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2021.08.29

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すでにお申し込みされている添削メンバーの方のみ投稿ください(メンバー募集は4月で終わっています。追加募集の予定はありません)。最低、月に1回の投稿がノルマです。これが無き場合は登録取り消しになりますので、ご注意ください。

コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。こちらのフォームが他の投稿者によって既に使用されている場合は、他のフォーム(未使用)をご利用ください。投稿後、1週間を目処に添削回答いたします。もし1週間たっても回答がない場合、私が見落としている可能性があります。その際は他のフォームに再投稿していただけますでしょうか。お手数ですが、よろしくお願いいたします。(従来のDMによるお問い合わせは取りやめといたしました。ご理解くださいませ)

コメント

では添削いたします。

>3 (2019年度 第3問)
>設問A
>(1)情報通信業は東京に集中しているため今後より集中する。そのことにより地方との経済格差がさらに拡大する。

悪くはないのですが、ちょっと気になる部分が。「(現在)集中している」から「今後より集中する」という因果関係は成立しているのでしょうか。ここはむりに理由づけする必要はなかったと思います。字数的にそれは無理でしょう。

例えばこのようにしたら自然だと思います。

「情報通信業は東京に集中し、今後さらに集中することが予想される。」

無理に「ため」を用いず、とくに因果関係を強調せず、2つの部分を並べるだけで良かったと思いますよ。

後半はこのままでいいでしょう。できれば東京について「一極集中」という言葉を用いて欲しかったところですが。

>(2)人口流出により高齢化が進み需要のある医療•福祉の雇用は多い。生産人口は少ないため製造業での若年層の雇用が少ない。

いいですね。わかりやすいです。[高齢化により需要の多い医療・福祉分野への就業者が増える]ことが端的に述べられていれば正解です。ただし、書くべき内容に比して字数制限が多い(60字)ですので、それなりの工夫が必要になりますね。

「人口流出」については実際には「若年層の流出」ですよね。とはいえ、それはわかりきったことなので(高齢者が流出すればむしろ老年人口割合は下がりますが、もちろんそのような状況は実際にはありえません)、単に「人口流出」だけで良かったと思います。

私はこう書いてみました。

「若年層の流出により高齢化が進み需要の高い医療・福祉分野の就業者が多い。製造業や情報通信業は発達せず、その就業者は少ない。」(60字)

こういった感じでしょうか。高齢化の理由として「若年層の流出」という言葉を加えています。また、高知県に限定して、製造業と情報通信業の就業者が少ないことを強調しています。

本問のおもしろいのは、医療・福祉の就業者割合が高いところとして大阪府と沖縄県もあるところですね。ただし。大阪府は製造業や情報通信業が発達していますし、沖縄県は高齢化が最も深刻でない県です。あえて、高知県に限定してその特徴を述べることが解答の鍵でしたね。

>(3)観光客の減少、津波の被害などにより、宿泊業、飲酒サービス業、製造業は縮小。建設業は復興段階での需要が大きいため拡大している。

なるほど、おもしろいですね。納得の文章です。やすさんは自分の言葉で適切な内容をシンプルに伝える技術に長けています。これ、なかなかできないことですよ。いい意味で「高校生らしい」文章だと思います。参考書などの模範解答はどうしても専門家レベルの文章になっていますからね。自分なりの表現ができる点は素晴らしいと思いますよ。

>(4)大都市圏から離れるているため製造業は盛んでない。豊かな自然環境があるため観光地を中心とした宿泊業、飲食サービス業が盛んである。

こちらもいいですね。単に「第三次産業」だけに注目してはいけません。他の産業が振るわないために、消去法的に第三次産業に従事している人が多いことも考え合わせる必要があります。第一次産業は沖縄県では割合が低いのですが、北海道では高いですから、これに言及するのは不適切です。第二次産業はいずれの道県でも割合が低く、これについて取り上げた点は適切です。とてもいい回答だったと思います。

>設問B
>(1)A② B⑤ C①

いいですね。Aは三浦半島です。三崎港は遠洋漁業の根拠地です。三浦ダイコンが有名です。Bは志摩半島です。近鉄のパルケエスパーニャがありますね。Cは下北半島です。六カ所村には核燃料処理施設があります。Dは国東半島です。豊後高田市は昭和の町並みで知られます。Eは能登半島です。輪島塗が有名ですね。

>(2)住宅地開発時に入居した世帯の高齢化と若年層の流出のため。

これはいいですね。とてもわかりやすいです。

>(3)E半島では空港を利用した外国人観光客の増加により、宿泊業や観光業が成長。外国人観光客の増加に伴い、地域経済のグローバル化が進んだ。

これはおもしろいですね。見事な解答です。まさにその通りですよ。

>(D半島はどこなのかがわかりませんでした。)

これは仕方ありませんね。国東半島には大分空港があり、臨空港型の工業としてIC工業が立地しています。「ハイテク産業」という言葉はここで使うことができました。

日本地理に関してはかなりレベルの高い問題だったと思います。これがスムーズにできるのは、小学生だけでしょう。中学受験の勉強をしているとこういった問題が解けます。小大学受験生には無理だと思います(皮肉なことですが、日本地理の知識は明らかに「小学生>高校生」です。こういった問題の対策を考えているならば、小学生向け(中学受験)の問題集を解いてみてください。かなり難しいですよ)。

  • 2021.09.01 01:07
  • たつじん

3 (2019年度 第3問)
設問A
(1)情報通信業は東京に集中しているため今後より集中する。そのことにより地方との経済格差がさらに拡大する。
(2)人口流出により高齢化が進み需要のある医療•福祉の雇用は多い。生産人口は少ないため製造業での若年層の雇用が少ない。
(3)観光客の減少、津波の被害などにより、宿泊業、飲酒サービス業、製造業は縮小。建設業は復興段階での需要が大きいため拡大している。
(4)大都市圏から離れるているため製造業は盛んでない。豊かな自然環境があるため観光地を中心とした宿泊業、飲食サービス業が盛んである。
設問B
(1)A② B⑤ C①
(2)住宅地開発時に入居した世帯の高齢化と若年層の流出のため。
(3)E半島では空港を利用した外国人観光客の増加により、宿泊業や観光業が成長。外国人観光客の増加に伴い、地域経済のグローバル化が進んだ。
(D半島はどこなのかがわかりませんでした。)

添削よろしくお願いします!

  • 2021.08.30 09:50
  • やす

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