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2021.06.01

投稿フォーム397

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コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。こちらのフォームが他の投稿者によって既に使用されている場合は、他のフォーム(未使用)をご利用ください。投稿後、1週間を目処に添削回答いたします。もし1週間たっても回答がない場合、私が見落としている可能性があります。その際は他のフォームに再投稿していただけますでしょうか。お手数ですが、よろしくお願いいたします。(従来のDMによるお問い合わせは取りやめといたしました。ご理解くださいませ)

コメント

では添削いたします

>東大 2014年

>第1問

>設問A 

>(1) ア―中国 イ―アメリカ合衆国 ウ―インド エ―ロシア

適切です。GNIに比例する傾向の強い指標ですが、インドとロシアの値の大きさには注意してくださいね。

(2) 「光合成」の際に温室効果ガスの「二酸化炭素」を吸収するので、燃焼時の排出分は差し引かれ、大気中の「二酸化炭素」濃度を上昇させないから。(61字)

うまい文章ですね。とてもわかりやすいです。難しい言葉を用いずに説明している点が好感が持てますよ。いわゆるカーボンニュートラルですね。満点回答です。

私も書いてみました。

「バイオマスの原料である植物は成長中に光合成により二酸化炭素を吸収。燃焼の際に生じる二酸化炭素の量と相殺される。(55字)」

こういった感じでしょうか。ここでは「打ち消しあう」という意味の「相殺」という言葉を用いています。カーボンニュートラルを説明する時に用いると便利な言葉ですので、ぜひ覚えておいてくださいね。

>(3) 

>(植物名) アメリカ―トウモロコシ ブラジル―サトウキビ

(問題) 大豆などからの転作や穀物価格の上昇のせいで、途上国での食料・飼料の不足を招き、また過剰な開発による土壌侵食なども生じた。(60字)

いいですね。満点解答です。字数(60字)に比して書くべき内容が多いので、省略も必要なのですが、その点もうまくクリアしています。

とくに「過剰な開発による土壌侵食」という表現は上手いと思いましたね。高い地理への理解を感じます。

私も書いてみました。

「本来食料や飼料として利用される農産物をバイオマスに利用するため需要に対する供給量が減少し、価格高騰が生じる。(54字)」

「価格高騰」をここではキーワードとしています。こちらに対する懸念もぜひ知っておいてくださいね。

>設問B 

>(1) A―地熱 B―風力 C―太陽光 D―水力

>(2) 立地適地に火山や温泉が多く、開発規制があり、また景観の悪化や温泉枯渇を危惧する地元の反対があり、新たな建設が難しいから。(60字)

とてもいいですね。「開発規制がある。」、「危惧する」などの表現は見事だと思います。わかりやすく、的確ですね。

私も書いてみました。

「立地に適した活火山周辺は国立公園内であるなど開発が規制される。温泉枯渇の懸念があるなど地元観光業者の反対がある。」(56字)

「国立公園」がしばしばキーワードになる話題でもあります。良かったら知っておいてくださいね。

>(3) 地熱

いいですね。内的営力と外的営力の違いですね。

(4) 年中強風が得られ、台風が少なく、沿岸部に平坦地がある。(27字)

いいですね。とくに「台風」に触れている点が素晴らしいと思います。風についてはとくに有効な風が得られるのは北西季節風が卓越する冬ですが、「年中強風」でも特に問題ないと思いますよ。

では添削いたします。

>東大 2014年

>第2問

>設問A 

>(1) 旧宗主国で英語圏のAは政治・経済的関係の強さから商業利用の通信が多く、自治領のBは移民・出稼ぎが多く家族間の通信が多い。(60字)

適切です。60字の字数の中で、イギリスとプエルトリコという2つの国・地域について述べるため、バランスが大切になりますね。ここではプエルトリコがアメリカ合衆国の自治州という点が重要になります。

プエルトルコは正確には「自治連邦区」ですが、自治領でも自治区、自治州のいずれでもとくに問題はないかと思います。

私も書いてみました。

[イギリスは英語圏で経済的な繋がりも強くビジネス目的の通話が多い。プエルトリコは米国の自治州であり家族知人間の通話が主。(59字)]

良かったら参考にしてください。

>(2) 
英語を使用できることに加え、時差を利用した研究開発による分業体制が進み、ICT産業やコールセンターの進出が進んだから。(59字)

いいですね。完璧な解答です。これで満点だと思いますよ。これだけの文章を書ける受験生はなかなかいないと思います。大変感心しました。自信を持ってくださいね。「英語」と「時差」がキーワードでしたね。

