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2021.06.13
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コメント
では添削いたしますね。
>2019 第一問 設問A
>1.Pーウ Qーア Rーイ
いいですね。とくに問題ないかと思います。とくにイにおいて雨季と乾季が明瞭なことがポイントであり、このことは次以降の問題にも反映されていますね。
>2.雨季の家屋の浸水を防ぐため、高床式のものが作られる。乾季は、用水を確保する必要があるため、ため池が作られる。
いいですね。うまいですね。シンプルによく書けていますよ。十分な合格圏の解答だと思いますよ。
東南アジアを中心としたモンスーンアジアは、年間を通じては湿潤な気候がみられるものの、雨季と乾季が明瞭であり、乾季には農業が困難となります。例えば、タイで土地生産性が低い理由の一つに「一年一作」であることが挙げられます。気温が高いため本来ならば年間に複数回作付けが可能なのですが、雨季と乾季が明瞭で、乾季には米作ができないことから一年一作となってしますのです。
これを克服するため、近年は灌漑施設も整備され、二期作も可能になっているようです。
こういった背景を考えれば、「湿潤」地域だからといって灌漑が不要ではないことはわかりますよね。本問についても「雨季」と「乾季」の違いを考えれば十分に解答は可能だったと思いますよ。
例えばこういった形です。
「雨季と乾季が明瞭な気候。ため池は乾季の農業用水や生活用水確保のため。高床式は雨季の浸水や地面からの湿気を避けるため。」(58字)
よかったら参考にしてくださいね。
>3.マングローブ林。日本への輸出用のえびの養殖地として適しているため、次々と伐採が進んでいる。
こちらもいいですね。同じく合格圏です。
ただ、本問で気づいたと思いますが、書くべき内容は簡単なんですよね。それでいて、60字という「過剰な」字数制限がある。つまり、本問のポイントはいかに「余分なこと」を付け加えるか、なのです。余分と言っては言葉が悪いですが、付帯状況を付け加えることによって文字数を充足する文章をつくることが求められていたわけです。
例えばこのような形です。
「林。薪炭材やパルプ材としての利用の他。市場経済化によりエビの輸出が拡大し、養殖池の造成のために伐採が進む。」(59字)
いかがでしょうか。60字と長い字数制限のため、2つのトピック(薪炭材・パルプ、エビ)について述べ、さらに社会主義国ベトナム特有のキーワードとして「市場経済化」を加えています。
これらは全て「余分な」ものですが、しかし文字数を満たすためには実は「必須」な内容だったのですね。こういった工夫も時には必要になります。
「シンプル」な問題だからこそ、自分でオリジナルな内容を乗せて記述するテクニックを重要視してくださいね。
- 2021.06.30 21:37
- たつじん
2019 第一問 設問A
1.Pーウ Qーア Rーイ
2.雨季の家屋の浸水を防ぐため、高床式のものが作られる。乾季は、用水を確保する必要があるため、ため池が作られる。
3.マングローブ林。日本への輸出用のえびの養殖地として適しているため、次々と伐採が進んでいる。
- 2021.06.30 14:59
- あ
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