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では添削いたします（論述部分のみコメントを加えています）

＞2013年
＞設問A
＞(1)
Aは海岸側。沿岸の寒流が地表付近の大気を冷やし大気が安定。雲を生む上昇気流が生じず降水量少。Bは内陸側。中緯度高圧帯が年中影響。下降気流が卓越し雲を生じず直射日光が地表蒸発を促進。(90)

こちらいいですね。「寒流＝大気の安定」、「中緯度高圧帯（亜熱帯高圧帯）＝下降気流」など基本が抑えられています。

＞(2)
じゃがいも・アルパカ

＞(3)
前者。海洋の湿潤な南西季節風が西ガーツ山脈に当り地形性降雨。(30)

こちらもいいですね。「湿潤」や「南西」に加え「地形性降雨」が効いています。

＞(4)
アー米　イー茶

＞第三問
＞設問A
＞(1)
＞アー中国　イースペイン　ウーインドネシア

＞(2)
移民の若いヒスパニック系住民が雇用を求め米都市に流入。貧困層かつ離婚・中絶を禁ずるカトリックの教義上の制約で高出生率に。(60)

人口の問題は「社会増加」と「自然増加」をそれぞれ別個に書くことばポイントです。その点、こちらの解答はその条件を満たしています。

＞(3)
開発独裁・海外の投資で高度経済成長を日本より遅く達成。当時雇用の為都市に人口移動した若年層は現在は壮年期で高齢者でない。(60)

なるほど、うまいですね。短い字数の中で十分に説明できています。ただ「独裁」はちょっと言い過ぎかも知れませんね。それならば「（朝鮮）戦争」の方が経済成長が遅れた理由としては適切です。戦争で荒廃し、世界最貧国だった状態から急成長を遂げたからこそ「ハンガンの奇跡」と呼ばれたわけですからね。後半部分はよく工夫した文章になっていますよ。十分に意味は通じます。


＞設問B
(1)Aー大牟田　Bー室蘭　Cー日立　Dー新居浜　Eー豊田

＞(2)
アー化学　イー紙・パルプ　ウー精密機械　エー自動車

いずれも正解です。日本の地名もまめにチェックしていきましょうね。中学や中学受験（つまり小学生対象）の問題集を使って、日本地理の勉強をしておいても良いかも知れませんね。

・大牟田・・・福岡県南部。炭田に接し、石炭化学工業。
・室蘭・・・北海道の港湾都市。道内で産出される石炭を利用した臨海型の鉄鋼業。
・新居浜・・・愛媛県。化学工業、金属工業（銅）。
・日立・・・茨城県北部。銅山に接し金属工業。機械工業に発展。
・豊田・・・愛知県内陸部。集積立地による自動車工業。

マイナーな都市も含まれていますが、おそらくこういったところで差がつきますので、知っておくとかなり得だと思いますよ。

＞(3)
国際競争力が弱まり安価な労働力を求め工場が海外移転した。(28)

「国際競争力」の使い方が上手いですね。「円高」を使っても良かったとは思います。

＞(4)
市財政がトヨタに過剰依存する状態は自動車産業の市況の影響を受け易い。将来的に安定的な発展や雇用創出の為、多角化を推進。(59)

トヨタという企業名を出したところがユニークですね（笑）あまり推奨はできませんが、減点にもならないでしょう。

例えば私はこう書きました。

「その地域の工業が特定の業種に偏っていると、不況などの影響を受けやすい。リスクを分散し、多くの産業の育成に力を入れる。」（58字）

ヤマコくんは「多角化」の一言で済ませてしまっていますが、この部分は重要なので、より字数を使って説明しても良かったと思いますよ。こちらの文章では「多くの産業の育成に力を入れる」としています。

ポイントになる言葉は、あえて「長文」にして具体的に説明することも技術の一つです。

(２０２２の問題の添削はもうちょっと待ってくださいね）

2013年
設問A
(1)
Aは海岸側。沿岸の寒流が地表付近の大気を冷やし大気が安定。雲を生む上昇気流が生じず降水量少。Bは内陸側。中緯度高圧帯が年中影響。下降気流が卓越し雲を生じず直射日光が地表蒸発を促進。(90)
(2)
じゃがいも・アルパカ
(3)
前者。海洋の湿潤な南西季節風が西ガーツ山脈に当り地形性降雨。(30)
(4)
アー米　イー茶
第三問
設問A
(1)
アー中国　イースペイン　ウーインドネシア
(2)
移民の若いヒスパニック系住民が雇用を求め米都市に流入。貧困層かつ離婚・中絶を禁ずるカトリックの教義上の制約で高出生率に。(60)
(3)
開発独裁・海外の投資で高度経済成長を日本より遅く達成。当時雇用の為都市に人口移動した若年層は現在は壮年期で高齢者でない。(60)
設問B
(1)
Aー大牟田　Bー室蘭　Cー日立　Dー新居浜　Eー豊田
(2)
アー化学　イー紙・パルプ　ウー精密機械　エー自動車
(3)
国際競争力が弱まり安価な労働力を求め工場が海外移転した。(28)
(4)
市財政がトヨタに過剰依存する状態は自動車産業の市況の影響を受け易い。将来的に安定的な発展や雇用創出の為、多角化を推進。(59)

添削よろしくおねがいします。