ブログ

2021.04.05

投稿フォーム323

コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。こちらのフォームが他の投稿者によって既に使用されている場合は、他のフォーム(未使用)をご利用ください。投稿後、1週間を目処に添削回答いたします。もし1週間たっても回答がない場合、私が見落としている可能性がありますので、ツイッター(@ts914)にDMをいただけますでしょうか。早々に対応いたします。

コメント

こんにちは(^^)初投稿ありがとうございます。

>アマガエルです。
>初投稿です。1年間よろしくお願いします。

こちらこそ1年間よろしくお願いします。焦ることなく、1ヶ月に1本の投稿を目指して継続していきましょうね。もちろんもっとたくさん投稿してくれても大丈夫ですよ(笑)自分のペースを守って勉強しましょう。

>新傾向の2006年度分を早速やってみました。添削お願い致します。

>2006 東大

>大問1
>設問A
>(1)
アd イa ウb エc(完答2/2)

チリ中部(d)=地中海性気候(ア)、エクアドル(a)=熱帯の高山(イ)、ペルー沿岸部(b)=砂漠気候(ウ)、ボリビア(d)=とくに標高が高い(エ)。いずれも正解ですね。

>(2)
イの都市は気温の年較差が少なく、降水も1年を通して少なくなく特に春秋に多い。熱帯低気圧に覆われる赤道直下の高山帯だ。(58字
(1/4)

低緯度の高原に位置する都市ですよね。降水量に言及する必要はありませんよ。「気温年較差が小さい」こと、「年平均気温が低い=標高が高い」こと、つまり「気温」だけに注目するべきです。それだけで判定ができますよね。

なお「赤道直下」は熱帯低気圧に襲われることはありません。熱帯低気圧とは台風やサイクロン、ハリケーンのことで転向力の作用が必要(風が渦を巻くため)であり、転向力が微弱な赤道直下では発生しません。とくに「高山」ならなおのこと熱帯低気圧の影響はありませんね。ここはもしかして「熱帯収束帯」のつもりで言葉を用いたのでしょうか。こうした理科的な言葉は文系生徒にとって勘違いが生じやすいところです。注意しましょう。

「年間を通じて太陽からの受熱量にほぼ変化がなく気温年較差の小さい低緯度。平均気温が低く海抜高度が高い高原に位置。(55字)」

こういったところでしょうか。

>設問B
>(1)
ケ:エクアドル ク:チリ キ:ブラジル カ:ペルー(完答2/2)

キがわかりやすいですね。サトウキビだけでなく、大豆やトウモロコシがポイントになります。ブラジルです。クはブドウでチリ、ケはバナナでエクアドルですね。カは消去法でペルーです。

>(2)
バイオエタノールの燃料として発電などに用いられる。(1/1)

バイオエタノールは正解です。ただしブラジルではガソリンの代替品として自動車の燃料に使用されることが多いですね。ブラジルは水力発電の国ですので、燃料(バイオあるいは化石燃料)は発電量には重用されません。一応正解にはしておきます。

>(3)
高度が低い場所は熱帯気候のためサトウキビなどの熱帯作物を、高度が高くなると気温が低下しじゃがいもを栽培し、より高くなるとリャマやアルパカを放牧といった高度に準じた土地利用を行う。
89字
(3/4)

とてもいいですね。
・低地・・・熱帯作物(具体例;サトウキビ)
・高地・・・冷涼な気候に適応した作物(具体例;ジャガイモ)
・耕作限界を超えた高所・・・放牧(具体例;リャマ・アルパカ)

それぞれ整理されています。「耕作限界を超えた」という言い方は便利ですので、覚えておくといいですね。農耕ができなくとも、牧草地には利用でき、放牧地となります。

やや気になるのはサトウキビでしょうか。サトウキビは東南アジア・オセアニアが原産で、南米にはプランテーション作物として近代以降に持ち込まれました。その栽培地域もヨーロッパ人が入植した大西洋岸が中心です。アマゾン低地原産のキャッサバなどが無難だったような気がします。

