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2017.11.04

添削フォーム13

 コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。

コメント


こんばんわ(^^) たいへん遅れました。申し訳ありません。今後はより早く対応できるよう心がけますので、ご容赦くださいませ。では、添削いたします。

A(1)aー宿泊業 bー食料品製造業 cー輸送用機械器具製造業
dー情報サービス業 eー医療業 (間違えました)

たしかにaとeは判定が難しかったかもしれませんね。aについては、人口に比例する傾向が強いことが重要だったような気がします。

(2)少子高齢化の進展に伴う福祉政策の充実が図られる一方、予算確保のため、過剰供給の傾向にある工事業削減政策が取られたため。

とてもいいですね。「少子高齢化」は重要なキーワードと思います。あえていえば、「少子化」には言及する必要はなかったかも。ポイントはやはり「高齢化」ですものね(だからといって、もちろん減点ポイントとはならないと思いますよ)。
後半も適切です。ただ、ここで「公共事業」をいうキーワードを引っ張ってこれたらさらに良かったでしょう。道路整備や公共施設の建設など、地方へのいわゆる「バラマキ政策」が批判されたことはありました。現在はこちらへの予算が削られ、福祉へと回される傾向があります。しかし、こうした公共事業こそ、地方の雇用対策としては有効であり、一概に否定できないものではあるのですが。

B地方中枢都市等へ若年層が流出、高齢化が進み偏った年齢構成になり、税収が減少して財政が悪化、公共サービスを保てなくなり近隣の市町村と統併合が行われた。

こちらも非常にいいですね。的確でわかりやすい文章です。読み手を納得ささせるものがあります。
唯一の難点を挙げるとすれば、設問で与えられた情報を最大限に活用していないという点でしょうか。「三大都市圏内のA県」との比較を、文章のどこかで行っておれば、さらに完璧だったでしょう。

「郊外のA県では、人口が増加し、財政的には潤っている。それに対し、地方圏のB県では、農村部を中心に若年層が流出し、過疎化が進むことによって財政基盤が脆弱なものとなった。(以後続く)」のような構成を意識してみてはどうでしょう。

C(1)アー郊外 イー都心 ウー中間

こちらは問題ないようですね。

(2)都心の地価高騰により郊外にベッドタウンが形成され若年層が流入、生産年齢人口が上昇したが、その子供世帯は都市部へ流出、老年人口が増加を続けている。バブル崩壊後の再開発により都心への生産年齢人口の回帰が起こっている。

限られた字数の中でたいへん上手に書けていますね。とても素晴らしいと思います。郊外と都心部の人口変化は論述問題のテーマとしては定番ですので、このように整理して記述するテクニックがあることは非常に有利です。
あえていえば、生産年齢人口が「上昇」より「増加」の方がいいでしょうか。割合ならば「上昇・低下」となりますが、絶対数の場合は「増加・減少」ですね。
個人的には「その子供世代(世帯とありますが、世代でしょうか)は都市部(ここも都心部の方が適切ですかね)へ流出」の部分が気に入っています。わかりやすく、論理的な文章になっています。

今回はとくに時間をいただいてしまい、重ねて大変申し訳ありませんでした。これに懲りず、どしどしと解答を投稿してくださいね。


  • 2017.12.10 14:56
  • たつじん

添削お願いします。
東京大学2009 第3問
A(1)aー宿泊業 bー食料品製造業 cー輸送用機械器具製造業
dー情報サービス業 eー医療業 (間違えました)

(2)少子高齢化の進展に伴う福祉政策の充実が図られる一方、予算確保のため、過剰供給の傾向にある工事業削減政策が取られたため。

B地方中枢都市等へ若年層が流出、高齢化が進み偏った年齢構成になり、税収が減少して財政が悪化、公共サービスを保てなくなり近隣の市町村と統併合が行われた。

C(1)アー郊外 イー都心 ウー中間
(2)都心の地価高騰により郊外にベッドタウンが形成され若年層が流入、生産年齢人口が上昇したが、その子供世帯は都市部へ流出、老年人口が増加を続けている。バブル崩壊後の再開発により都心への生産年齢人口の回帰が起こっている。

  • 2017.11.19 18:21
  • MA

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