>(3) a―アイスランド b―日本 c―シンガポール d―フランス

適切です。問題ありません。

>(4) 
インドは貧困層の割合が圧倒的に高く、末端の通信機器が普及していないうえ、国際通信に必要な情報通信インフラも未整備なため。(60字)

いいですね。十分合格圏の解答です。素晴らしいと思いますよ。

それを踏まえていくつか指摘しておきますね。

まず「圧倒的に」はちょっと気になる表現ですね。単に「高い」だけでも十分に思いますし、あるいは「極めて」ぐらいでいいでしょう。今回は構わないのですが、字数が厳しくなった場合に、こういったさほど重要でない表現が「余分」になってしまう可能性があるのです。これだけで4文字ありますからね。シンプルな表現で問題ないかと思います。

さらに、言いたいことは分かるのですが、内容の重複が同様にちょっと気になるのです。「通信機器=情報通信インフラ」ですよね。ここを上手く書けなかったかな、と思いました。

・国全体の経済レベルが低いため、インフラ整備が進まない。
・1人1人の経済レベルが低いため、インフラを利用できない。

こういったことですよね?この部分をさらに明確化できればおもしろい解答になったと思いますよ。

「経済レベルが低くインフラの整備が進まない。貧困層の割合が高く電話やネットを利用できる人口の割合が低い。以上の理由による。」
(60字)

いかがでしょうか。

ネットや電話が使われないということは、そもそもその設備がないということですよね。最初の文ではそれをインド全体の経済レベル(1人当たりGNI)と結びつけて述べてみました。
さらに個人の問題として、貧困層はそれらの機器を所有できないことから、利用できる割合が低いことを次の文で述べています。

最後は字数が余ったので「以上の理由による」を付け加えています。論述問題はこのように文を短く切ることもコツの一つです。良かったら参考にしてくださいね。

>設問B 

>(1) EU域内では人の移動の自由化が進み、加盟国も増加し、観光客・労働者の移動が増え、またハブ空港としての整備が進んだから。(59字)

悪くありません。ただ、ちょっと主述の呼応がおかしくありませんか?

・「人の移動の自由化」が「進んだ」。
・「加盟国」が「増加した」。
・「観光客・労働者の移動」が「増えた」。

ここまでは辛うじてはっきりしています。2つ目の「加盟国も増加し」については、「加盟国」を主語として捉えることは問題ありませんね。

ただ、最後の部分はどうでしょう?「ハブ空港としての整備が進んだ」の主語は何でしょうか。どうも、この部分が不明瞭なので、文章としてスムーズさに欠けた印象になるのです。

限られた字数(今回は60字)の中でいろいろなトピックを詰め込むのはとてもいいと思いますよ。それだけに文章の乱れが気になるのです。

私はこう書いてみました。

「シェンゲン協定の締結により人々の国家間の移動が容易になったから。また巨大なハブ空港が整備され、航空路線が拡充されたから。」(60字)

「シェンゲン協定」という言葉はマストではないと思いますが、使ってみました。パスポートなしでの国境移動を可能にした協定ですね

さらに図をみるとフランクフルトが登場しています。ここはヨーロッパのハブ空港として有名ですよね。「ハブ空港」という言葉はキーワードの一つだったと思います。

長文と短文ってどちらが書くのが簡単だと思います?もちろん短文ですよね。長文を書くことで、主述の呼応が乱れるなど文章ミスが生じるリスクがあります。論述問題でそんなリスクを負う必要はありませんよね。

シンプルな短文を重ねるというアプローチは極めて有効に思います。「一文はできるだけ短く」を意識してみてくださいね。

>(2) 
ハブ空港の整備に加え、経済成長の著しい東アジアで電子機器を中心に分業体制が進み、半導体などの部品の航空輸送が増えたから。
(60字)

こちらも同じなんですよ。「加え」とするならば、まず「ハブ空港が整備された」で一文にしてしまったらどうですか?シンプルでわかりやすいですよ。そこで一旦文章を切って、二つ目の理由を加えればいいのです。

地理の試験です。現代文や小論文ではありません。貴方の文章力を問うているわけではないのですよ。キーワードが入っていれば得点になります。シンプルな文章を書いてくださいね。

アジアがテーマですので当然「経済成長」が重要ワードになります。

経済成長による工業化が顕著な地域であり、水平分業の活性化により電子部品などの貿易量が増加。ハブ空港としての整備も進む。(59字)