「湿潤高温の低地ではキャッサバなど熱帯作物。標高が上がるとトウモロコシ。さらに標高が上がると冷涼な気候に適応したジャガイモ。森林限界を超えた高所ではリャマやアルパカの放牧。(85字)」

90字ありますので、できるだけ詰め込んでみました。字数が長いからといって冗長な文章を書いていれば得点は上がりません。字数を有効に使うことを意識してくださいね。


>設問C
(1)
ブラジルの輸出品は他2国と比べ、農産物や鉱産物といった一次産品が少なく、技術を要する製造品の割合が高く多角化している。
59字(2/3)

悪くはありません。とくに「一次産品」という言葉の使い方は素晴らしいと思います。ブラジル単体でみれば農産物や鉱産資源の輸出も多いのですが、エクアドルやペルーと比較した場合にはやはり製造品の割合の高さがポイントとなります。ただし、その製造品にしても、とくに金額が大きいのは化学製品や金属製品・機械・輸送機器など重化学工業製品です。「技術を要する」というとハイテク産業のような知識産業を想像してしまいますので、ここはストレートに「重化学工業」というキーワードを使うべきでしょう。

「農産物や鉱産物などの一次産品の割合が低い。石油化学工業や鉄鋼業、自動車工業が発達し、重化学工業製品の輸出が多い。(56字)」

こういった形でしょうか。

>(2)
「近年BRICSの一角として、豊富な人口と土地、資源、安価な労働力を活かし外国企業を誘致し工業化を急速に進めてきた。」
57字(2/4)

いいですね。適切な回答です。ただ「ブラジル」であることが大切なんですよ。ブラジルはそれまでの国内供給中心の「輸入代替型工業」から外国への輸出を目的とした「輸出指向型」工業へと転換した国で、問題文の「産業構造の変化」はこれを答えさせたいのだと思います。同じような状況の国にはインドがあり、いずれもGNIが大きい(国内市場が大きい)ことが条件となっています。以前は国内向けの生産活動を行っていればそれで経済が十分回っていたのですが、グローバル化する世界の中でいつまでもそうした「閉鎖」を続けていれば取り残されてしまいます。外資を積極的に導入し、輸出指向型の工業へと転換していったのですね。

さらに「BRICS」はあまりこういったテストで強調するべきものでもありません。単に同じような経済成長の状況にある国々を総称しただけのものであり、そこに厳密な基準があるわけではありません。もちろん国際機構でもありませんよね。あまりお勧めできる言葉ではありません。

「内需中心の輸入代替型から外国の市場を意識した輸出指向型工業への転換。外資を積極的に導入し、重化学工業を発展させた。(57字)」

こんな形でしょうか。BRICSといったようなちょっと「おしゃれ」な言葉ではなく、輸出指向型という「実直」な言葉が大切なのです。冒頭の問題でありましたが、熱帯収束帯と熱帯低気圧の区別も重要ですよね。こうした「日本語」の言葉こそアマガエルさんたちが使いこなすべきものなのです。カタカナ言葉やアルファベット言葉は実はさほど重要ではないのです。

小計(13/20)

>大問2
>設問A
eカナダ bインドネシア dタイ aニュージーランド cフィンランド

(完答0/2)

>設問B
>(1)
1960年代以降、植林された面積は毎年大幅に減っている。(3/3)
28字

いいですね。満点回答です。

>(2)
人工林の伐採面積は少しずつ減っている。林齢は、若い木が年々減る一方、35年を超える高齢の木が伐採されず放置されている。(4/4)
58字

これもいいですね。字数を目一杯使って丁寧に説明されています。満点回答です。

>(3)
1960年代に木材の輸入自由化が行われたことで木材価格の安い外国産材が急速に増え主流になった。重労働で給料も高くない林業は国内の若者からも敬遠され国内林業が衰退したから。88字(3/5)

