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2021.10.13
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すでにお申し込みされている添削メンバーの方のみ投稿ください(メンバー募集は4月で終わっています。追加募集の予定はありません)。最低、月に1回の投稿がノルマです。これが無き場合は登録取り消しになりますので、ご注意ください。
コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。こちらのフォームが他の投稿者によって既に使用されている場合は、他のフォーム(未使用)をご利用ください。投稿後、1週間を目処に添削回答いたします。もし1週間たっても回答がない場合、私が見落としている可能性があります。その際は他のフォームに再投稿していただけますでしょうか。お手数ですが、よろしくお願いいたします。(従来のDMによるお問い合わせは取りやめといたしました。ご理解くださいませ)
コメント
では添削いたします。
>東大2012年度 第1問
>添削お願いします!
こちらの問題はスタディサプリ地理論述編・第5講でも扱っていますので、詳しくはそちらをご覧ください。添削は簡単なものになりますが、ご容赦くださいませ。
>設問A
>(1)
北緯50度付近なので、西側は偏西風の影響で気温が高い。逆に東側は影響が弱く気温が低い。Cは高原に位置。冷え込みが大きい。
(60字)
いいですね。Cは「内陸」でも良かったとは思いますが、もちろん「高原」でもいいでしょう、
>(2)
S湖は断層湖で深い。製紙業の排水で人為的水質汚染。T湖周辺は砂漠気候。塩湖で水深が浅い。綿花栽培の過灌漑で水位の低下。
(60字)
過灌漑がちょっと気になりますね。「流入河川からの過剰な取水」としてみてはいかがでしょう。ただ、字数を消費することになりますので、残る部分でうまく調整してみてください。
過灌漑は土壌塩類化の原因となるものです。
>水質汚濁と水質汚染ってどっちが適切なのでしょう…
「水質汚濁」の方が適切とは思いますよ。大気汚染に対し水質汚濁です。こういった細かい言い回しに注意できている点は素晴らしいと思います。こういった質問も大歓迎ですので、どんどん寄せてくださいね。
>設問B
>(2)
>リーマンショックで全国的に失業率が上昇。影響は五大湖周辺の重工業地帯で大きく、農業地帯では小さい。要因は産業構造の違い。
(60字)
なるほど、これはうまいですね。工業地域と農業地域との対比が本問の最大のポイントだったと思います。その点をうまくクリアしていますね。
ちょっと気になったところがあったので、書き直してみました。
「リーマンショックで全国的に失業率が上昇。影響は五大湖周辺の重工業地帯で大きく小麦地帯など農業を基盤とする地域では小さい。」(60字)
「要因は産業構造の違い」とありますが、すでに「重工業」と「農業」の違いについて触れているので、内容が重複している印象です。また、重工業地帯については「五大湖周辺」と場所が特定されているのに、農業地帯にはありませんね。ノースダコタ(春小麦)やカンザス(冬小麦)などを例にあげ、小麦地帯としてみてはどうでしょう。「西経100度に沿う」や「グレートプレーンズ」などの言い方もできたかもしれません。
>(3)
第1期では、A〜Cでは被雇用者減少に対し、D〜Iでは被雇用者増加。要因は重工業の衰退とサンベルトの成長に伴う人口移動。第2期では被雇用者自体の減少。要因は金融・サービス業の成長。
(90字)
これもうまいですね。とてもわかりやすいです。小説や随筆などの「文章」を書こうとせず、あくまで事実だけを挙げ連ねた「レポート」を書こうとしている点に好感がもてます。おそらく、このレベルでこの問題の解答を書ける受験生はいないと思います。採点者も感心するのではないでしょうか。
統計を分析してみましょう。
まず第1期。
A(変化なし)
B(低下)
C(やや低下)
D(変化なし)
E(やや上昇)
F(変化なし)
G(やや上昇)
H(変化なし)
I(やや上昇)
こういった形でしょうか。BとCでの低下、E、G、Iでの上昇が明確です。
北東部や五大湖沿岸の旧来の工業地域(鉄鋼業や自動車工業など重工業が発達)で低下しています。サンベルトである南部、そして太平洋岸で上昇しており、こちらは知識産業の発達が見られる地域です。
では第2期について見てみましょう。
A(やや低下)
B(低下)
C(変化なし)
D(やや上昇)
E(変化なし)
F(変化なし)
G(やや上昇)
H(やや上昇)
I(変化なし)
なるほど、Iにおける上昇の度合いが低下した程度でしょうか。あまり第1期と大きな違いはないようです。
よって、こちらは「実数」に注目しましょう。アメリカ合衆国は比較的人口増加率の高い国であり、労働者の数も増えているはずです。しかし、第2期は「18950」から「12781」へと極端に数が減っています。こちらについて論じたらいいのではないでしょうか。
与えられている文字数制限は90字です。二つのトピックについて書くのですから、45×2が目安ですね。
「第1期。重工業の衰退により北東部や五大湖沿岸で数値が低下。知識産業の発展によりサンベルトや太平洋側で数値が上昇。第2期。製造業被雇用者数が大きく減少。産業構造の変化が顕著。」
このような文章にしてみました。第1期では製造業の範囲内における業種変化(重工業→知識産業)を、地域の違い(北東部など、サンベルトなど)に関連付けて論じました。第2期では全体の被雇用者数について言及しています。文字数が限られているため。「産業構造の変化」という言葉のみで片付けています。
もちろん「金融・サービス業の成長」も適切です。第2次産業から第3次産業への転換が先進国ではみられます。第3次産業の成長が第2次産業の停滞につながるわけですね。
全体的にとても良かったと思いますよ。さらに演習を続けましょう。
- 2021.10.16 22:44
- たつじん
東大2012年度 第1問
添削お願いします!
設問A
(1)
北緯50度付近なので、西側は偏西風の影響で気温が高い。逆に東側は影響が弱く気温が低い。Cは高原に位置。冷え込みが大きい。
(60字)
(2)
S湖は断層湖で深い。製紙業の排水で人為的水質汚染。T湖周辺は砂漠気候。塩湖で水深が浅い。綿花栽培の過灌漑で水位の低下。
(60字)
水質汚濁と水質汚染ってどっちが適切なのでしょう…
設問B
(2)
リーマンショックで全国的に失業率が上昇。影響は五大湖周辺の重工業地帯で大きく、農業地帯では小さい。要因は産業構造の違い。
(60字)
(3)
第1期では、A〜Cでは被雇用者減少に対し、D〜Iでは被雇用者増加。要因は重工業の衰退とサンベルトの成長に伴う人口移動。第2期では被雇用者自体の減少。要因は金融・サービス業の成長。
(90字)
- 2021.10.13 15:38
- つかのま
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