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2025.10.09

2278

 2025年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第29回の分をこちらに投稿してください。

ハンドルネームは毎回固定にしてください。金曜日にお題発表し、翌週の木曜までに解答を投稿してください。夜は21時までを厳守です(21時を過ぎた分については添削しません)。遅くなってしまう場合は翌日の朝5時以降に投稿してください。
人数が増えるかもしれないので添削は簡易になります。ご了解ください。その代わり、みなさんの質問には答えますので、解答の後に「質問」がある場合はそれを添えてください。
対象は東大志望生以外でも構いません(ただし論述が問われる大学に限る)。東大以外の場合は志望校も書いておいてくださいね。参加資格は「最後まで投稿を継続すること」、この一点です。勉強を積み重ねていきましょう。
なお私はコメント数が奇数か偶数かで未回答・回答済みを確認しています。みなさんの投稿が終わった段階でコメント数が奇数になるようにしてください。基本的には1つの投稿だけになると思いますのでコメント数は「1」になるはずです。万が一、投稿を2回してしまった場合には(その場合にはコメント数は「2」となりますが)空コメントを一つ投稿し「3」としておいてください。「2」のままだと「回答済み」と勘違いしてしまうことになります。お手数ですがご注意くださいませ。

コメント


あずきさんこんにちは。では添削いたします。

>2014-3B
(1) トゥールーズの最終組立工場が、EU域内から航空機部品を購入し、域外へ航空機を出荷していること。

なるほど、「工場」が「購入」し、「出荷」しているという言い方になっていますね。どうなんでしょう?あくまで「国」を主語にした方がスムーズだったと思いますよ。

「国内に航空機の最終組立工場があるから。域内から部品を輸入するため輸入超。域外へと完成品を輸出するので輸出超。」

こういった構成はどうでしょう?最初に答えを言い切ってしまい、あとから説明を加えています。本問については「トゥールーズ」の都市名はとくに言及する必要はなかったですよね?おそらくトゥールーズという都市名が真っ先に頭に思い浮かんで、これを中心に論じることを考えてしまったのでは?

そうではなく、問題にダイレクトに答えてしまう方がベターに思います。つまり「国内に航空機の最終組立工場がある」であり、後からそれに付随する内容を付け加えたらいいのです。

>(2) 低賃金のスペインがECに加盟すると、経済水準の高い国に本社を構える有名ブランドが、国際競争力を維持するため、域内無関税のもと、工場をスペインに移転したこと。

なるほど、こちらもいろいろと頭に思い浮かんだ言葉を組み合わせて、とても工夫された文章になっていることがわかります。

でも、これも先ほどの問題と同様ですが、よりシンプルな組立にしてみてはどうでしょう。とくに「内外」の状況に触れるということですから「内」で一つ、「外」で一つの文に切ってみては?

内側はもちろんスペインの低賃金ですよね。
外側はEC加盟と域内の自由貿易です。

「内的状況としてスペインの低賃金労働力の利用がある。外的状況としてEC加盟による関税撤廃で外国から工場が進出しやすくなったことがある。」

こういうことですよね。なお、実はこの問題は3行制限(90字)だったんですよね(笑)上記の内容をふまえて、さらに文章を膨らませてみてはどうだったでしょう?

あずきさんの回答の作り方として、まず問題文を一読して、頭の中にそれに関連するキーワードがいくつか思い浮かぶのではないでしょうか。そして問題文の内容を忘れて、そのキーワードを軸として文章を仕上げてしまっているのではありませんか。

もちろんこれは悪いことではありません。むしろ多くのキーワードがいっぺんに頭に思い浮かぶのですから、あずきさんの知識の豊富さを証明するものでもあります。ただ、あくまでこれは「クエスチョン」であり、これには明確な「アンサー」があるのです。問題の意図をよく読み、それにダイレクトに答える形で回答を作ってみてはどうでしょうか。「クエスチョン→アンサー」の対応を軸に考えるのです。

>(3) ロシアからは原油・天然ガス、中国からは労働集約的な工業製品、日本からは知識集約的な工業製品を輸入している。

こちらはいいですね。まさにキーワードを並べる問題になっています。

>2014-3A
(2) 家族経営や中小企業による、とくに伝統工芸産業の工場が集積した。優れたデザインの高級な製品を多品種少量で展開した。

こちらいいですね。十分に合格圏の回答です。「伝統工芸」がちょっと気になるかもしれません。伝統工芸では民芸品のようなものを想像してしまうことになるでしょう。「伝統的な技術を生かした」などが適当でしょうか。

>(3) 教育水準が高く、高度人材を抱える。小人口で内需が小さく賃金水準も高いため多国籍企業に研究開発部門を任される。

「高度人材」という言葉はとても便利だと思います。この機会に使い方に慣れておきましょう。

>A(3) では多国籍企業に国際分業体制という言葉をつなげて字数を食ってしまったのですが、実際には企業というより各国の取組みにおいて意識されるものなのですね。

いいですね。その捉え方はとても正しいと思います。ただ、企業活動についても国家の支援や方策がおおいに反映されると思いませんか?例えば現在の日本においても五輪や万博などのイベント、リニアモーターカーのようなインフラ整備に財源を投下するより、教育によって高度人材を育成し(あるいは外国から研究者を迎え入れてもいいでしょう)ICT産業や知識産業の開発に投資をした方がいいとは思いませんか?

