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2019.11.08

添削フォーム46

 コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。


コメント

こんにちは(^^)

東大、がんばって行きましょうね。では早速添削いたします。


>東京大学 2017年度 地理
>第一問
>
>A
>(1)ホットスポットで形成された火山島が、プレートと共に北西に移動する過程で沈降し、火山>島を囲むサンゴ礁だけが残ったから。

うまい書き方ですね。キーワードが巧みに配列されています。「ホットスポット」、「プレートが北西に移動」、「沈降によりサンゴ礁が残った」の3つがキーワードに思います。東大の論述は字数が短いことが難しいのですが、そこをうまくクリアしていますね。

>(2)石灰岩質の土壌であるため農業が難しく、大市場がある大陸までの距離も遠いため輸出>指向型の工業も育ちにくいから。

大変適切です。こちらも字数が限られている中で、十分な内容が説明されています。「石灰岩質の土壌」に触れているのはとてもいいと思います。工業について触れることは必須ではなかったと思いますが、もちろん問題ありません。「距離の遠さ」を工業が発達しない理由としていますが、こちらも「労働力の少なさ」が最大の理由かなとも思うのですが、間違いではありません。この内容で良いと思います。

>(3)領海は沿岸から12海里の範囲で沿岸国の主権が認められている。排他的経済水域は領>海を除いた沿岸から200海里の範囲で、沿岸国以外の船の航行は可能だが資源採掘や環境>保全は沿岸国の管轄だ。

字数制限が長いので余裕をもって文章をつくることができ、与えられたキーワードを使用するので書くべき内容も明確で、解答しやすかったのではないでしょうか。過不足なく適切な解答になっています。満点ですね。「環境」という言葉が使い難かったとは思いますが、うまく使えています。

>(4)a-南鳥島 b-沖ノ鳥島

ともに正解です。

>(5)南西諸島では冬季のモンスーンが卓越し多雨となるのに対して、小笠原諸島では亜熱帯>高圧帯の影響を年中受け少雨となるから。

こちらも正確です。もちろん「亜熱帯高圧帯」で全く問題ないのですが、亜熱帯高圧帯の一部である「太平洋高気圧」、もしくはその別称である「小笠原気団」でも良かったかなと思います。問題文でわざわざ「同程度の緯度」と断っているのが興味深いんですよ。亜熱帯高圧帯は原則として緯度に沿うものであり、同程度の緯度ならば同じタイミングでその支配下に入るのが基本ですからね。むしろここは、小笠原諸島が太平洋の中央に近い位置にあり、そもそも「小笠原」という名称であることが実は問題を解くカギになっていたのかもしれません。
字数があれば、南西諸島において台風の被害が大きいことにも触れていいかもしれません。あるおいは、梅雨による降水も考えられます。


>(1)a-赤道 b-南回帰線 c-北極線

全て正しいです。

>B(1)
>バッフィン島のことは知らなかったのですが、B(2)がフィヨルドについて問うているであろうこと>はわかったので、「c-北極線」と答えました。この設問はバッフィン島を知識として要求している>のでしょうか?それともこの解き方で合っているのでしょうか?

適切な解き方に思いますよ。十分に思考力を生かして解答できています。さすがにバフィン島については知る必要はないと思います。北極海周辺で知っておくべき島嶼は、ニューファンドランド、グリーンランド、ノバヤゼムリャ、スバールバルぐらいでしょうか。

>(2)U字谷が沈水してできたため、複雑で細長い海岸線となった。

いいですね。キーワードがしっかり使われています。

>B(2)
>「細長い海岸線」というのはコロケーション的に大丈夫なのでしょうか?
>設問には「海岸線の特徴」と書かれていたのでこのように書きましたが、本当は「細長い湾」や>「細長い入り江」のように書きたかったです。
>これらのように書いた場合、この設問に対する解答としては認められるのでしょうか?

