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2023.11.24

1582

  こちらはたつじんオープン添削第35回の解答のみ投稿してください。他の回の問題を投稿された場合、大変申し訳ありませんが、添削不可ということになってしまいます。ご了解くださいませ。第34回以前の問題に関してはすでに受付は終わっています。

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では添削いたします。

>2009年度 第1問
>設問A

>(1)aはジャングルやセルバで、樹層が複雑な常緑広葉樹林の密林が広がる。bはタイガで、単一の種類の針葉樹林となっている。

いいですね。十分にポイントは押さえられています。「ジャングル」や「セルバ」、「タイガ」など(文字数を多く使ってしまう)カタカナ言葉の使い方も適切ですよ。なかなかうまく書ける人は少ないと思います。

>(2)
アフリカ北部やオーストラリアは、中緯度高圧帯の影響で降水量が少ない。また低緯度で高温であるため、蒸発散量が多い。

こちらもいいですね。東大地理はもちろん理論が問われます。乾燥とは「降水量<蒸発量」ですよね。降水の面(降水量が少ない)と蒸発量の面(高温で蒸発量が多い)の2つの側面から述べることがコツでした。


>(3)
中国東部やインドは人口密度が高く、平坦な地形が多いため、広範囲にわたって森林が伐採されて耕地として利用されている。

なるほど、単に「人口が多い」ではなく、「人口密度が高い」という書き方にした点に感心します。まさにその通りですね。居住に適し、人口密度の高い地域(他にはヨーロッパなど)は、農地(耕地と牧草地)の拡大、建築材料や燃料としての伐採によって、多くの森林が失われます。日本はその数少ない例外となっています(古来より伐採の後は植林がなされるのが一般的だった)。


>設問B
>(1)
標高の高い地域は侵食が強いため、急斜面で谷が見られるが、低い地域は侵食された土砂が堆積し、なだらかな地形となっている。

いいですね。書くべき内容はシンプルです。東大では出題率は低いですが、地形図を用いた問題も見られます。ただ、複雑な内容は問われず、基本的には「見た」ままを答えるものが多くなっています。「侵食」と「堆積」といった対比的なキーワードもうまく使えていますね。

>(2)
Yからは鳥海山、Xからは鳥海山と岩木山の山頂が見える。

シンプルな書き方になっています。それでいて、しっかりと固有名詞も使えていて、とてもいい解答に思います。

>(3)
冬の降雪の多さを利用したスキー場、火山を観光するためのスカイラインや地熱を生かした温泉、ゴルフ場などが建てられている。

いいですね。単に温泉とせず「地熱を生かした」と理屈を付している点がとてもいいと思いますよ。文字数に余裕がある場合は、こういった付加的要素を増やすことを考えてくださいね。

次回も期待しています。

  • 2023.12.03 13:40
  • たつじん

2009年度 第1問
設問A

(1)aはジャングルやセルバで、樹層が複雑な常緑広葉樹林の密林が広がる。bはタイガで、単一の種類の針葉樹林となっている。

(2)
アフリカ北部やオーストラリアは、中緯度高圧帯の影響で降水量が少ない。また低緯度で高温であるため、蒸発散量が多い。


(3)
中国東部やインドは人口密度が高く、平坦な地形が多いため、広範囲にわたって森林が伐採されて耕地として利用されている。


設問B
(1)
標高の高い地域は侵食が強いため、急斜面で谷が見られるが、低い地域は侵食された土砂が堆積し、なだらかな地形となっている。

(2)
Yからは鳥海山、Xからは鳥海山と岩木山の山頂が見える。

(3)
冬の降雪の多さを利用したスキー場、火山を観光するためのスカイラインや地熱を生かした温泉、ゴルフ場などが建てられている。

  • 2023.11.30 20:44
  • さく

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