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2026.01.08
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2025年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第42回の分をこちらに投稿してください。
コメント
めぐこさんこんにちは。では添削いたします。
>2023 第1問 設問A
A(1)大航海時代以降、西欧人の世界進出が加速した。新大陸に牛等を持ち込み、新大陸原産のジャガイモ等を世界中に広めたため。
>↑内容が薄いでしょうか?
「植民地」というキーワードがなかったと思いますよ。また後半に文章が「上手すぎる」印象です。論述問題は文章を書く必要がなく、単にキーワードを書き並べるだけでいいのです。無機質な文章というか。
また本問は「理由」を聞いているわけではないですよね?「~ため」は不要ではないでしょうか?そもそも東大論述では理由を問うている時ですらこういった「無駄な言葉」は排さないと主題が入れられないケースが多いです。
めぐこさんも回答を作っている間に「上手な文章」であったり、こういった接続的・修辞的表現が気づかないうちに入ってしまった場合には「字数を無駄にしているのではないか」と疑ってください。
報告書を書くイメージで箇条書きスタイルを徹底してほしいのです。
「大航海時代以降西欧人による植民地化が進み交流が活発化。旧大陸から新大陸へコーヒーや牛、逆方向にジャガイモやトウモロコシが伝播。」
このように得点箇所を増やす回答が好ましいと思います。動物と植物の例を1つずつ以上挙げていますが、とくに減点にはならないかと思いますよ。
>(2)イギリスに始まった産業革命が進行し蒸気機関等が発明された。主な原料の石炭燃焼時に出る炭素微粒子が増加した。
↑この問題の解答は非常に迷ったのですが、東進や敬天塾の模範解答いずれも「二酸化炭素が増加したため」となっていて、たつじん先生が動画でもお話されていましたが「大気中の二酸化炭素が地表に落ちることよりも、やっぱり遺骸や木片とかに付着する煤などの量じゃないか?」と思い、いろいろ調べてみましたが、よくわかなかったです(苦笑)
これ、よくわからないですよね(笑)たしかに多くの模範解答が「二酸化炭素」と説明しているのですが、「それホンマか???」って思ってしまうのです。
とくに本問の意図を考えるに、そういった事象が局地的に生じたことが説明されています。「全地球的に同時期に起こったわけではない」のです。そうなると煤が第一候補になりませんか?
仮に「二酸化炭素」の増加だったとしたら、それは気体ですから全地球的に広がるはずです。たとえイギリスの一地方で生じた二酸化炭素でも地球の広い範囲にそれは拡大し、「全地球的」にその痕跡が生じるのではないでしょうか(というか、そもそもどういった痕跡かわからないのですが)。
そうではなく「煤」という固体だからこそその広がった地域は限定的であり、せいぜいイギリス国内に止まっているのでは?やがて世界各地で産業革命が生じ、その都度その地域で煤を含んだ地層が確認されているという形こそ適当ではないでしょうか?
おそらく「二酸化炭素」は間違いですよ(笑)「煤」でいいかと思います。
>地学の教科書にもある放射性炭素法もありますが、あれは年代を特定できても二酸化炭素濃度を調べるわけではないんですよね。生物の教科書にも「南極の氷に閉じ込められた過去200年の大気を調べた結果、二酸化炭素濃度が産業革命以降急激に増加した」とありますが、地理の教科書にはそこまで記載がない。
こういう設問は無難に解答できればいいでしょうか。
詳細な説明ありがとうございます。やはりそうですよね。二酸化炭素ならば「全地球的」になるはずなんですよ。本問はあえて「全地球的に同時期に起こったわけではない」と強調しているのですから、広がりが狭い範囲に限定される「煤」こそが適当な解となるように思います。
めぐこさんの見識には頭が下がります。地理はまさに「理科」との融合科目であることがわかりますよね。東大の地理に対する認識は極めて「理系的」な側面が強調されたものなのだと思います。
>(3)冷戦体制で、各国による核開発や核実験が行われたため。
いいですね。「核実験」という言葉が入るのがいいかと思います。「各国」に具体的な例(「米ソなどの国々」)を入れてもよかったでしょう。
>(5)使い捨て容器等のゴミが海に流出し、海洋生物に悪影響を及ぼす。製造や焼却時にCO2が発生し、地球温暖化を加速させる。
こちらも問題ないかと思います。マイクロプラスチックに関する問題は今後も問われそうですのでまとめておくといいですね。
>設問B
>B(1)メタンガス 米
>(2)Bでは雨季に米を、乾季に小麦を栽培している。地力回復や害虫駆除等の目的で、雨季直前と乾季直前に野焼きをしているため。
野焼きは難しいですね。本番でこのような知らないことが問われた場合にはとりあえず「間違ってはいない」ことを述べて、部分点を狙う意識でいいかと思います。
>(3)インド北部の大都市で産業活動や自動車等から汚染物質が発生。それが夏の南西からの季節風でC地域まで運ばれるため。
こちらも問題ないでしょう。季節風について記述できていれば十分かと思いますよ。
>たつじん先生、ご無沙汰しております。
共通テストも終わったので再開いたします!
