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2020.08.31

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コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。こちらのフォームが他の投稿者によって既に使用されている場合は、他のフォーム(未使用)をご利用ください。投稿後、1週間を目処に添削回答いたします。もし1週間たっても回答がない場合、私が見落としている可能性がありますので、ツイッター(@ts914)にDMをいただけますでしょうか。早々に対応いたします。

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では添削いたします(^^)

>2014年度第3問_178(ヨーロッパ諸国の貿易と工業より)

>設問A
>(1)
A・・・オランダ
B・・・ポーランド
C・・・ノルウェー
D・・・スイス

非常にいいですね。Cは原油でアルミニウムでノルウェー、Dは医薬品でスイスとわかります。

AとCについては経済レベル(1人当たりGNI)の高低を想像してください。一般に1人当たりGNIが高い国で、GDPに占める研究開発費は大きくなります。1人当たりGNIが低いポーランドは、この値が0.6のBですね。

>(2)
同業者間の分業が効率よく行われていたから。また、デザイン性に優れていたため。

いいですね。サードイタリーの特徴が正しく説明されています。

最も使って欲しい言葉は「中小企業」でした。

中小企業のネットワークを生かした生産体制。伝統技術が生かされたデザイン性の高い衣類や皮革製品などの生産。(52字)

こういう感じでしょうか。

(3)
社会保障制度が充実しているため、教育水準が高く、高度人材が多い。また、人口の少なさによりGDPの値が低く、GDPに占める研究開発費の割合が高くなっている。

とても上手いと思います。キーワードの使い方も適切です。

私も書いてみました。

経済レベルが高く教育水準も高いため高度人材の育成に優れる。人口が少なくGDPが小さいこともGDPに占める研究開発費が高い要因。(59字)

「経済レベル」とはすなわち「1人当たりGNI」「1人当たりGDP」のことなのですが、文章のバランスを考えこの言葉を用いています。「教育」と「高度人材」がここで使えますね。

また「人口」というキーワードがあるので「人口が小さい=GDPが小さい」ことから相対的に割合が上がることにも言及できます。

なお、「人口」は実数ですので「少なさ」という表現で妥当です。同じように「GDP」も実数ですので(経済規模の大きさを表します)、こちらも「小さい」とするべきです。「低い」とは割合の時に使う言葉ですね。

人口、GDP(GNI)・・・実数(大きい・小さい)(多い・少ない)
1人当たりGNI(1人当たりGDP)、GDPに占める研究開発費・・・割合(高い・低い)

実数と割合を使いこなしてください。地理は統計学です。

>設問B
>(1)
自動車や航空機に必要な部品をEU域内から輸入し、自国で組み立て、完成品をEU域外へ輸出しているから。

たいへんいいですね。的確です。本問のキーワードは「航空機」だったわけですが、これがしっかりと強調されて述べられています。現在のグローバル化された世界においては、各国で生産を分担する国際分業が当たり前のことであり、工業がテーマとなった問題ではこの言葉は頻出です。国際分業という言葉も知っておくといいですね。

また「EU域内」と「EU域外」の対比ができている点も素晴らしいと思います。問題の問いかけとして「域内に対しては赤字、域外に対しては黒字」となる原因を述べよとあるのですから、それについての回答となっていなければいけません。その点、この答案はその要求を十分に満たしており「コール・アンド・レスポンス」ができていると言えます。とてもいいですよ。

私が書いた解答例はこのような形です。

国内に航空機の組立工場が立地。EU域内から部品を輸入するため輸入超となる。完成品を域外へ輸出するため輸出超となる。(57字)

「国際分業」という言葉を使いたかったのですが、それができませんでした。その点では不満足ですが、よかったら参考にしてくださいね。

>(2)
スペインはEU加盟後、関税が撤廃されたためドイツやフランス、アメリカ、日本などの自動車メーカーが安価な人材を求めて進出した。これらスペインで製造された自動車の輸出はEU域内を中心に展開されている。

これはちょっと惜しいですね。スペインの「国外」と「国内」の状況を説明しないといけませんが、こちらの解答では国外に関することのみです。EUに加盟し、関税が撤廃されていることのみ言及されています。

「国内」の要因とは何でしょう。そう、経済レベルですね。1人当たりGNIがドイツやフランスより低いため、そうした国々から自動車工場が進出してくるのです。スペインは比較的人口も多い国ですから「安価で豊富な労働力」が得られるわけです。

スペインは人口が比較的多く経済レベルが低い。安価で豊富な労働力を求め周辺国から自動車の生産拠点が進出する。EU加盟国であり域内貿易が自由化されているため、部品や製品の輸出入が活発。(89字)

こういった形になりますね。問題文を読み込み、何を答えるべきなのかを明確にしてから解答をつくりましょう。

>(3)
中国からは衣類などの労働集約型工業製品が多く、ロシアからはエネルギー資源の輸入が多い。また、日本は高付加価値の工業製品の輸入が多いから。(68字)

とてもいいですね。あとは字数の調整でしょうか。2行すなわち60字以内に収めてください。短い字数で多くのことを伝えるという形がいかにも東大です。文章のつくりかたを練習しましょう。

今回もとてもよくできていました。少しずつ惜しいところがありますので、次回への課題としてくださいね。

  • 2020.09.05 01:05
  • たつじん

2014年度第3問_178(ヨーロッパ諸国の貿易と工業より)


設問A
(1)
A・・・オランダ
B・・・ポーランド
C・・・ノルウェー
D・・・スイス
(2)
同業者間の分業が効率よく行われていたから。また、デザイン性に優れていたため。
(3)
社会保障制度が充実しているため、教育水準が高く、高度人材が多い。また、人口の少なさによりGDPの値が低く、GDPに占める研究開発費の割合が高くなっている。

設問B
(1)
自動車や航空機に必要な部品をEU域内から輸入し、自国で組み立て、完成品をEU域外へ輸出しているから。
(2)
スペインはEU加盟後、関税が撤廃されたためドイツやフランス、アメリカ、日本などの自動車メーカーが安価な人材を求めて進出した。これらスペインで製造された自動車の輸出はEU域内を中心に展開されている。
(3)
中国からは衣類などの労働集約型工業製品が多く、ロシアからはエネルギー資源の輸入が多い。
また、日本は高付加価値の工業製品の輸入が多いから。


添削の方よろしくお願いします

  • 2020.08.31 15:18
  • のい

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