具体的にはペロブスカイト太陽電池などですが、これは日本が開発した技術ですが、耐久性に問題があり、完全実用化が難しい常用です。あるいはIPS細胞も日本が世界をリードしているはずですが、これにしても研究資金が十分ではないと言われています。私が総理大臣なら全ての財源をこちらに突っ込みますけどね(笑)日本の国家の姿勢がそういった先端産業を牽引する企業を支援するかたちになっていないのです。本当に日本って世界から取り残されていると思いませんか?

あずきさんたちにはそういった社会のしくみをドラスチックに改変してほしいのですよ!

では次回も期待しています。

  • 2025.10.15 16:30
  • たつじん

あら、あずきさんごめんなさい。他の方の添削をアップしてしまいました。後日あずきさんの添削をアップしますので、今しばらくお待ちくださいね。

  • 2025.10.13 14:51
  • たつじん

とうまつさんこんにちは。

>’14-3
A
(2)家族経営の伝統的な中小企業の分業ネットワークが集積している。デザイン性を重視した高付加価値の工芸品を製造している。

いいですね。東大でこのような「用語」の意味を問う問題は珍しいですが、教科書を再読し、気になる言葉については字数内でまとめられるよう練習しておくといいですね。

>(3)人口が少なく、高度人材を育てるために教育が充実している。国際競争力を高めたい多国籍企業によって高度人材が求められる。

これもうまいですね。「高度人材」を軸にして論を展開しています。今回の問題のキーワードは間違いなく「高度人材」でした。このようにポイントとなる語句を見定め、それを中心に論じていく形は論述問題の一つの典型パターンです。

>B
(1)フランス以外のEU諸国で輸送用機械部品を分業で製造する。フランスがそれらを輸入し組み立て、完成品を他地域へ輸出する。

これもいいですね。二つの文が「時系列」に沿って並んでいます。「●●をする→△△をする」といった形ですね。時系列パターンは論述の最もオーソドックスな形です。とても上手ですよ。

>(2)北アフリカから外国人労働者を受け入れている。無関税のEU域内では比較的賃金水準が低い。EU市場を狙う外資系自動車メーカーが労働集約的部門である組立工場をスペインに進出させている。

こちらもいいですね。ただスペインの場合は言語を同じくするラテンアメリカからの流入者が多い傾向にあります。移民の問題は現代日本においても最も熱く議論されている話題ですよね。移民受け入れについても考える機会としてください。

>(3)中国から労働集約型の工業製品を、ロシアから一次資源を、日本から付加価値の高い先端技術製品を大量輸入している。

構成が上手ですね。「一次資源」という言い方は一般的ではないので、「一次エネルギー」や「エネルギー資源」とするか「燃料資源」などとしてみてはどうでしょう。「一次」とは「自然界から直接取り出した」という意味ですが、とくに必須でもありません。

「中国から労働集約型工業製品、ロシアから原油などエネルギー資源、日本から付加価値の高い先端技術製品を輸入。」

このようにして意味のない箇所をカットして、得点になりえる言葉を用いて密度の高い回答を作ってみてはどうでしょう。

>B(2)は字数に余裕があったので、移民について入れてみました。

とてもいいですよ。とうまつさんのオリジナリティがあります。こうした試みはこれからもどしどし行いましょう。

>今回はどれも王道のネタだったので書きやすかったです。

工業は理論に基づくジャンルですからね。とうまつさんが地理を理論科目として捉えていることがわかります。地図帳好き、旅行好きの人では地理を理解できませんからね。

次回も期待しています。

  • 2025.10.13 14:50
  • たつじん

2014-3B
(1) トゥールーズの最終組立工場が、EU域内から航空機部品を購入し、域外へ航空機を出荷していること。
(2) 低賃金のスペインがECに加盟すると、経済水準の高い国に本社を構える有名ブランドが、国際競争力を維持するため、域内無関税のもと、工場をスペインに移転したこと。
(3) ロシアからは原油・天然ガス、中国からは労働集約的な工業製品、日本からは知識集約的な工業製品を輸入している。
2014-3A
(2) 家族経営や中小企業による、とくに伝統工芸産業の工場が集積した。優れたデザインの高級な製品を多品種少量で展開した。
(3) 教育水準が高く、高度人材を抱える。小人口で内需が小さく賃金水準も高いため多国籍企業に研究開発部門を任される。

A(3) では多国籍企業に国際分業体制という言葉をつなげて字数を食ってしまったのですが、実際には企業というより各国の取組みにおいて意識されるものなのですね。

  • 2025.10.13 05:32
  • あずきバー

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