いいですね。十分合格圏の回答です。

気になる点をいくつか。

「1960年代の木材の輸入自由化」とありますが、木材の輸入自由化が1960年代に行われたことを知っていましたか?もしこれについての知識がなく、曖昧でしたら、このように年代を限定することはリスクがあるように思います。問題の方で年代について言及することが求められていないのでしたら、こういった「減点」の可能性がある内容からは逃げるべきかと思いますよ。

さらに後半の文章ですが、ちょっと弱いなと思います。一般的な書き方としては「林業従事者の高齢化と後継者不足」でしょうか。これは農業などにも当てはまる言い方ですね。決まり文句かと思います。「若者から敬遠」よりこちらの表現の方がいいですね。

そしてグラフから判定できることとして、1970年代以降は全体の木材供給量も大きく変化がなく、むしろ減少している年度もありますね。このこともに触れるべきだったと思いますよ。

「輸入自由化による安価な外国産材の流入したことで高コストの国産材の需要が低迷した。全体の木材供給量も停滞している。林業従事者の高齢化と後継者不足により国内林業が衰退した。(84字)」

こういった形でしょうか。3つのトピックを連ねています。90字制限を有効に使った例です。

>設問C
(1)
チップは紙を作るパルプに用いられる。(2/2)

いいですね。満点です。

>(2)
以前は主流の建築用の木材が高層マンションの鉄筋コンクリートに代わられ、紙製品は需要が増えまたチップは輸送しやすいから。59字(1/4)

まず1点目。文章がちょっとぎこちないようですよ。一文で言い切ってしまおうとするからわかりにくい文になってしまうのです。また無理に「から」をつけているため、これもちょっとおかしい文となっています。

文を短く切る。理由だからといって必ずしも「から」に拘る必要はない。これを意識しましょう。

「建材の中心が木材から鉄筋コンクリートに代わった。紙製品の需要が増えた。チップは丸太に比べ輸送しやすい。(50字)」

どうしても「から」をつけたければ、最後に「以上の理由による。」と付記すれば大丈夫ですよね。

ただし、、、本文の場合、そもそも内容がやや外れていると思いますよ。チップの増加というより、丸太の減少が実は重要なのですよね。

インドネシアなどで丸太(原木)の輸出規制が行われていることはよく知られています。外国企業による商業的伐採を制限し、森林管理を国が行うことで環境保護の目的があります。これに加えて、現地での産業育成(木材加工業)を挙げ、最後に輸送コストの軽減を述べるべきでしょう。

「環境保護の観点から原木での輸出が制限。産地国における木材加工業の育成。チップ加工による輸送コストの軽減。(52字)」

こういった形でしょうか。字数制限が短いのに書くべきことが多い場合には、こういった箇条書きスタイルも有効ですので、取り入れてみてください。

小計(13/20)


>大問3
>設問A
(1)a中国 b台湾 cマレーシア

適切です。(完答2/2)

>(2)
日本は人件費が上昇し、生産コストを抑えるため国内の工場が人件費の安い中国など途上国へ移転する産業の空洞化が進んだから。(1/3)
59字

内容的には正しいです。素晴らしいと思います。ただ、やはり文章がぎこちないのですよね。当面のうちは、文章を短く切ること、無理に「から」をつけないこと、これを意識してみてはどうでしょう。慣れてきたらまた他の書き方に挑戦したらいいわけですし。

本文のポイントは、簡単な内容ながら、それをいかに60字へと引き伸ばすかという点にあります。回答を超えた回答と言いましょうか、うまく多様な内容を含めた文にしてほしいのです。



1997年以降ですので「円高」は不適当です。これは80年代のキーワードですね。またこの20年間日本の賃金はあまり「上昇」していません。「上がった」のではなく、もともと「高い」という言い方の方がより現実に即していると思います。

