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2020.11.27

投稿フォーム268

コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。こちらのフォームが他の投稿者によって既に使用されている場合は、他のフォーム(未使用)をご利用ください。投稿後、1週間を目処に添削回答いたします。もし1週間たっても回答がない場合、私が見落としている可能性がありますので、ツイッター(@ts914)にDMをいただけますでしょうか。早々に対応いたします。

コメント

>東大2019年第2問

>A(1)大気汚染

とくに問題ないと思います。窒素酸化物の発生で酸性雨が生じるので、酸性雨も答えの一つでしたね。

>(2)日本、アメリカ合衆国、ロシア、中国

これは難しいですね。私もかなり考えてしまいました。

「水溶性窒素」と「亜酸化窒素ガス」が農産物の生産過程で排出されることがポイントですね。この2つの値が際立っているアが大量の農産物を輸入している国ということで日本となりますね。
一方で、水溶性窒素については輸出品の方が多くなっているイは農産物の輸出国ということでアメリカ合衆国。
ウとエはいずれも窒素酸化物を生じる品目が輸出品となっており、これらは工業製品であることがわかります(石炭など化石燃料の使用に伴うものなので)。とくにこの値が大きいエが世界最大の工業国にして工業製品の輸出国である中国となり、残ったウがロシアですね。

>(3)化石燃料の石炭や天然ガスに加え生産過程において飼料や燃料を大量消費する肉類や小麦などを生産し輸出している。(53字)

とてもいいですね。グラフの意味がしっかりと読み取られています。リード文の中で、「農産物」や「化石燃料の生産過程」の中で窒素の排出が多いと説明されていますのから、それに則って記述したら良かったわけです。

>(4)各国の自主規制のみに任せると、化石燃料や農産物の輸入国は規制の対象外となる。一方、それらの輸出国は窒素排出量の削減に取り組もうとしないから。(70字)

これは非常に書きにくかったと思いますよ。とくに3行(90字)と字数制限が長いため、何を書いて字数を稼いだらいいのかが曖昧です。

ポイントはアンバランスであることですね。窒素の排出国は農産物や鉱産資源の生産が多い国ですが、それらの多くは輸出されるわけで、実際に恩恵を得ているのは輸入国です。それなのに、規制をかけてしまえば生産国(つまり輸出国)だけが不利な状況となってしまい、消費する側である輸入国は規制に対象外となってしまいます。こういったことをじっくりと説明すれば良かったでしょう。

窒素を大量に排出するのは農産物や化石燃料資源の生産が多い国であるが、それら生産物は主に輸出され実際に消費するのは他の国である。生産国だけに規制をかけるのではなく国家間の調整が必要。(90字)

つまりこういうことですよね。字数に余裕があるので、しっかりと述べることができたと思います。

今回の大問は全体に難しかった印象です。ただ、こういった難問でこそ、実力の有無が図られます。部分点狙いで構いませんので、自分なりの回答を作ることができるようにしましょう。

  • 2020.12.06 16:50
  • たつじん

東大2019年第2問
A(1)大気汚染
(2)日本、アメリカ合衆国、ロシア、中国
(3)化石燃料の石炭や天然ガスに加え生産過程において飼料や燃料を大量消費する肉類や小麦などを生産し輸出している。
(4)各国の自主規制のみに任せると、化石燃料や農産物の輸入国は規制の対象外となる。一方、それらの輸出国は窒素排出量の削減に取り組もうとしないから。

  • 2020.12.03 21:14
  • 万物は流転する

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