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2018.01.15

添削フォーム27

 コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。


コメント

添削ありがとうございます。
写真1の住居の密集の根拠としてなのですが、「食料が入手しにくく、オアシスになる地域も限られているため、住居が密集している。」のように書いた方が具体的で良いでしょうか?

よろしくお願いします。

  • 2018.02.17 12:18
  • Poen

では添削いたします(^^)

>写真1の住宅を見ると、周りの植生が低木や短草がまばらに存在する程度なので乾燥気候の地域の住宅である事がわかる。

自然環境について言及することが求められているので、この書き出しは適切です。自然環境といえば、地形と気候がありますが、もちろんここでは気候がポイントになりますね。気候について写真から読み取る場合には植生を述べることが基本です。ここは「乾燥気候」というより、「砂漠気候」としてしまっても良かったような。砂漠の植生の特徴は「地表面を植生(草など)が覆い尽くしていない」状態であり、写真はそれを満たしています、

>乾燥気候では気温の日較差が大きく乾燥しているので窓を小さくし、室外の環境を遮断している。

「乾燥気候では〜乾燥しているので」ではちょっと文章としてスムーズではありませんね。「砂漠気候では〜乾燥の度合いが高いので」などのようにうまく文章をつくってみてください。また窓など開口部については数の少なさお特徴になります。「窓は小さくつくられ、数も少ない」と強調するべきですね。さらにその理由として「日較差が大きい」ことはちょっと弱い気がします。「日中の高温となる外気を遮断しやすいように」など、昼の気温だけに言及し、より具体的な表現を心がけてみましょう。夜の寒冷な空気の侵入を防ぐ理由もあるとは思いますが、その場合はそもそも窓や扉を閉めてしまいますので、こちらは理由として挙げる必要はないでしょう。

>降水がほとんどないため屋根は平らな造りをしており、植生もほとんど存在せず、住宅にも利用できないのでアドベと呼ばれる日干しレンガを使用して住居を造っている。

この部分は適切ですね。「日干しレンガ」は絶対に取り上げるべきキーワードです。

>厳しい環境を集団生活によって生き抜くため、住居は密集している。

これもいいでしょう。「厳しい環境を集団生活で生き抜く」という部分が抽象的に思いますが、そこまでこだわるべき部分でもないと思います。


>写真2の住宅を見ると、周りは密林に覆われている事から熱帯気候の地域の住宅である事が分かる。

後半部分は2つ目の写真についての説明です。400字のうち、前半を写真1、後半を写真2の説明に当てていて、バランス的にはベストですね。
まず植生から気候環境を述べないといけません。「密林」では植物の種類の説明にはなっていませんから、やや物足りない印象です。「常緑広葉樹」が基本ですが、「やし・しゅろ類」でもいいかもしれません。さらに「熱帯」ではなく、「熱帯雨林気候」とするべきでしょうか。熱帯ですとサバナ気候なども含まれてしまいます。サバナ地域にみられなくもないのですが、「高温多雨」を強調して熱帯雨林地域に限定してしまった方が記述しやすいと思います。

>熱帯気候は年中高温多雨のため窓は取りはずせるようにし室内の風通しを良くしている。

「窓や戸などの開口部」といった感じですかね。写真からは戸のように見えますね。「風通し」はその通りです。適切です。

>高床式住宅にする事で風通しを良くするだけでなく、害虫や小動物の侵入を防いでいる。

ここも適切ですね。あえて加えるとしたら、「地面からの湿気を防ぐ」ですかね。

>住居の造りは周辺に熱帯林が豊富に存在する事から木材を使用しており、雨をいなすために葉などを利用し傾斜のある屋根にしている。

ここもいいですね。木材だけでなく「葉」にも言及している点が素晴らしいと思います。

全体的によく書けています。とくにバランスが適切と思います。400字書き上げるコツは十分につかめたのではないでしょうか。
「乾燥→砂漠」、「熱帯→熱帯雨林」というように、自然環境(植生)についてもう一段詳しく書くことができればさらに良かったかなと思います。問題の要求(作問意図)を考慮し、より適切な「回答」を目指してください(^^)

  • 2018.02.15 19:38
  • たつじん

こんばんは。
2009年の気候問題納得できました。有難うございます。

お忙しい中で申し訳有りませんが、引き続き今回も宜しくお願いします。

筑波大学
2017年 第3問です。
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写真1の住宅を見ると、周りの植生が低木や短草がまばらに存在する程度なので乾燥気候の地域の住宅である事がわかる。乾燥気候では気温の日較差が大きく乾燥しているので窓を小さくし、室外の環境を遮断している。降水がほとんどないため屋根は平らな造りをしており、植生もほとんど存在せず、住宅にも利用できないのでアドベと呼ばれる日干しレンガを使用して住居を造っている。厳しい環境を集団生活によって生き抜くため、住居は密集している。写真2の住宅を見ると、周りは密林に覆われている事から熱帯気候の地域の住宅である事が分かる。熱帯気候は年中高温多雨のため窓は取りはずせるようにし室内の風通しを良くしている。高床式住宅にする事で風通しを良くするだけでなく、害虫や小動物の侵入を防いでいる。住居の造りは周辺に熱帯林が豊富に存在する事から木材を使用しており、雨をいなすために葉などを利用し傾斜のある屋根にしている。

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以上です。宜しくお願いします。

  • 2018.02.07 19:03
  • poen

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