなど)。
>⑶供給量が少なく、不安定で、設備にコストがかかる。持続可能なエネルギー源を用いるため枯渇の恐れがない。co2や硫黄酸化物の排出が少なく地球温暖化や大気汚染の対策となる。
「供給量が少なく」とも言い切れないとは思いますよ。「気候条件などに左右されるので供給量が不安定」程度の言い方が良かったかと思います。
また無理に「持続可能」も使う必要はなかったのでは?「持続可能」はサスティナブルの直訳であまり日本語としては使いにくいかと思います。「持続可能な開発」、「持続可能な農業」に限定して使ってみてはどうでしょう。「持続可能=環境保全」という意味と考えてください。個人的にはあまり使用をお勧めしない言葉です。思わぬ失点を食らうことがあるので、使用法に注意しましょうね。
>⑷帆船の移動や、干拓に用いる風車のための風力エネルギーの利用。製粉や紡績の動力源となる水車のための水力エネルギーの利用。
こちらはとてもいいですね。
>A2の土砂の堆積と流出が重複してしまい難しかったです。
こちら全く問題ありませんよ。重複が気になるなら、完全に文を分けて別個に述べればいいだけです。
>B2火山活動が活発な地域として火山フロントをあげてみましたが、ハワイなどホットスポットが含まれないので不適切でしょうか。
個人的には使わない言葉ですね。そもそも「フロント」で4文字もロスしてしまうので、わざわざ使う意味がないかと思います。
また同じく指摘していますが、プレートの「狭まる」と限定している方が気になります。「新期造山帯=プレートの狭まる境界」であり、従来の地形区分(安定陸塊、古期造山帯、新期造山帯)では広がる境界やホットスポットは新期造山帯に含まれないのです。現在の教科書の表記である「変動帯」ならばアイスランドやハワイも含まれます。ちょっと用法に注意してみてください。
次回も期待しています。
- 2025.09.13 14:09
 - たつじん
 
A⑴生活用水の確保などの利水。土砂災害防止などの治水。
⑵川の上流と下流を移動する生態を持つ魚が減る。上流部で流れが止まり水質汚濁が起こり土砂が堆積する。下流への土砂流出量が減り波による砂浜海岸や三角州の侵食が進み海岸線が後退した。
B⑵プレートの狭まる境界に位置する火山フロントがある。
⑶供給量が少なく、不安定で、設備にコストがかかる。持続可能なエネルギー源を用いるため枯渇の恐れがない。co2や硫黄酸化物の排出が少なく地球温暖化や大気汚染の対策となる。
⑷帆船の移動や、干拓に用いる風車のための風力エネルギーの利用。製粉や紡績の動力源となる水車のための水力エネルギーの利用。
A2の土砂の堆積と流出が重複してしまい難しかったです。
B2火山活動が活発な地域として火山フロントをあげてみましたが、ハワイなどホットスポットが含まれないので不適切でしょうか。
今週もよろしくお願いします。
- 2025.09.11 17:37
 - toyama
 
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