「労働集約型の機械組立工業であり、高賃金の日本から低賃金の発展途上国へと生産拠点が移動。国内では産業の空洞化が生じる所も。(60字)」

労働集約型というキーワードを入れてみました。同じ製造業でも労働力に依存しない資本集約型工業である鉄鋼業や石油化学工業は海外流出しませんからね。

>(3)
「両国は現在急激に経済発展をしており、政府は今後の経済発展に人材資源を重視しパソコンを普及する政策を行っているから。」(1/3)
57字

悪くありません。ただ、漠然とした部分もあり、具体性に欠ける箇所も目立ちます。たとえば「人材資源を重視」というのは具体的にどういったことでしょう?おそらくここでは高度に教育されることで先端産業や情報産業に堪能な有能な人材を育成することですよね。そこを明確に述べた方がいいと思いますよ。

また「パソコンを普及する政策」はどうでしょう。政府が情報化社会を推し進める中で、国民や企業がそれに必要なものとしてパソコンを購入し、それを生活やビジネスに活かしているという流れがあるわけです。政府が行ったことは「人材育成」や「インフラ整備」であり、その流れの中で「パソコンの普及」が広まっていったわけですよね。手段(パソコンの使用)と目的(情報化社会の実現)を明確化しておいた方がいいかなとは思います。

「工業化による経済発展を遂げた両国である。高度に教育された人材資源の育成が政府主導で進み、通信回線などインフラ整備も進む。(60字)」

たとえばこういった形でしょうか。この通信回線については注目してくださいね。韓国は「若い」国であるからこそ、日本よりも早くADSL回線が21世紀初頭には全土に広がり、いち早くインターネット社会を実現させた国です。今ではADSLは光ファイバーにその位置を譲っていますが、上方化社会の進展については韓国は日本より一日の長があると言われています。機会あれば韓国における通信インフラの整備も調べておくといいですね。

>設問B
(1)大卒でなく高卒だと東京の大企業に就職することが困難で、県内でも高速道路の発展により工業化が進み工場等に就職できるから。(1/4)
58字

これも気になりますね。全く異なる2つの文を無理やり一つにつなげてしまっている印象です。例えば、しっかり2つに分けてみたらいかがでしょう。

「大卒でなく高卒だと大企業に就職することが困難だから。また県内でも高速道路の発展により工業化が進み工場等に就職できるから。」(60字)

ただ、、、内容的にちょっと物足りない部分が多いです

たとえば、「東京の大企業」という言い方はどうでしょう?あまり企業の規模とそこで必要とされる能力、あるいは賃金は関係があるのでしょうか? 小さな企業でも高い能力が必要とされ、そして賃金の高いところはいくらでもあると思いますよ。企業の大きさで論じるのはいかがなものかと思います。

また、そもそも「高卒就職者数」そのものが減少したことについてその理由を述べることは求められていません。大卒との待遇の違いに言及することは不要です。

さて、統計に目を移しましょう。1980年は高卒就職者数が極めて多く、そして県外就職者こそ現在に比べとくに多かったわけです。彼らはどこに就職したのでしょうか。おそらく東京の工場なのではないでしょうか。

主な勤め先が「東京の工場」から「県内の工場」に変化したことについて、キーワードを使いつつ確実に説明することが大事だと思います。

「企業誘致」、「高速道路」は使えます。これらにより「工業化」が進展したことを述べましょう。「新幹線」はどちらでもいいかなとは思います。人間の移動は便利になりますが、新幹線は貨物(工業製品)の輸送には用いませんものね。

「高速道路整備により製品輸送が容易となり、新幹線開通で大都市圏とのアクセスが向上。工場や企業誘致により県内の雇用画像化。」(59字)

こういった形でしょうか。納得はできると思います。

なお、データ自体、とても興味深いものですので、再確認しておいてくださいね。「高卒就職者数」については実数、「県内就業者の割合」「県外就業者の割合」は割合で示されています。人数そのものが大きく減少するなかで、とくに際立って減少しているのが県外への就職者というわけです。おもしろい傾向ですよね

>(2)
バブル期で経済発展をし続けた東京が経済面で一極集中し賃金も他県に比べ高く、東京ドリームを求め就職する人が多かったから。
59字(1/4)

