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2022.04.01

741

2022年度論述添削第2回です。毎週金曜日にこのようにブログ(今回の741のように末尾が「1」になると思います)に「お題」を発表します。問題は過去問集や関連サイトにて各自で入手してください(私が用意すると著作権の問題が生じます)。その問題について、土日を利用して各自演習し、これに続くブログ(今回は741から760までを用意しました)に解答を投稿してください。その際に「名前」は必須です。毎週継続してくれている生徒さんの答案を優先的に添削しようと思います。

とりあえずは固定のメンバーを募集せず「オープン参加」とします。みなさん、こぞって投稿してください。今回は投稿フォームが741から760までですので、先着9名までにはなりますが、どしどし投稿してみてください。

土日にいただいた分はその週のうちに(金曜までに)添削します。またみなさんの解答を引用しながら、解説の動画もつくろうとは思います。

まだ軌道に乗るまでは探り探りにはなると思いますが、ご支援いただけると大変嬉しく存じます。

今回のお題は「2016年[3]A(1)(2)(3)」になります。地形図を用いた問題です。河川や低地の特徴が問われます。こちらに解説動画がありますので、こちらを視聴してからぜひご応募ください。

https://youtu.be/vz667XIL2Y4

コメント

では添削いたします。

>(1)アー扇状地 イー後背湿地 ウー三角州

いいですね。適切です。

>(2)急激に増水せず、河川の流れがすみやかになるので洪水対策をしている。

いいですね。2つのポイントについて述べられています。

>(3)高度経済成長期に工業化し、重化学の工場が立地され、工業用水の過剰揚水によって沈下した。公害が社会問題化した結果、法律が整備されたので地下水の汲み上げが制限された。

内容はとてもいいのですが、文字数がオーバーしていますね。60字以内になるよう削ってみましょう。

>中学地理の問題集も3冊目に入り、順調に進んでいます。無理せずに焦らずゆっくりやっています。論述ですが、たつじん先生が褒めてくださった因果関係を意識して書いてみました。今後もよろしくお願いします。

因果関係を意識できることはとてもいいと思いますよ。この調子で勉強を進めていきましょうね。

詳しくはこちらの動画で。

https://youtu.be/hSi7r61VeVM

https://youtu.be/XbB2xQs0jtI

https://youtu.be/GgERmmSzjIA

https://youtu.be/8zKVC13S1BA



2016年[第3問]A(2)

30字ですが、問題文には「複数の河川を合流させず」、「流路が直線状」と2つの内容について触れられていますね。もちろん「30字=1トピック」ならば1文で説明してしまってもいいのですが、問題文に従って2つのトピックに分けて組み立ててもいい(分けて組み立てた方が楽)と思いますよ。

「合流による急激な増水を防ぐ。河川水を速やかに海へと流す。」(28字)

こういった形でしょうか。

2016年[第3問]A(3)                     

本問のポイントは「1960〜1975」ですね。これはちょうど高度経済成長期に該当します。重工業が発達した時期とも一致し、臨海部を中心に鉄鋼業や石油化学工業などの資源多消費の重厚長大型工業の工場が立地しました。

「地盤沈下」が問われています。地盤沈下についてはその最大の原因として「工業用水の過剰揚水」が挙げられます。これを高度経済成長期の工業化と結びつけて論じればいいわけです。

さらに「安定化した理由」とありますが、これは要するに揚水をやめたということですよね。なぜそういったことが生じたのでしょう。あまりよくわかりませんが、とりあえず「法整備」や「法律による規制」などと書いておけば間違いないと思いますよ。

こちらが参考解答になります。

「高度経済成長期に重工業化が進み、地下水が過剰に汲み上げられ地盤沈下が生じた。これを防ぐため地下水の利用が規制された。」(58字)

地下水の利用として工業用水が多かったことをはっきりと言い切っています。「過剰揚水」という言葉を使っても良かったのですが、なかなか難しい言葉だと思いますので。ここでは「汲み上げ」や「利用」という平坦な言葉に変えています。

