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2025.09.04
2305
2025年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第24回の分をこちらに投稿してください。
コメント
あずきさんこんにちは。では添削いたします。
>2004-3A
(1) 洪水防止 農業・生活用水の安定供給
いいですね。1行(30字)問題はこのようにキーワードだけ挙げる形がベストに思います。
>(2) 魚の往来が妨げられる、下流で養分が欠乏するなど生態系が影響を受ける。土砂が堰き止められるので上流で河床上昇、下流で河床低下、河口付近で海岸侵食を生じる。
なるほど、最初の文で上流と下流に共通する問題点を挙げ、2つ目の文の中で「上流」と「下流」の問題点に言及しているわけですね。上手な構成だと思いますよ。とても分かりやすいです。
>2004-3B
(2) 変動帯に位置して、電力消費地近くに活火山のあること。
「変動帯」と「活火山」がキーワードでしたね。適切な回答です。
>(3) 地球温暖化を招く二酸化炭素、酸性雨を生じる窒素酸化物を排出しない。自然の制約がなく枯渇しない。発電量が不安定、コストが高い、運転できる環境が限られるなどの理由で供給量が小さい。
十分な回答です。合格圏に思います。3つの用語が与えられているわけですが、それぞれ独立した文脈の中で使うことが適切ですよね。
>(4) 製粉のための水車・風車を介する水力・風力エネルギーの利用。干拓地の水をポンプで排出するための風力エネルギーの利用。
上手な回答です。一般常識も含む問題かと思いますが、特に難しいところはありませんよね。十分に合格圏です。
B(2)では、変動帯というスケールの大きい話を持ち出す必要のあることが、解説を見てから設問文を読みなおして「国々」とあることに気づくまで分らず、肝が冷えました。B(3)では「供給量」は「消費量」だということから当初これを「枯渇」と結びつけてしまいましたが、そういえば再生可能エネルギーの供給量(率)を伸ばすということがよく言われているのでした。
B(2)では、変動帯というスケールの大きい話を持ち出す必要のあることが、解説を見てから設問文を読みなおして「国々」とあることに気づくまで分らず、肝が冷えました。B(3)では「供給量」は「消費量」だということから当初これを「枯渇」と結びつけてしまいましたが、そういえば再生可能エネルギーの供給量(率)を伸ばすということがよく言われているのでした。
いや、あずきさんの考え方は正しいですよ。素晴らしい観点です。その通りなんですよ。「供給量」の捉え方は難しいです。場面によって使い分けないといけないかもしれません。
地理で「供給」という場合には「消費」のことを指します。一次エネルギー供給量、1人1日当たり供給熱量(栄養量)といった感じで。
ただ、一般的には「需要と供給」という言い方があるように、供給は「生産」を表すこともあります。消費と生産とでは全く反対の言葉ですが、この異なる概念が一つの言葉に集約されてしまっている点に
例えばこのような言葉の使い方になります。
「電力の供給量を自然エネルギーに依存することで、化石燃料の枯渇を防ぎ、地球温暖化の原因となる大気汚染物質の排出を減らすことができる」
こちらは「3行」の条件を満たしていないので模範回答ではありませんが、とりあえずこういった形で使えば「供給量=消費量」と解釈して書くことはできますよね。工夫してみてくださいね。
次回も期待しています。
- 2025.09.10 10:56
- たつじん
2004-3A
(1) 洪水防止 農業・生活用水の安定供給
(2) 魚の往来が妨げられる、下流で養分が欠乏するなど生態系が影響を受ける。土砂が堰き止められるので上流で河床上昇、下流で河床低下、河口付近で海岸侵食を生じる。
2004-3B
(2) 変動帯に位置して、電力消費地近くに活火山のあること。
(3) 地球温暖化を招く二酸化炭素、酸性雨を生じる窒素酸化物を排出しない。自然の制約がなく枯渇しない。発電量が不安定、コストが高い、運転できる環境が限られるなどの理由で供給量が小さい。
(4) 製粉のための水車・風車を介する水力・風力エネルギーの利用。干拓地の水をポンプで排出するための風力エネルギーの利用。
B(2)では、変動帯というスケールの大きい話を持ち出す必要のあることが、解説を見てから設問文を読みなおして「国々」とあることに気づくまで分らず、肝が冷えました。B(3)では「供給量」は「消費量」だということから当初これを「枯渇」と結びつけてしまいましたが、そういえば再生可能エネルギーの供給量(率)を伸ばすということがよく言われているのでした。
- 2025.09.06 15:05
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