ありがとうございます。私も共通テストが終わり一週間ほどは力が全く入りませんでしたが、仕事を再開しています。ただ、2月の序盤は私大対策に時間を取られ、国公立対策は2週目以降になるかと思います。添削回答もやや遅れるかもしれませんが、できる範囲で投稿を続けてもらえると嬉しいです。
>2次に向けて切り替えて、、と思ったら、設問Aのリード文の「イリジウム」の話がちょうど地学基礎の問題で出てきてた(そして私は間違えた)ので。。。。
思い出してしまいました!くやしいいい
これ、大事ですね。上でも述べましたが、地理は実は理科の基本的な知識や思考がベースになる科目なのかもしれませんね。
これはちょっと余談ですが、先ほどスレッズに「ブラタモリを見ていたら地理は歴史と融合するべきだと思った」というコメントが流れてきて、私はちょっと疑問に思ってしまいました。そもそもブラタモリという番組には興味もないのですが(笑)博学なタモリさんのことですからあれこれと知識を伝えているのではないかと想像するわけで、そういった「知識重視」のコンセプトはそもそも学問としての地理とは相反するものですよね。もちろん歴史とも交わるところはありません。
地理こそ理科や数学(数字のセンス)が重要な科目であり、決して蘊蓄を披露するような浅い学問ではないと私は思っているのです。めぐこさんの理科に論拠を求める姿勢には大変感嘆いたしますし、大学に入ってからもそういった姿勢を忘れないでいてほしいかと思っています。
>第43回分と44回も近日中に提出します。
オープン添削は全部で51回あります。今後はお題発表のペースを早めようと思っています。できる範囲で構いませんので、自分のペースに合わせ解いてみてくださいね。
次回も期待しています。
- 2026.02.11 16:28
- たつじん
2023 第1問 設問A
A(1)大航海時代以降、西欧人の世界進出が加速した。新大陸に牛等を持ち込み、新大陸原産のジャガイモ等を世界中に広めたため。
↑内容が薄いでしょうか?
(2)イギリスに始まった産業革命が進行し蒸気機関等が発明された。主な原料の石炭燃焼時に出る炭素微粒子が増加した。
↑この問題の解答は非常に迷ったのですが、東進や敬天塾の模範解答いずれも「二酸化炭素が増加したため」となっていて、たつじん先生が動画でもお話されていましたが「大気中の二酸化炭素が地表に落ちることよりも、やっぱり遺骸や木片とかに付着する煤などの量じゃないか?」と思い、いろいろ調べてみましたが、よくわかなかったです(苦笑)
地学の教科書にもある放射性炭素法もありますが、あれは年代を特定できても二酸化炭素濃度を調べるわけではないんですよね。生物の教科書にも「南極の氷に閉じ込められた過去200年の大気を調べた結果、二酸化炭素濃度が産業革命以降急激に増加した」とありますが、地理の教科書にはそこまで記載がない。
こういう設問は無難に解答できればいいでしょうか。
(3)冷戦体制で、各国による核開発や核実験が行われたため。
(5)使い捨て容器等のゴミが海に流出し、海洋生物に悪影響を及ぼす。製造や焼却時にCO2が発生し、地球温暖化を加速させる。
設問B
B(1)メタンガス 米
(2)Bでは雨季に米を、乾季に小麦を栽培している。地力回復や害虫駆除等の目的で、雨季直前と乾季直前に野焼きをしているため。
(3)インド北部の大都市で産業活動や自動車等から汚染物質が発生。それが夏の南西からの季節風でC地域まで運ばれるため。
たつじん先生、ご無沙汰しております。
共通テストも終わったので再開いたします!
2次に向けて切り替えて、、と思ったら、設問Aのリード文の「イリジウム」の話がちょうど地学基礎の問題で出てきてた(そして私は間違えた)ので。。。。
思い出してしまいました!くやしいいい
第43回分と44回も近日中に提出します。
よろしくお願いいたします。
- 2026.01.26 16:19
- めぐこ
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