また「公害」という言葉も使ってみたかったのですが、ここはシンプルに「地盤沈下を防ぐ」という言い方にしてみました。もちろん字数に余裕があれば、地盤沈下が地域に与える影響(水害に弱い、建物の倒壊など)にも触れても良かったでしょう。





  • 2022.04.10 13:13
  • たつじん

2016年[第3問]A(2)

30字ですが、問題文には「複数の河川を合流させず」、「流路が直線状」と2つの内容について触れられていますね。もちろん「30字=1トピック」ならば1文で説明してしまってもいいのですが、問題文に従って2つのトピックに分けて組み立ててもいい(分けて組み立てた方が楽)と思いますよ。

「合流による急激な増水を防ぐ。河川水を速やかに海へと流す。」(28字)

こういった形でしょうか。

2016年[第3問]A(3)                     

本問のポイントは「1960〜1975」ですね。これはちょうど高度経済成長期に該当します。重工業が発達した時期とも一致し、臨海部を中心に鉄鋼業や石油化学工業などの資源多消費の重厚長大型工業の工場が立地しました。

「地盤沈下」が問われています。地盤沈下についてはその最大の原因として「工業用水の過剰揚水」が挙げられます。これを高度経済成長期の工業化と結びつけて論じればいいわけです。

さらに「安定化した理由」とありますが、これは要するに揚水をやめたということですよね。なぜそういったことが生じたのでしょう。あまりよくわかりませんが、とりあえず「法整備」や「法律による規制」などと書いておけば間違いないと思いますよ。

こちらが参考解答になります。

「高度経済成長期に重工業化が進み、地下水が過剰に汲み上げられ地盤沈下が生じた。これを防ぐため地下水の利用が規制された。」(58字)

地下水の利用として工業用水が多かったことをはっきりと言い切っています。「過剰揚水」という言葉を使っても良かったのですが、なかなか難しい言葉だと思いますので。ここでは「汲み上げ」や「利用」という平坦な言葉に変えています。

また「公害」という言葉も使ってみたかったのですが、ここはシンプルに「地盤沈下を防ぐ」という言い方にしてみました。もちろん字数に余裕があれば、地盤沈下が地域に与える影響(水害に弱い、建物の倒壊など)にも触れても良かったでしょう。


  • 2022.04.10 01:54
  • たつじん

(1)アー扇状地 イー後背湿地 ウー三角州

(2)急激に増水せず、河川の流れがすみやかになるので洪水対策をしている。

(3)高度経済成長期に工業化し、重化学の工場が立地され、工業用水の過剰揚水によって沈下した。公害が社会問題化した結果、法律が整備されたので地下水の汲み上げが制限された。

中学地理の問題集も3冊目に入り、順調に進んでいます。無理せずに焦らずゆっくりやっています。論述ですが、たつじん先生が褒めてくださった因果関係を意識して書いてみました。今後もよろしくお願いします。

  • 2022.04.01 18:33
  • キヨラ

2022年度論述添削第2回です。毎週金曜日にこのようにブログ(今回の741のように末尾が「1」になると思います)に「お題」を発表します。問題は過去問集や関連サイトにて各自で入手してください(私が用意すると著作権の問題が生じます)。その問題について、土日を利用して各自演習し、これに続くブログ(今回は741から760までを用意しました)に解答を投稿してください。その際に「名前」は必須です。毎週継続してくれている生徒さんの答案を優先的に添削しようと思います

とりあえずは固定のメンバーを募集せず「オープン参加」とします。みなさん、こぞって投稿してください。今回は投稿フォームが741から760までですので、先着9名までにはなりますが、どしどし投稿してみてください。

土日にいただいた分はその週のうちに(金曜までに)添削します。またみなさんの解答を引用しながら、解説の動画もつくろうとは思います。

まだ軌道に乗るまでは探り探りにはなると思いますが、ご支援いただけると大変嬉しく存じます。

今回のお題は「2016年[3]A(1)(2)(3)」になります。地形図を用いた問題です。河川や低地の特徴が問われます。こちらに解説動画がありますので、こちらを視聴してからぜひご応募ください。

https://youtu.be/vz667XIL2Y4

  • 2022.04.01 16:57
  • たつじん

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