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2021.05.27

投稿フォーム390

すでにお申し込みされている添削メンバーの方のみ投稿ください(メンバー募集は4月で終わっています。追加募集の予定はありません)。最低、月に1回の投稿がノルマです。これが無き場合は登録取り消しになりますので、ご注意ください。

コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。こちらのフォームが他の投稿者によって既に使用されている場合は、他のフォーム(未使用)をご利用ください。投稿後、1週間を目処に添削回答いたします。もし1週間たっても回答がない場合、私が見落としている可能性があります。その際は他のフォームに再投稿していただけますでしょうか。お手数ですが、よろしくお願いいたします。(従来のDMによるお問い合わせは取りやめといたしました。ご理解くださいませ)

コメント

では添削いたしますね。

>東京大学 2019年 第3問(論述のみ抜粋)
>A(2)
>少子高齢化により、医療・福祉の需要が高まる一方、働き手が少ないため医療・福祉の割合が相対的に高くなるため。

>→製造業に触れていないことと同じ言葉を2回も繰り返してしまったことで見ずらい文になってしまった

なるほど、そうでしたか。たしかにその通りですね。言葉の重複自体は問題ないとは思いますが(とくに「上手い」文章を書く必要はありません)、「製造業」などについては触れるべきでしたね。

「高齢化により需要の多い医療・福祉分野への就業者が増える」ことが端的に述べられていれば正解ですが、書くべき内容に比して字数制限が多い(60字)ですので、それなりの工夫が必要になりますね。

「若年層の流出により高齢化が進み需要の高い医療・福祉分野の就業者が多い。製造業や情報通信業は発達せず、その就業者は少ない。」(60字)

こういった形にしたらどうでしょう。前半と後半とを完全に分けてしまうのです。60字ですから「2つのトピック、2つの文」が基本です。これに当てはめて、1つ目の文では医療福祉が多いこと、2つ目の文では製造業などが少ないことを述べればいいわけです。難しくはありませんよね。

高齢化の理由として「若年層の流出」という言葉を加えています。高知県のデータに注目して、製造業と情報通信業の就業者が少ないことを強調しています。

本問のおもしろいのは、医療・福祉の就業者割合が高いところとして大阪府と沖縄県もあるところですね。ただし。大阪府は製造業や情報通信業が発達していますし、沖縄県は高齢化が最も深刻でない県です。あえて、高知県に限定してその特徴を述べることが解答の鍵でしたね。

>(3)震災後の復興作業により建設業は増加したが、被災の影響で宿泊業・飲食サービス業と製造業、観光客は減少した。

>→概ね正解かな?と思っています

いいですね。そのとおり、「概ね正解」とみてオッケイです。満点解答だと思いますよ。

>(4)立地的に運搬しずらい製造業は低いが、日本有数の観光地であるため宿泊業・飲食サービス業は高い

>→公共事業に依存した建設業について触れていないので減点かと思う

内容的には悪くないのですが、もうちょっと表現に気を使って欲しかったですね。具体的には「製造業は低い」という部分ですが、ここは「製造業の割合は低い」としないといけません。また「運搬しずらい」とありますが、具体的に何を運搬し辛いのでしょう?今回は字数制限も短く、製造業が立地しにくい理由まで述べることは難しかったと思いますよ。因果関係は省略してしまっていいでしょう。

建設業については気が付かなければ、こちらも無理に書くことはなかったでしょう。とはいえ、こういった「地方」において公共事業の果たす役割は大きく、それで経済が活性化されている面もあります。知っておいていいことだと思いますよ。

「製造業の割合が低い。自然が豊かで観光地が多く宿泊関連の産業は発達している。公共事業など建設業も経済において重要。」(56字)

「工業化は進まず製造業の割合が低い。観光地が多く宿泊関連の産業は発達している。公共事業など建設業も経済において重要。」(57字)

どうでしょうか。「経済的特徴」ですから、「発達」や「重要」といった言葉も使えると思います。

>B
(2)住宅地開発が盛んだった期間が短かったため

>→この問自体がよく分かりませんでした

わからない問題は無理に解かなくても大丈夫ですよ。満点を取ることが試験の目的ではありません。これは三浦半島でしょうね。大根で有名ですし、三崎港は遠洋漁業の根拠地です。でも、こんなこと、わかりませんよね(笑)。日本地理は詳しい内容まで出題されますから、仕方ないとも言えます。

とはいめ、解答としては一般的な「郊外における人口問題」を述べればいいので何とかなります。かつてニュータウン建設が盛んだった郊外ですが、現在は老朽化も進み、高齢化と人口流出が生じています。住宅が開発された時期の入居者が高齢化したこと、若年層の流出が原因でしょう。

では次回も期待しています。

  • 2021.06.01 19:20
  • たつじん

先月はご丁寧に添削していただきありがとうございます!今月もよろしくお願い致します。

東京大学 2019年 第3問(論述のみ抜粋)
A(2)
少子高齢化により、医療・福祉の需要が高まる一方、働き手が少ないため医療・福祉の割合が相対的に高くなるため。→製造業に触れていないことと同じ言葉を2回も繰り返してしまったことで見ずらい文になってしまった

(3)震災後の復興作業により建設業は増加したが、被災の影響で宿泊業・飲食サービス業と製造業、観光客は減少した。→概ね正解かな?と思っています

(4)立地的に運搬しずらい製造業は低いが、日本有数の観光地であるため宿泊業・飲食サービス業は高い→公共事業に依存した建設業について触れていないので減点かと思う

B
(2)住宅地開発が盛んだった期間が短かったため→この問自体がよく分かりませんでした

長いですがよろしくお願い致します。

  • 2021.05.28 09:42
  • ふぐふぐ

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