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2025.10.09
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2025年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第29回の分をこちらに投稿してください。
コメント
上野さんこんにちは。
>B(1)域内からは国内で自動車や飛行機を組み立てるための部品を輸入。EU域外にその完成品を輸出することが多いため。
こちら問題ありません。いい回答です。
>B(2)西欧圏において賃金水準が比較的低く、有力な輸出品が少なかったが、当時のECに加盟し域内関税が撤廃されたことにより域内外から外国企業が進出し、大市場のEU向け生産が増えたため。
ちょっと文章が長くなっており、要旨が伝わりにくい印象です。いつものように短文に切ってみてくださいね。(1)のような書き方がベストですよ。上野さんの場合、文章はうまいのに、長文になるとちょっと要点がはっきりしないことがあり、ちょっともったいないですよ。
>B(3)中国からは労働集約型の工業製品、ロシアからはエネルギー資源、日本からは高付加価値の工業製品の輸入が多いため。
いいですね。問題ありません。ただ、こういった問題は「事例」のみを箇条書きにすればよく、とくに「~ため」を入れなくても大丈夫ですよ。
「中国から労働集約型の工業製品。ロシアから天然ガスや原油などエネルギー資源。日本から高付加価値の工業製品。」
こうすると「天然ガスや原油」という得点になりやすい語を入れることができます。得点にならないところ(「~から」など)を削って、具体的な言葉を入れた方が高得点に繋がりますよ。
>前回のアドバイス、ありがとうございました。勉強は所詮遊び、そう思いながら気負わず本番まで勉強を続けたいと思いました!
遊び心でいいんじゃないですか(笑)こちらの回答についてもいろいろ遊んでみたらいいんです。「どこか削れるところはないかな。その代わりにこういった言葉を入れたら得点が上がるんじゃないかな」っていろいろと考えるのはおもしろいと思いますよ。どうも上野さんは「文章」を書こうとする意識が強いように思うのです。
>多くなってしまい申し訳ないのですが各設問について質問です。
>まず(1)で、赤本と予備校で配布された再現答案の採点基準を参考にしたのですが、後者で「EU新規加盟国からの、もしくは低価格の自動車の輸入」というポイントに1点とあり、輸入相手か低価格の自動車であることに触れるのかと思ったのですが2トピックという観点で言えば、そこまで求められてはないと思い、外しましたがどうでしょうか。
まさに上野さんの観点で正しいと思いますよ。今回はASEANとEUとの比較を明確にすればいいので、EUが自由貿易が成立しており、相互で水平的な分業が行われている様子を強調するだけで十分です。無理に東欧の新規加盟国に触れる必要はないかと思いますよ。
(>2)では赤本の方に「比較的」という表現があり、私の答案では「比較的」という表現には比較の基準が必要なのではないかと思い「西欧圏において」という言葉を補いましたがそこは気にするポイントではないでしょうか。
興味深い観点ですね。おそらく「比較的」とは「複数のものを比較して」という意味ではなく、「絶対的」に対する語として用いられていますね。例えば東欧の1人当たりGNIは20000ドル/人程度です。これは「低い」と言ってしまって構いませんよね。西欧では40000~50000ドル/人ですからこれらは明らかに低い値です。
しかし世界平均で考えた場合、1人当たりGNIの平均値は10000ドル/人程度となります。もちろんこれは世界には発展途上地域の方が人口が多いため、全体として低い値となってしまうのです。
こうして考えてみると東欧って20000ドル/人なのですから、実は「高い」部類に属しますよね?先ほどは「低い」と言っておいて今度は「高い」って矛盾しませんか?
でもこれって全然矛盾じゃないですよね。あくまで東欧は「ヨーロッパの範囲内で」低いのであって世界基準で低いとは言っていません。東欧については「西欧より低い」ということを言外に含めているわけです。
でもこれをわざわざ言葉にするって面倒に思いませんか?東欧を登場させる時に「ヨーロッパの中では西ヨーロッパより」低いなんていちいち言っていたら字数がいくらあっても足りませんよね。その場合、「比較的」低いといえば簡単でしょ?
