ブログ

2023.11.03

1569

 こちらはたつじんオープン添削第32回の解答のみ投稿してください。他の回の問題を投稿された場合、大変申し訳ありませんが、添削不可ということになってしまいます。ご了解くださいませ。第31回以前の問題に関してはすでに受付は終わっています。

コメント

では添削いたします。

>C
bは卓状地の中央シベリア高原にタイガや北部のツンドラがあるがaは新期造山帯の山脈に針葉樹と落葉広葉樹の混合林がある。(59)

いいですね。本来「卓状地」は「安定陸塊」に含まれる地形であり、「新期造山帯」より一つ分類が細かい地形なのですが、とくに問題ないでしょう。

(最も大きな地形の区分)安定陸塊・古期造山帯・新期造山帯
(安定陸塊の中に含まれる地形)卓状地・楯状地

なお近年の教科書では卓状地や楯状地の定義が変わっているので教科書などで確認しておきましょう。楯状地は古代の岩盤が露出した地形、卓状地はその上に地層が重なった地形。卓状地と構造平野は同じ意味なので、こちらも意味を確認しておいてくださいね。

また、植生についても本来は「タイガ」ではなく「針葉樹」とするべきですが(タイガは針葉樹の純林を差し、植生名ではない)、こちらも問題ないと思いますよ。ツンドラについては「北部」より「北極海沿岸」とした方がより正確な意味になるでしょう。
「混合林」は植生名です。

>D
石油、天然ガス、石炭、鉄鉱石等資源が豊富で原料立地型の鉄鋼・石油化学・パルプ工業が、大河のダム開発により電力立地型の非鉄金属工業がシベリア鉄道沿いに発達している。(82)

なるほど、「シベリア鉄道沿い」という言葉を加えているのですね。効果的ですよ。おもしろいと思います。

>E
冷涼な気候でやせ地の東部では食用ライ麦と飼料用大麦を輪作し作物中心で自給的。温暖で肥沃な西部では食用小麦と飼料用ジャガイモ、テンサイを輪作し家畜飼育が主力で商業的。(83)

本問はやや難解だったかも知れません。混合農業は、商業的と自給的を分けることは稀なのですが、本問ではそれがテーマとされていましたね。一応知っておいてください。基本的には商業的ですが、ロシアでは時給的混合農業がみられ、穀物栽培が主です(畜産ではなく)。

ホイットルセー農業区分は頻出ですので、30字や60字で説明できるよう練習しておきましょうね。


  • 2023.11.17 18:25
  • たつじん

Cbは卓状地の中央シベリア高原にタイガや北部のツンドラがあるがaは新期造山帯の山脈に針葉樹と落葉広葉樹の混合林がある。(59)
D石油、天然ガス、石炭、鉄鉱石等資源が豊富で原料立地型の鉄鋼・石油化学・パルプ工業が、大河のダム開発により電力立地型の非鉄金属工業がシベリア鉄道沿いに発達している。(82)
E冷涼な気候でやせ地の東部では食用ライ麦と飼料用大麦を輪作し作物中心で自給的。温暖で肥沃な西部では食用小麦と飼料用ジャガイモ、テンサイを輪作し家畜飼育が主力で商業的。(83)

  • 2023.11.09 20:15
  • さす

コメントフォーム

カレンダー

«11月»
   1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30   

ブログ内検索

フィード

スタディサプリスタディサプリ/たつじん地理

検索

ページの先頭へ