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2020.11.21

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コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。こちらのフォームが他の投稿者によって既に使用されている場合は、他のフォーム(未使用)をご利用ください。投稿後、1週間を目処に添削回答いたします。もし1週間たっても回答がない場合、私が見落としている可能性がありますので、ツイッター(@ts914)にDMをいただけますでしょうか。早々に対応いたします。

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では添削いたします。

>東大2016第3問

>A(1)扇状地、自然堤防、三角州

適切です。とくに問題ありませんね。

>(2)降水量の多い時期に河川が溢流・氾濫するのを防ぐため。

こちらもいいと思います。洪水対策ということがわかれば十分です。

>(3)高度経済成長期に工業用水を確保するために地下水を汲み上げていたため地盤が低下した。その後地下水の利用に規制が設けられ、地盤が安定化した。(68字)

こちらもいいですね。合格圏です。

まず「高度経済成長」に言及できている点が適切です。「1975年」とわざわざ示されているのですから、高度経済成長にがカギになることは確かですよね。さらに「地下水の過剰揚水→地盤沈下」と結びつけている点もいいと思います。

後半では[安定した理由]を述べています。このようなシンプルな形で全く問題ありません。

私も書いてみました。

高度経済成長期に重工業化が進み、地下水が過剰に汲み上げられ地盤沈下が生じた。これを防ぐため地下水の利用が規制された。(58字)

このような形でしょうか。「過剰揚水」という言葉は便利ですが、なかなか難しい言葉だと思いますので。ここでは「汲み上げ」や「利用」という平坦な言葉に変えています。また「地盤沈下が公害とみなされ」とありますが、公害に認定されるまでもなく、地番沈下が建造物や都市施設に与える影響は大きいのですから、ここはシンプルに「地盤沈下を防ぐ」という言い方で十分に思います。ある程度、常識的に意味が伝わると思われる部分はどんどんシェイプアップした方がいいでしょう。

>(4)ウの土地は砂質・泥質であり、地震の際の液状化に脆弱である。建物等の耐震工事が有効となる。一方、低地ゆえに高潮や洪水に脆弱である。堤防の改良や地下貯水池の建設が有効である。

組み立てが上手いですね。とてもいいともいます。「液状化→耐震工事」、「高潮・洪水→堤防・貯水池」と対策が明確に示されています。大変わかりやすい文章です。

私も書いてみました。

液状化は土地が水分を含んでいると発生します。振動によって分子同士がぶつかり、地表面に押し上げられるのです。液状化の最も有効な対策は土地の水分を抜くことにあるのです。「地盤の改良」が適切な対策となります。

豪雨による洪水。土地の嵩上げ、堤防の建設。地震にともなう地盤の液状化。土地の水分を抜くなど土木工事による地盤の改良。(58字)

箇条書きスタイルにしてしまいましたが、できれば文章にした方が良かったかも知れませんね。洪水対策としては、土砂などにより土地の嵩(かさ)上げをして、建物を高所につくることも対策になります。

全体としてとても上手く書けていますよ。とくに「わかりやすい」文章を書くことが強く意識されており、好感が持てます。自分の知らないことを無理に述べる必要はありません自分の理解できる範囲の内容を、自分の言葉でしっかりと書くことが大切ですね、この調子で行きましょう(^^)

  • 2020.11.27 02:12
  • たつじん

東大2016第3問
A(1)扇状地、自然堤防、三角州
(2)降水量の多い時期に河川が溢流・氾濫するのを防ぐため。
(3)高度経済成長期に工業用水を確保するために地下水を汲み上げていたため地盤が低下した。その後地下水の利用に規制が設けられ、地盤が安定化した。
(4)ウの土地は砂質・泥質であり、地震の際の液状化に脆弱である。建物等の耐震工事が有効となる。一方、低地ゆえに高潮や洪水に脆弱である。堤防の改良や地下貯水池の建設が有効である。

  • 2020.11.24 22:32
  • 万物は流転する

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