決して具体的に何かの対象と比較しているのではなく(それならば単なる比較であって、比較「的」ではありませんよね)、その集団内では「低い」ということを表していると解釈してください。絶対的には低いとは言い切れない場合もあります。
>(3)では、中国の「労働集約的」工業製品ということを明示する理由がよくわかりませんでした。低価格というイメージと結びつくからでしょうか。そこを削って衣類、家電などと具体的な製品名を書くことも考えましたが、やはり具体より抽象を優先した方がいいと思い答案を書きました。考え方として問題ないでしょうか。
こちらは比較してください(笑)。「労働集約」と比較される対象、それは「資本集約」ですよね。資本集約は巨大な資本を投下して成り立つ工業であり、高い技術力が必要な場合もあります。鉄鋼業や石油化学工業で「先進国」で維持されやすい工業種です。日本でも鉄鋼生産やプラスチックの生産は行われています。
これに対し労働集約は労働力に依存する割合が高く、労働コストの低い国に立地する優位性があります。中国に盛んに進出し、そして製品を再度先進国へと送り返している(輸出)している工業種となります。どうしても書き入れないといけないという言葉ではないでしょうが、「私は工業の種類がしっかりと意識できているのだ」ということをアピールする材料として、回答の中に含めるのは良いテクニックの一つに思いますよ。
「労働集約的」工業は「衣類」や「電気製品」ですよね。
(1)「中国からは工業製品を、ロシアからはエネルギー資源を、日本から高付加価値の工業製品などを中心に盛んに輸入しているから。」
(2)「中国から繊維や機械など労働集約型工業製品、ロシアから天然ガスや原油など燃料資源、日本から精密機械など高付加価値の工業製品。」
どうでしょうか?ほとんど字数に違いがないのに、どちらが高得点を取れる回答かわかりますよね?不要な部分を全てカットし、とにかく「得点につながる言葉」を含めていくのです。それは「具体的な事例」かもしれませんし「(労働集約のような)地理を理解していることをアピールできる用語」かもしれません。
とにかく地理論述は小論文や自由作文ではないのです。単に高得点をとるための「答え」なんです。このように割り切ったら、悩むことなく楽しく回答をつくることができるのではないでしょうか。
次回も期待しています。
- 2025.10.13 15:48
- たつじん
B(1)域内からは国内で自動車や飛行機を組み立てるための部品を輸入。EU域外にその完成品を輸出することが多いため。
B(2)西欧圏において賃金水準が比較的低く、有力な輸出品が少なかったが、当時のECに加盟し域内関税が撤廃されたことにより域内外から外国企業が進出し、大市場のEU向け生産が増えたため。
B(3)中国からは労働集約型の工業製品、ロシアからはエネルギー資源、日本からは高付加価値の工業製品の輸入が多いため。
よろしくお願いします。前回のアドバイス、ありがとうございました。勉強は所詮遊び、そう思いながら気負わず本番まで勉強を続けたいと思いました!
多くなってしまい申し訳ないのですが各設問について質問です。
まず(1)で、赤本と予備校で配布された再現答案の採点基準を参考にしたのですが、後者で「EU新規加盟国からの、もしくは低価格の自動車の輸入」というポイントに1点とあり、輸入相手か低価格の自動車であることに触れるのかと思ったのですが2トピックという観点で言えば、そこまで求められてはないと思い、外しましたがどうでしょうか。
(2)では赤本の方に「比較的」という表現があり、私の答案では「比較的」という表現には比較の基準が必要なのではないかと思い「西欧圏において」という言葉を補いましたがそこは気にするポイントではないでしょうか。
(3)では、中国の「労働集約的」工業製品ということを明示する理由がよくわかりませんでした。低価格というイメージと結びつくからでしょうか。そこを削って衣類、家電などと具体的な製品名を書くことも考えましたが、やはり具体より抽象を優先した方がいいと思い答案を書きました。考え方として問題ないでしょうか。
- 2025.10.09 17:39
- 上野柊吾
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