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2026.01.18
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2025年度たつじんオープン添削投稿フォームになります。第43回の分をこちらに投稿してください。
コメント
一本さんこんにちは。では添削いたします。
>2023年度 第3問
>設問A
>(2)針葉樹林が尾根や山腹に広がり、荒れ地が谷に分布する。
いいですね。東大の地形図問題は主観を入れず、客観的に見たままを答えることが大事ですね。
>(3)多量の降雨により土石流が生じ、谷筋の植生が失われ荒れ地となり土壌の保水力が低下した。さらなる土砂災害と下流での被害規模拡大を防ぐため、住宅地から上流側の谷に砂防ダムを建設した。
なるほど、「保水力」に注目した点はすばらしいですね!興味深い観点かと思います。
ただ、ちょっとだけ気になるのは(そんなことはないかと思いますが)もしかして「砂防ダム」について「水」を蓄えるものと勘違いしているのではないかと懸念してしまう点です。
「保水力の低下」→「雨が降った際には水が地面に吸収されずそのまま下流側に流れる」→「下流側へ水害が及ばないように砂防ダムで水を堰き止める」
こういったようにも読めてしまうのですね。もちろん一本さんにその意図はないでしょうし、現状でも十分に合格圏の回答ですが、今後も砂防ダムが問われることはあるかもしれませんので、これを機会に砂防ダムについていろいろ調べておいてください。
>(4)産業の発達により都市部で宅地化が進み住宅用地が不足する中、交通網整備の進展で地価の低いこの地域の利便性が増したため。
こちらも十分な回答です。「なぜこうなったのか」という問い方ではなく、「理由として考えられることを述べよ」なのですから、無理に「〜ため」という文末にしなくても良かったと思いますよ。「〜から」や「〜ため」にこだわってしまって、文章が書くにくかった経験ってありませんか?みなさん、現代文でこういった形式にこだわった書き方ばかり指導されているので、どうしてもこうなっちゃうんですよね。地理では形式は全く関係ありません。(当たり前ですが)内容が大切です。
産業の発達で都市へと人口が流入。住宅地不足が生じる。交通網整備で利便性の増した山間部や傾斜地の地価の安い地域へも住宅地が拡大。
ちょっと字数調整はしていませんが(ちょっとオーバーしているかな?)こういった書き方はどうでしょう?「人口増加」や「山間部・傾斜地」といったキーワードを付記しています。より論理的と思いませんか?
>設問B
(2)豪雪地帯の北海道では落雪時や雪下ろし時の事故を防ぐため。台風が頻繁に通過する沖縄では強風による家屋被害を防ぐため。
いいですね。後半の沖縄についてはよくわからなかったと思いますが、とりあえず部分点が狙えれば十分です。ちなみにこちらの問題では「理由を述べよ」になっていますよね。(4)では「理由として考えられることを述べよ」になっています。こういった不統一性はどうなんでしょうね?出題者側もあまり意識していないのでしょうが、とりあえず答え方についても「から」、「ので」を使ってもいいし、そうでなくても構わないということなのかなとは思っています。
>(3)地方からの人口流入に伴い大都市圏では住宅需要が増加し地価が上昇。中心部の再開発に伴い非木造の高層集合住宅の建設が増加。
こちらも書きにくかった問題なのではないでしょうか。内容的には難しくなかったとは思いますが、当たり前のことを当たり前に書ききってくださいね。
>(4)大都市圏では若年層単身者や核家族、独居高齢者など世帯規模の小さい住宅が増加。地方圏では若年層が流出し高齢化が進んだことで施設入居者や子との同居が増え、独居者死亡後の空き家も増加。
「地方圏」が必須ワードとなっていますので、これと対照する考え方として「大都市圏」があります。両者を対比的に示している点がとてもいいですね。
前半も後半もキーワードが多く用いられており(若年層単身者、核家族、独居高齢者、施設入居者、子との同居、独居者死亡)とても興味深い回答になっています。
次回も期待しています。
- 2026.02.11 11:22
- たつじん
2023年度 第3問
設問A
(2)針葉樹林が尾根や山腹に広がり、荒れ地が谷に分布する。
(3)多量の降雨により土石流が生じ、谷筋の植生が失われ荒れ地となり土壌の保水力が低下した。さらなる土砂災害と下流での被害規模拡大を防ぐため、住宅地から上流側の谷に砂防ダムを建設した。
(4)産業の発達により都市部で宅地化が進み住宅用地が不足する中、交通網整備の進展で地価の低いこの地域の利便性が増したため。
設問B
(2)豪雪地帯の北海道では落雪時や雪下ろし時の事故を防ぐため。台風が頻繁に通過する沖縄では強風による家屋被害を防ぐため。
(3)地方からの人口流入に伴い大都市圏では住宅需要が増加し地価が上昇。中心部の再開発に伴い非木造の高層集合住宅の建設が増加。
(4)大都市圏では若年層単身者や核家族、独居高齢者など世帯規模の小さい住宅が増加。地方圏では若年層が流出し高齢化が進んだことで施設入居者や子との同居が増え、独居者死亡後の空き家も増加。
たつじん先生、今週もお題をありがとうございます。
- 2026.01.21 11:24
- 東大一本
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