「〜から」といった理由を示す言葉も入れたかったのですが、意味的には十分通じますので、解答として成立はしていると思います。

ここでは「水平分業」という言葉を使いましたが、もちろん単に「分業」だけでも構いませんし、「国際分業」も同じです。

ちょっと全体として難しい文章を書こうとしている雰囲気がありますよ。もっと簡単な文章で十分です。とにかくシンプルさを心がけてくださいね。内容的には極めて高いレベルの理解度が達成されているだけに、それが正確に伝えられていないのはちょっともったいないかなと思います。

では添削いたします。

>東大 2014年

>第3問

>設問A 

>(1) A―オランダ B―ポーランド C―ノルウェー D―スイス

非常にいいですね。Cは原油でアルミニウムでノルウェー、Dは医薬品でスイスとわかります。

AとCについては経済レベル(1人当たりGNI)の高低を想像してください。一般に1人当たりGNIが高い国で、GDPに占める研究開発費は大きくなります。1人当たりGNIが低いポーランドは、この値が0.6のBですね。

>(2) 中小企業が多く、職人による伝統工業が集積しており、生産者間の連携をとりながら、デザイン性の高い高級品の生産を行っている。(60字)

とてもいいですね。「デザイン性が高い」という表現は鋭いと思いました。一般の受験生では思いつかない表現です。他にも「中小企業」、「職人」、「伝統工業」、「連携」(実はこれが最も重要な言葉です)、「高級品」などキーワードの使い方が大変上手です。

「服飾」や「皮革」など具体的な工業製品に触れても良かったかなとは思います。今後の参考にしてください。

>(3) 人口が少なく国内市場が小さい北欧諸国は、充実した教育で高度人材を育成し、先端技術産業などの研究開発を推進しているため。(59字)


なるほど、これは上手い書き方ですね。「人口が少ない」ことは北欧諸国の特徴です。さらに人口が少ないのですから「人口✕1人当たりGNI(1人当たりGDP)」で算出されるGNI(GDP)も小さくなります。「GNI(GDP)=経済規模=市場規模」ですので、これについても言及することが大切です。

後半部分も適切です。キーワードの使い方が本当に上手いですね。感心します。とても深く理解していることが伺えますよ。

参考までに私も書いてみました。

「経済レベルが高く教育水準も高いため高度人材の育成に優れる。人口が少なくGDPが小さいこともGDPに占める研究開発費が高い要因。」(59字)

「経済レベル」とはすなわち「1人当たりGNI」「1人当たりGDP」のことなのですが、文章のバランスを考えこの言葉を用いています。「教育」と「高度人材」がここで使えますね。

また「人口」というキーワードがあるので「人口が小さい=GDPが小さい」ことから相対的に割合が上がることにも言及できます。

なお、「人口」は実数ですので「少なさ」という表現で妥当です。同じように「GDP」も実数ですので(経済規模の大きさを表します)、こちらも「小さい」とするべきです。「低い」とは割合の時に使う言葉ですね。

人口、GDP(GNI)・・・実数(大きい・小さい)(多い・少ない)
1人当たりGNI(1人当たりGDP)、GDPに占める研究開発費・・・割合(高い・低い)

実数と割合を使いこなしてください。地理は統計学です。

>設問B 

>(1) 
EU加盟国で共同出資した航空機の組立工場が立地し、国際分業で生産された部品の輸入が多く、完成品の域外への輸出が多いから。(60字)

これもいいですね。「共同出資」とは鋭い言葉だと思います。これも一般の受験生では使いこなせないキーワードだと思います。とても鋭いですよ。もちろん満点解答です。「部品」を「域内」から輸入し、「完成品」を「域外」へと輸出しているという貿易構造を強調すればいいわけです。問われている内容は簡単ですね。これをいかにシンプルな文章で表現するかがポイントだったわけです。

私が書いた解答例はこのような形です。

「国内に航空機の組立工場が立地。EU域内から部品を輸入するため輸入超となる。完成品を域外へ輸出するため輸出超となる。」(57字)

「国際分業」という言葉を使いたかったのですが、それができませんでした。その点では不満足ですが、よかったら参考にしてくださいね。

>(2) 
国際競争力の高い産業が少なく、賃金水準の低いスペインでは、EU加盟を契機に、域内関税のないEU全体を市場として、ドイツなどの域内や日本などの域外から自動車メーカーが進出したため。(90字)

とてもいいですが、いかがでしょう?これ、文を短く切ってみませんか?今後のことを考えれば、どういった問題でも対応できるように、短い文の組合せによって貴方の意図を表現する練習をしておいた方がいいですよ。長文にしてしまうと、主述の呼応など文章が乱れるリスクがあります。地理は国語力が問われる科目ではありません。極端な言い方をすれば「小学生レベル」の文章力によって、貴方の意図を伝えるべきなのです。文章はできるだけシンプルに、そして一文はできるだけ短く。

