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＞設問Aの(3)について質問です。
「主権」を先生の文章に組み込むとどのようになるのでしょうか。

あら、すいません、「主権」という言葉を使っていませんでしたね。主権はもちろん領海に関連する言葉ですので、これと共に使います。

「海岸線から１２海里までが領海で主権が及ぶ。領海の外側で海岸線から２００海里までが排他的経済水域で沿岸国に海洋資源の独占権や環境保護の管理権がある。他国の船舶の航行は自由。」（85字）

このような感じでしょうか。とくに工夫された文でもありませんが、シンプルにまとめてみました。

設問Aの(3)について質問です。
「主権」を先生の文章に組み込むとどのようになるのでしょうか。

では添削いたします。

＞7(2017年度　第一問)

＞設問A

＞(1)ホットスポット上を太平洋プレートが南東から北西に動き、火山島が立地。発生後、時間が経った火山島が侵食沈降しサンゴ礁になった。

なるほど、言いたいことがよくわかる良い解答だと思います。合格圏です。もう少し文章を工夫したらもっとわかりやすい文章になったと思いますよ。

ホットスポットに形成された火山島が太平洋プレートの動きに沿って南東から北西に移動。やがて侵攻や沈降が進みサンゴ島になった。

私はこう書いてみました。

「ホットスポット上の火山島がプレートの移動に伴い北西に移動。沈降や侵食で標高が低下。長い年月で周囲にサンゴ礁が発達。」（57字）

参考にしてくださいね。

＞(2)国土面積が狭く資源も少ない。周囲が浅いサンゴ礁に囲まれると大型船も進入できない。資源の輸入が厳しく、自国のみでの工業の発達は厳しい。交通の便も悪い。

なるほど、「大型船も進入できない」という部分はおもしろいですね。いろいろなことが書けた問題だと思います。

私も書いてみました。

「面積が小さく農業が振るわず、資源産出も少ない。遠隔地で人口が少ないため工場の進出もなく、先進国から投資も進まない。」（57字）

農業、資源、工業、それぞれについて書いてみました。面積の小ささ、人口の少なさ、距離の遠さが、産業が発達しない理由になっています。

＞(3)領海は沿岸から12海里。完全な主権が及ぶ。排他的経済水域は領海の外200海里。外国船の航行は自由。資源の開発、環境保護などの行動には沿岸国の許可が必要。

領海、排他的経済水域の定義は正しいと思いますよ。最後の「沿岸国の許可が必要」といい部分もとてもよく工夫されています。

私はこう書いてみました。

「海岸線から１２海里までが領海。領海の外側で海岸線から２００海里までが排他的経済水域。排他的経済水域は沿岸国に海洋資源の独占権や環境保護の管理権がある。他国の船舶の航行は自由。」（87字）

「環境」が使いにくいんですよね。ここでは「環境保護の管理権がある」という言い方にしてみました。ちょっと苦しいですが、仕方ないでしょうね。

＞(4)a -南鳥島　b -沖ノ鳥島

いいですね。適切です。

＞(5)夏季。南西諸島は梅雨前線や台風のような低気圧の影響を受ける。小笠原諸島は太平洋高気圧下に位置し、影響を受けにくい。

いいですね。要するに「南西諸島＝台風・梅雨前線」であり「小笠原諸島＝小笠原気団」ですよね。

なお、私はこのように書いてみました。

「南西諸島は台風の通り道であり、更に梅雨前線の勢力も及び多雨。小笠原諸島は太平洋高気圧の小笠原気団の影響が強く比較的少雨。」（60字）

小笠原諸島については決して極端に雨が少ないわけでもないので「比較的少雨」という言い方にしてみました。

＞設問B

＞(1)a -赤道　b -南回帰線　c -北極線

いいですね。正解です。

＞(2)氷河の融解の際に侵食されたため。

「特徴」を述べる必要がありますね。「狭長な入江」などのような言葉が必要だったでしょう。

＞(3)a島は熱帯雨林気候で多雨。林業、油ヤシの栽培が盛ん。新期造山帯上に立地するため原油も取れる。b島は南東貿易風の影響を受け、東側で多雨。稲作が可能。（７３字）

字数に余裕があるので、もっと書き込んでみても良かったと思いますよ。内容的には適切です。


私はこのように書いてみました。マダガスカルは世界的なバニラビーンズの産地です。

「ａは熱帯雨林に覆われ林業が発達する他。油ヤシの栽培も。新期造山帯に含まれ原油の産出も多い。ｂは南東貿易風の影響で多雨となる東部で米作が発達。バニラビーンズなど商品作物の栽培も。」（88字）

よかったら参考にしてくださいね。

7(2017年度　第一問)
設問A
(1)ホットスポット上を太平洋プレートが南東から北西に動き、火山島が立地。発生後、時間が経った火山島が侵食沈降しサンゴ礁になった。
(2)国土面積が狭く資源も少ない。周囲が浅いサンゴ礁に囲まれると大型船も進入できない。資源の輸入が厳しく、自国のみでの工業の発達は厳しい。交通の便も悪い。
(3)領海は沿岸から12海里。完全な主権が及ぶ。排他的経済水域は領海の外200海里。外国船の航行は自由。資源の開発、環境保護などの行動には沿岸国の許可が必要。
(4)a -南鳥島　b -沖ノ鳥島
(5)夏季。南西諸島は梅雨前線や台風のような低気圧の影響を受ける。小笠原諸島は太平洋高気圧下に位置し、影響を受けにくい。
設問B
(1)a -赤道　b -南回帰線　c -北極線
(2)氷河の融解の際に侵食されたため。
(3)a島は熱帯雨林気候で多雨。林業、油ヤシの栽培が盛ん。新期造山帯上に立地するため原油も取れる。b島は南東貿易風の影響を受け、東側で多雨。稲作が可能。

添削よろしくお願いします！