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2022.01.17

659

すでにお申し込みされている添削メンバーの方のみ投稿ください(メンバー募集は4月で終わっています。追加募集の予定はありません)。最低、月に1回の投稿がノルマです。これが無き場合は登録取り消しになりますので、ご注意ください。

コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。こちらのフォームが他の投稿者によって既に使用されている場合は、他のフォーム(未使用)をご利用ください。投稿後、1週間を目処に添削回答いたします。もし1週間たっても回答がない場合、私が見落としている可能性があります。その際は他のフォームに再投稿していただけますでしょうか。お手数ですが、よろしくお願いいたします。(従来のDMによるお問い合わせは取りやめといたしました。ご理解くださいませ)

コメント

では添削いたします。

>43 (2005年度 第一問)

>設問A
>(1)伐採された木材は薪炭材・用材に利用。森林の再生能力を超えた過剰伐採と過度な焼畑は熱帯林の減少と表土流出を起こす。

とてもいいと思います。満点解答ですね。用途として「薪炭材」と「用材」の二つを取り上げ、原因して単なる伐採や焼畑ではなく「再生能力を超え」、「過剰」などの言葉を加えている点が適切です。

また「熱帯林の減少」に加え「表土流出」を挙げている点も適切です。これ以外の問題としては「生物多様性が失われる」こともありますね。良かったら参考にしてください。

>(2)肥沃な黒色土が分布。大型農業機械が使用され、労働生産性が高い。小麦の大規模栽培が行われる。

いいですね。「労働生産性」に注目した点がいいかと思います。

ただ、ちょっと字数が少ないですね。こういった場合にはホイットルセー農牧業区分が便利ですよ(というかマストです)。ぜひ「企業的穀物農業」という言葉は使ってください。

さらにこの農業の特徴は「企業的」であることに加え「商業的」、「粗放的」がありますよね。この辺りの言葉も使えたと思いますよ。「商品作物として小麦が栽培される」、「土地生産性は低い」のように。

>(3)降水量の減少。休耕期間を短縮した農耕。過放牧。過度な薪炭材の採取。これらによって砂漠化が進行。

最後の「これらによって砂漠化が進行。」という部分がもったいないですね。それならば「過剰な灌漑による塩害の進行」「不適切な灌漑による土壌塩性化」など書けたと思います。

砂漠化の要因を整理しておきますね。

・自然的要因・・・降水量の減少(干ばつ)、蒸発量の増加(地球温暖化)
・人為的要因・・・家畜の過放牧、薪炭材の過剰な伐採、過耕作(休閑を設けない連作、耕作不適地への耕地拡大)、不適切な灌漑による塩害の進行

>設問B
>(1)aインドネシア bインド cカナダ

適切です。

>(2)外来河川であるナイル川からの灌漑用水が安定しているため。

いいですね。「外来河川」、「ナイル川」のキーワードが意識されています。

>(3)フランスは少量の降水での畑作。日本は多量の降水量が必要で、灌漑による水の制御を要する水田での稲作。

これもいいですね。両国の農業の違いが明確に語られています。文字数が限られていますので、フランスと日本、それぞれの状況を区別して端的に記述することが求められる問題でした。日本で「稲」を挙げているので、フランスについては「小麦」を挙げてみても良かったですね。

>(4)不適切な灌漑で毛細管現象が起き、地表面に塩類が集積。強アルカリ土壌では作物は育たず、耕作放棄地が拡大。

とくにアメリカ合衆国では地下水の過剰揚水によって地盤沈下が生じています。これについても挙げるべきだったと思いますよ。

過剰揚水によって地下水が枯渇し地盤沈下が生じる。大規模灌漑によって土壌の塩性化が進行し、砂漠化、土壌流出が生じる。(57字)

60字で2つのトピックは意識してください。やすさんの文章は一見すると2文で構成されており、2つのトピックに見えますが、内容的には一つだけですよね。「毛細管現象」についても触れる必要はなかったと思いますよ。ここはシンプルに「不適切な灌漑で地表面に塩類が集積」で十分だったでしょう。

>(感想)
>・SDGsが話題の今だからこそ、この自然環境の問題は問われそう。

いいですね。ただ、SDGsは自然環境に関するものだけではありません。人口や都市化に関する内容も多いですよね。確認しておいてくださいね。

>・明治政経のような字数が少ない時に、玉蜀黍のようにフランスを仏国のように漢字二文字にしてもokなのか気になった。

もちろんOKですよ。「前者」、「後者」とするなど、とにかく字数を節約することに留意してください。

>去年のリベンジで絶対合格したい法政T日程まで残り18日!添削よろしくお願いします。

法政も素晴らしい大学ですよね。慎重に問題に相対し、丁寧に解答をつくりましょうね。


  • 2022.01.21 17:44
  • たつじん

43 (2005年度 第一問)
設問A
(1)伐採された木材は薪炭材・用材に利用。森林の再生能力を超えた過剰伐採と過度な焼畑は熱帯林の減少と表土流出を起こす。
(2)肥沃な黒色土が分布。大型農業機械が使用され、労働生産性が高い。小麦の大規模栽培が行われる。
(3)降水量の減少。休耕期間を短縮した農耕。過放牧。過度な薪炭材の採取。これらによって砂漠化が進行。
設問B
(1)aインドネシア bインド cカナダ
(2)外来河川であるナイル川からの灌漑用水が安定しているため。
(3)フランスは少量の降水での畑作。日本は多量の降水量が必要で、灌漑による水の制御を要する水田での稲作。
(4)不適切な灌漑で毛細管現象が起き、地表面に塩類が集積。強アルカリ土壌では作物は育たず、耕作放棄地が拡大。

(感想)
・SDGsが話題の今だからこそ、この自然環境の問題は問われそう。
・明治政経のような字数が少ない時に、玉蜀黍のようにフランスを仏国のように漢字二文字にしてもokなのか気になった。

去年のリベンジで絶対合格したい法政T日程まで残り18日!添削よろしくお願いします。

  • 2022.01.18 11:22
  • やす

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