ブログ
2021.12.15
626
すでにお申し込みされている添削メンバーの方のみ投稿ください(メンバー募集は4月で終わっています。追加募集の予定はありません)。最低、月に1回の投稿がノルマです。これが無き場合は登録取り消しになりますので、ご注意ください。
コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。こちらのフォームが他の投稿者によって既に使用されている場合は、他のフォーム(未使用)をご利用ください。投稿後、1週間を目処に添削回答いたします。もし1週間たっても回答がない場合、私が見落としている可能性があります。その際は他のフォームに再投稿していただけますでしょうか。お手数ですが、よろしくお願いいたします。(従来のDMによるお問い合わせは取りやめといたしました。ご理解くださいませ)
コメント
東大2011年度 第3問
添削よろしくお願いします!
>設問A
>(1)
戦争から帰還した兵士が家庭に戻り、出生率が上昇。この時期に生まれた多くの子供世代が成長し結婚適齢期になったから。
(57字)
なるほど、おもしろい書き方ですね。もちろんこちらで正解と思いますよ。ただ、厳密にいえば、「戦争から帰還した兵士」だけでなく、そもそも社会的に安定したからこそ子どもをもうける余裕ができたわけで、ここはシンプルに「終戦直後のベビーブーム」という言い方で十分だったと思いますよ。出生率の上昇には複合的な要因があります。
ただ、「結婚適齢期」など、言葉の使い方が独特で、とてもおもしろい解答かと思います。十分合格圏です。
時系列に沿って、2文に分けているのもとてもいい構成かと思います。最初の文が「終戦直後、2つめの文が「それから20〜30年後」と時系列に沿っています。
私はこのように書いています。字数が十分でないので、もうちょっと工夫が必要だったかも知れません。
「太平洋戦争直後のベビーブーム世代が結婚し子供をもうける時期に当たり、出生率が上がった。」(43字)
「戦争」を「太平洋戦争」にしています。また終戦直後に出生数が急増したことをベビーブームといい、彼らをベビーブーマーと言いますが、これと関連させて「ベビーブーム世代」としてみました。さらに、「出生率が高い」ことを、このベビーブーム世代ではなく、70年代生まれの「第二次ベビーブーム世代」の説明に用いてみました。
内容に比べ字数制限が緩い問題ですので、自由度が高いですね。
>(2)
医療福祉の向上と、戦争終結による死亡者数の減少。
(25字)
時期的に戦争は関係ないですね。それより「死亡数が変化しない」とはどういうことか考えてみてください。病気や栄養不良などが原因で若い年代のうちに亡くなる人が減ったということです。つまり平均寿命が伸びたということですね。これについても複合的な要因がありますので、それらを箇条書きスタイルで挙げることが必要です。
「衛生環境の改善、食料事情の良化、医療の発達などが理由。」(27字)
いかがでしょうか。衛生環境、栄養状態、医療が3本柱です。参考にしてくださいね。
>(3)
中枢都市圏であり、若年層の社会移動が著しい。若年層流入が大きいと老年人口割合と死亡率が減少。出生数も自ずと上がるから。
(60字)
なるほど、これもおもしろい文章です。つかのまさんは、自分の言葉で自分の考えを伝えるのがうまいですね。言いたいことはとてもよくわかりますし、内容も適切です。合格圏と思いますよ。
ただ、「中枢都市圏」については「大都市圏」という言い方の方が良かったでしょう。意味はわからないでもないのですが、「中枢都市圏」という言い方は存在しません。東京、名古屋、京阪神の「大都市圏」を具体的に挙げるべきです。中枢については、たとえば「地方中枢都市」といったような言い方はしますが(福岡や札幌ですよね)、中枢都市圏という言い方はしないと思いますよ。
気になるのは「率」と「割合」が併記してあることですね。どちらかに統一した方がいいでしょう(意味は同じですから)。また、率や割合の場合は「上昇・低下」ですので、「減少」では不適切になります。ここは「低下」でしょう。逆に「出生数」」なら「上がる」ではなく、「増える」です。こういった統計に関する言葉の用い方にも慎重になってくださいね。
私はこのように書いてみました。やはり「大都市圏」がポイントになっています。
「大都市圏に位置。経済活動が活発で社会増加率が高い。若年層の流入で出生率が上昇。老年人口率が下がり死亡率も低下。」(55字)
まず、(福岡を除いた)表中の都道府県の特徴として「大都市圏」と言い切っています。さらに人口が流入し「社会増加率が高い」ことを述べ、字数に余裕があるのでその理由として「経済活動が活発」と書き添えています。
後半では自然増加の説明がメインです。社会増加に引っ張られて自然増加が変化しますね。まず「出生率」の高まりを述べ、ラストに「死亡率」が下がったことを付け加えています。
つかのまさんの場合、文章表現力があるので、あとは「地理的な言い回し」を身につければ完璧になると思いますよ。演習量を増やしていきましょう。
- 2021.12.22 00:47
- たつじん
東大2011年度 第3問
添削よろしくお願いします!
設問A
(1)
戦争から帰還した兵士が家庭に戻り、出生率が上昇。この時期に生まれた多くの子供世代が成長し結婚適齢期になったから。
(57字)
(2)
医療福祉の向上と、戦争終結による死亡者数の減少。
(25字)
(3)
中枢都市圏であり、若年層の社会移動が著しい。若年層流入が大きいと老年人口割合と死亡率が減少。出生数も自ずと上がるから。
(60字)
- 2021.12.21 17:51
- つかのま
- 625
- main
- 627