私も考えてみました。

本問においてはスペインの「国外」と「国内」の状況を説明しないといけないわけです。これが最大のポイントです。

・「国内」の状況・・・経済レベルが低い。賃金が低い。
・「国外」の状況・・・EUに加盟し、関税が撤廃されている。

「スペインは人口が比較的多く経済レベルが低い。安価で豊富な労働力を求め周辺国から自動車の生産拠点が進出する。EU加盟国であり域内貿易が自由化されているため、部品や製品の輸出入が活発。(89字)」

いかがでしょうか。一文の目安は30字です。今後はこれを意識してくだい。今回は90字でしたから、3つの文によって構成するのが大原則です。文を短く書く習慣をつけておくと、どんな問題に対してもわかりやすい解答をつくることができますよ。今後の参考にしてくださいね。

>(3) 
中国からは低価格の労働集約型工業製品の、ロシアからは鉱物燃料の、日本からは高付加価値の工業製品の輸入がそれぞれ多いから。(60字)

いいですね。日本と中国の工業製品の違いについてもしっかり説明しています。ロシアの「鉱物燃料」という言い方がちょっと聞き慣れないものでしたが(例えば「エネルギー資源」など)、とくに問題なかったでしょう。

工業製品を形容する用語として「労働集約型」や「高付加価値」という言葉はたいへん使い勝手がいいので、いつでも使いこなせるようにしておきましょうね。



  • 2021.06.20 14:19
  • たつじん

【350,338,349の再投稿です。】

東大 2014年



第1問


設問A 

(1) ア―中国 イ―アメリカ合衆国 ウ―インド エ―ロシア

(2) 「光合成」の際に温室効果ガスの「二酸化炭素」を吸収するので、燃焼時の排出分は差し引かれ、大気中の「二酸化炭素」濃度を上昇させないから。(61字)

(3) 

(植物名) アメリカ―トウモロコシ ブラジル―サトウキビ

(問題) 大豆などからの転作や穀物価格の上昇のせいで、途上国での食料・飼料の不足を招き、また過剰な開発による土壌侵食なども生じた。(60字)


設問B 

(1) A―地熱 B―風力 C―太陽光 D―水力

(2) 立地適地に火山や温泉が多く、開発規制があり、また景観の悪化や温泉枯渇を危惧する地元の反対があり、新たな建設が難しいから。(60字)

(3) 地熱

(4) 年中強風が得られ、台風が少なく、沿岸部に平坦地がある。(27字)



第2問

設問A 

(1) 旧宗主国で英語圏のAは政治・経済的関係の強さから商業利用の通信が多く、自治領のBは移民・出稼ぎが多く家族間の通信が多い。(60字)

(2) 英語を使用できることに加え、時差を利用した研究開発による分業体制が進み、ICT産業やコールセンターの進出が進んだから。(59字)

(3) a―アイスランド b―日本 c―シンガポール d―フランス

(4) インドは貧困層の割合が圧倒的に高く、末端の通信機器が普及していないうえ、国際通信に必要な情報通信インフラも未整備なため。(60字)


設問B 

(1) EU域内では人の移動の自由化が進み、加盟国も増加し、観光客・労働者の移動が増え、またハブ空港としての整備が進んだから。(59字)

(2) ハブ空港の整備に加え、経済成長の著しい東アジアで電子機器を中心に分業体制が進み、半導体などの部品の航空輸送が増えたから。
(60字)



第3問


設問A 

(1) A―オランダ B―ポーランド C―ノルウェー D―スイス

(2) 中小企業が多く、職人による伝統工業が集積しており、生産者間の連携をとりながら、デザイン性の高い高級品の生産を行っている。(60字)

(3) 人口が少なく国内市場が小さい北欧諸国は、充実した教育で高度人材を育成し、先端技術産業などの研究開発を推進しているため。(59字)


設問B 

(1) EU加盟国で共同出資した航空機の組立工場が立地し、国際分業で生産された部品の輸入が多く、完成品の域外への輸出が多いから。(60字)

(2) 国際競争力の高い産業が少なく、賃金水準の低いスペインでは、EU加盟を契機に、域内関税のないEU全体を市場として、ドイツなどの域内や日本などの域外から自動車メーカーが進出したため。(90字)

(3) 中国からは低価格の労働集約型工業製品の、ロシアからは鉱物燃料の、日本からは高付加価値の工業製品の輸入がそれぞれ多いから。(60字)



  • 2021.06.12 11:15
  • チョウセイ

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