なるほど、たしかにそうですね。むしろ問題の方が不備があるように思います。フィヨルドは海岸線を示す名称のはずですが、日本語では「狭湾」と訳したりしますからね。むしろ「細長い湾」、「細長い入江」の方が適切な書き方だったようにも思います。

>(3)a島は熱帯雨林気候に属し、天然ゴムやアブラヤシの栽培がプランテーションで行われて>いる。c島は貿易風の風上である東部では米の栽培が行われ、また島の固有種の動物が観光>資源になっている。


うまい表現ですね。素晴らしいと思います。カリマンタン島=農産物、マダガスカル=観光とキャラクターを分けて書かれているのも適切です。

>B(3)
>この設問が何を求めているかがあまりよくわからなかったので、知っていることをとりあえず書>きました。
>マダガスカル島についてはワオキツネザルのことを書いたのですが、動物も自然資源に含まれ>るのかが微妙だと思いました。
>しかし他に知っていることがなかったのでこう書きましたが、この設問は解答要素として何を想>定しているのでしょうか?
>赤本の解答ではレアメタルが挙げられていたのですが、ピンと来なかったです。

たしかに別の観点からの解答も可能だったと思います。例えばカリマンタン島ならば「プランテーション作物」以外に「鉱産資源」や「森林資源」も豊富な地域です。原油や天然ガス資源の産出、木材加工業なども十分に考えられます。マダガスカルについても、バニラの世界的な生産国であるなど商業的農業について言及できたかも知れません。ただし、それはかなり特殊な知識でもありますし、一般レベルの知識としてはやはり固有種である動植物の豊富な独特な自然環境こそ、この島の特徴に思います。メガネザルやバオバプ、タビビトノキなど。もちろん「レアメタル」については言及の必要は全くないと思いますよ。

<総論>
見事な答案に思います。基本的な学習は完璧であり、それを文章によって表現するという応用力も十分に見せつけています。かなりの高得点が狙えます。
ロイタキくんも指摘しているように、フィヨルドに関する設問の仕方にはちょっと疑問が残るところもありますね。出題側も完璧ではないということでしょうか。
これからもどんどん問題を解いて経験値を上げてください。そしてどんどん投稿してくださいね。今回については本当に失礼しました(本来なら投稿があった場合はメールで通知があるのですが、なぜかその機能がキャンセルされていたようで、通知がなかったのです)。次からは迅速なリアクションを心がけますので、これに懲りず引き続きチャレンジしてくださいね。

  • 2019.12.20 05:11
  • たつじん

こんにちは。
スタディサプリやツイッターでお世話になっている、ロイタキと申します。
昨年度東大を受験したのですが、残念ながら落ちてしまい浪人して今年度も受験することにしました。
過去問を解いたので、添削していただけると嬉しいです!

東京大学 2017年度 地理
第一問
A
(1)南東のホットスポットで形成される火山島がプレートと共に北西方向に移動する過程で沈降し、周囲のサンゴ礁だけが残るから。
(2)石灰岩質の土壌で農業が振るわず、資源にも恵まれない。大陸からの距離もあり輸出指向型の工業も育ちにくいから。
(3)領海は沿岸から12海里の範囲で沿岸国の主権が及ぶ。排他的経済水域は領海を除く、沿岸から200海里の範囲で、航行の自由は認められているが環境保護の義務や資源採掘の権利は沿岸国が有する。
(4)a-南鳥島 b-沖ノ鳥島
(5)小笠原諸島は年中亜熱帯高圧帯の影響を受け大気が安定するが、南西諸島は夏季のモンスーンにより豊富な水蒸気が運ばれるから。
B
(1)a-赤道 b-南回帰線 c-北極線
(2)U字谷が沈水してできたため、複雑で細長い海岸線になった。
(3)a島では豊富な降水量と温暖な気候を利用し油ヤシや天然ゴムのプランテーションが開かれ、b島ではモンスーンを利用し東部で稲作が営まれ、また固有生物を利用した観光業も発達している。

  • 2019.11.11 22:44
  • ロイタキ

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