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2022.12.02
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フォーム1321に「お題」を出します(12/2)。翌日の朝5時以降、その問題の「解答」をこちらに投稿してください(夜は21時までを厳守してください)。1つのフォームにつき、1人の投稿までです。フォームは1322から1330まで用意してあります。必ず「お名前」の欄に自分の名前(ペンネーム)を入れ投稿してください、そのネームについては年間を通じて同じものを使用してください。翌週末までに添削回答いたします。
コメント
では添削いたします。
>2014年第2問
>A
>(1)英語圏で金融・経済の結び付きが強い前者とは商用通話が、自治領で出稼ぎ労働者が多い後者とは家族・知人間通話が多いため。
うまいですね。前半と後半が完全に独立した内容になっています。「商用通話」や「家族・知人間通話」といったように「通話」を意識している点がとてもいいと思いますよ。問題文の内容をきちんと把握していることがわかります。
>(2)印には英語話者や理系技術者が多く、半日の時差を利用した24時間体制の、ICT開発・コールセンター利用が増加している為。
こちらもいいですね。「英語話者」や「理系技術者」という言い方が気に入りました。短い文字数「詰め込む」ことは、字数制限の厳しい東大入試では非常に大切なことになります。
>(4)回線敷設などインフラ整備が遅れ、国民間の経済格差が大きく通信機器が普及せず。国際通話を利用する富裕層の数も少ない。
なるほど、「富裕層」を主語にしたわけですね。これはおもしろいアプローチだと思いますよ。逆に「貧困層」を主語にするパターンもありますよね。たとえば、「貧困層の間には通信機器が普及せず、彼らは国際通話を利用する機会も少ない」とすれば、ナメコさんが「国民間の経済格差が大きく通信機器が普及せず。国際通話を利用する富裕層の数も少ない。」と、2つに分けて説明する部分を一つにまとめることもできますよね。
国レベルの話・・・「回線敷設などインフラ整備が遅れ」
個人レベルの話・・・「貧困層の間には通信機器が普及せず、彼らは国際通話を利用する機会も少ない」
このように「国」と「個人」とで2つのトピックについて説明する構造が明確化されます。こういった文章構造の工夫にも気を配ってみてくださいね。
>B
>(1)シェンゲン協定の締結やユーロ導入により人のEU域内の越境移動が活発化した。国際ハブ空港が整備され乗り継ぎ客が増加した。
いいですね。私もここは「シェンゲン協定」や「ユーロ」などヨーロッパ特有のキーワードを入れるべきだったと思いますよ。
>(2)経済成長で航空輸送可能な軽量高付加価値製品の生産が増え、国際分業により、整備されたハブ空港を利用する輸出入が増加した。
こちらもいいですね。アジアですから「経済成長」は必須です。経済成長を軸に説明を進められている点がとてもいいと思います。これに導かれ、「軽量高付加価値」や「国際分業」の言葉をスムーズに使えています。
>整備されたハブ空港という、同じキーワードを使って良いものでしょうか。敢えて変えるべきか。出題者の意図は?
そうなんですよ。私もそこは疑問に思っています。いずれにも「ハブ空港」が要因になっているはずですよね。もしかしたら出題者の意図としては「ハブ空港」を使わずに記述させることにあったのかも知れません。もちろん今回のナメコさんのように両方の解答に「ハプ空港」を用いる形も大正解です。ちょっとわからない問題ですね。
- 2022.12.09 22:56
- たつじん
2014年第2問
A
(1)英語圏で金融・経済の結び付きが強い前者とは商用通話が、自治領で出稼ぎ労働者が多い後者とは家族・知人間通話が多いため。
(2)印には英語話者や理系技術者が多く、半日の時差を利用した24時間体制の、ICT開発・コールセンター利用が増加している為。
(4)回線敷設などインフラ整備が遅れ、国民間の経済格差が大きく通信機器が普及せず。国際通話を利用する富裕層の数も少ない。
B
(1)シェンゲン協定の締結やユーロ導入により人のEU域内の越境移動が活発化した。国際ハブ空港が整備され乗り継ぎ客が増加した。
(2)経済成長で航空輸送可能な軽量高付加価値製品の生産が増え、国際分業により、整備されたハブ空港を利用する輸出入が増加した。
整備されたハブ空港という、同じキーワードを使って良いものでしょうか。敢えて変えるべきか。出題者の意図は?
- 2022.12.05 15:42
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