ブログ

2021.01.06

投稿フォーム288

コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。こちらのフォームが他の投稿者によって既に使用されている場合は、他のフォーム(未使用)をご利用ください。投稿後、1週間を目処に添削回答いたします。もし1週間たっても回答がない場合、私が見落としている可能性がありますので、ツイッター(@ts914)にDMをいただけますでしょうか。早々に対応いたします。

コメント

では添削いたします(^^)

>2012年度 東大地理 第2問A

>(1)
A-コーヒー
B-米
C-茶
D-とうもろこし

いいですね。とくに難しくなかったと思います。こうした基本的な問題を確実に正解することは非常に大切です。

>(2)
ア-ブラジル
イ-ベトナム
ウ-タイ
エ-スリランカ

ベトナムがポイントでしたね。ベトナムは一時期ブラジルを抑えてコーヒーの輸出が世界一位でした。茶のケニアなど、意外な国がランキング上位に入ったりしていますので、統計で確認しておきましょう。


>(3)
ドイモイ政策が行われ、農民の生産意欲が高まった。輸出作物の生産を政府が勧めたことも輸出量増加につながった。

とてもいいですね。満点解答です。字数(60字)に合わせ、2つのトピックを2つの文で説明している点も好ましいです。

「社会状況」についてはもちろんベトナムが社会主義国であり、市場経済化を進めていることに言及すれば大丈夫です。「ドイモイ政策」がポイントですね。「生産意欲」を指摘している点も正しいです。これも社会主義国の市場経済化においては定番のキーワードです。

社会主義国であるがドイモイ政策で市場経済化を進め、輸出用作物の生産に力が入れられた。生産意欲も向上し、生産性が上がった。(60字)

こういった形でしょうか。「社会状況」についてより詳しく論じてみました。

>(4)
発展途上国の持続的な農民の生活を支援するフェアトレードが広まり、国際相場より高値で商品を買う消費者が増えたから。

とてもうまいですね。これももちろん合格圏の解答です。「フェアトレード」についてしっかり言及できています。

私もちょっと違ったアプローチで書いてみました。「一部の国へと生産が偏っている」ことで国際相場の変動が大きくなってしまうのが大きな問題点になりますよね。

例えばAとBである作物が栽培されているとしましょう。Aでは通常の生産量だったとして、Bで大凶作になってしまったら、全体の生産量が減少し、価格は高騰します。逆にAで通常、Bで大豊作なら、生産過剰によって価格は暴落しますね。

これが小麦のような世界全体で生産されている作物ならば、そういった極端な状況には陥らないわけです。例えばオーストラリアで大凶作になったとしても、世界全体に占めるオーストラリアの小麦の生産量はさほど大きなものではなく、影響は最小限です。逆に世界中のどこかの地域で豊作となって、バランスがとれているかも知れません。

AやCは特定の国に生産が集中し、豊作や凶作の影響で国際相場の変動が特に大きい。農民の生活水準の向上や持続的な経済発展のため、国際相場より高い価格でそれら農産物を購入する動きがある。(90字)

とりあえず字数制限を無視して書いたらこのようになるでしょう。

特定の国に生産が集中し国際相場の変動が特に大きい。農民の生活水準の向上や持続的な経済発展のため高価格で購入する。(56字)

ちょっと無理やりっぽいですが(笑)。何とか意味は通じるでしょう。要するに「フェアトレード」のことですよね。フェアトレード自体が問われるケースは更に増えると思います。

全体としてとても良く書けています。東大受験生はここまで高いレベルの解答をつくってくるのか、と感嘆すらします。この調子でさらに演習を続けていきましょうね。

  • 2021.01.25 17:39
  • たつじん

2012年度 東大地理 第2問A
(1)
A-コーヒー
B-米
C-茶
D-とうもろこし
(2)
ア-ブラジル
イ-ベトナム
ウ-タイ
エ-スリランカ
(3)
ドイモイ政策が行われ、農民の生産意欲が高まった。輸出作物の生産を政府が勧めたことも輸出量増加につながった。
(4)
発展途上国の持続的な農民の生活を支援するフェアトレードが広まり、国際相場より高値で商品を買う消費者が増えたから。

よろしくお願いします。

  • 2021.01.24 19:54
  • K.K

コメントフォーム

カレンダー

«1月»
     1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31       

ブログ内検索

フィード

スタディサプリスタディサプリ/たつじん地理

検索

ページの先頭へ