「東京ドリーム」というものがよくわからないのですが(苦笑)。それはともかく、バブル経済についてはおもしろいところに注目したなとは思うのですが、いかんせん、「語群」には含まれていませんよね。これが勿体ないのです。さらに「経済成長」はキーワードですが「経済発展」は該当しません。「賃金」に関する言葉もありません。ここは多少無理やりでも、「サービス経済化」や「情報化」、「国際化」など、それっぽい言葉をパズルのピースのようにはめ込んでしまうことは一つの手だったと思います。なお、九州新幹線は未開通ですので「新幹線」は使えませんね。

「サービス経済化や情報化が進むことで中枢管理機能の東京への一極集中が高まった。航空路線など交通手段の整備も背景にある。(58字)」

このような形でしょうか。九州と東京とのアクセスの良さは背景に必ずあると思いますので、これに関しても言及してみました。

本問の難しいのは、数の捉え方です。1980年から1990年は母数となる高卒就職者が減少しているのですから、実数として東京で就職した人が増えているのか微妙なところですよね。むしろ他の地域での減少率が高く、東京の割合が相対的に上昇しているだけとも言えます。東京への雇用が増加したと素直に言い切れないことが難しいところなのです。完璧な回答が求められる問題でもなかったかなとは思います。

>(3)
新幹線も通る地方中枢都市はサービス経済化が進み、地方内で経済の一極集中化が進み働く場所が多くあり、いつでもすぐ地元に帰れる安心も同時に得ることができ人気が高まったから。(2/4)
84字

なるほど、後半部分がいいですね。たしかにそういった面はあるかと思います。(1)や(2)に比べると、無理のない内容になっていると思いますよ。

小計(8/20)

合計(34/60)


>質問
>大問2 設問Aのaとcが逆になってしまったみたいです。高緯度にあるフィンランドがニュージーランドより針葉樹林の割合は高くなるのでは?と思いました。考え方がわからないです。

いえ、これは「森林面積の割合」で考えるべき問題なんですよ。ニュージーランドはイギリス人の入植の過程で森林が切り払われ、多くが牧草地に変えられてしまいました。そのため、ニュージーランドは温帯国としては例外的に「牧場・牧草地」面積割合が高く「森林」割合が低いのです。「ニュージーランド=牧場」のイメージは後から作られたものなのです。

また、冷涼な地域に分布する広葉樹にカエデがあるのですが、これはほぼ北半球のみに限定されています。もちろんカナダもフィンランドも針葉樹がメインの国ですが一部に(広葉樹である)カエデが分府しているのですよ。南半球のニュージーランドにはカエデがみられず、ほぼ全てが針葉樹に限定されます。

>あともし良ろしければこの答案だと60点満点中、おおよそ何点くらい貰える答案なのかも教えていただけると嬉しいです。

そうでしたか、では、わかりました。では点数をつけますね。ただし、それなりの手間になりますので、お時間をいただくことになります。1週間を過ぎないようにはしますが、気長にお待ちください。

ただし、添削で採点基準に関しても言及するため、「辛口」のコメントになってしまう場合もあります(不本意ですが。。。)。厳しいコメントがあっても気にしないでくださいね(^^)

では次回も期待しています。

  • 2021.04.11 08:06
  • たつじん

アマガエルです。
初投稿です。1年間よろしくお願いします。
新傾向の2006年度分を早速やってみました。添削お願い致します。
2006 東大

大問1
設問A
(1)
アd イa ウb エc

(2)
イの都市は気温の年較差が少なく、降水も1年を通して少なくなく特に春秋に多い。熱帯低気圧に覆われる赤道直下の高山帯だ。
58字

設問B
(1)
ケ:エクアドル ク:チリ キ:ブラジル カ:ペルー
(2)
バイオエタノールの燃料として発電などに用いられる。
(3)
高度が低い場所は熱帯気候のためサトウキビなどの熱帯作物を、高度が高くなると気温が低下しじゃがいもを栽培し、より高くなるとリャマやアルパカを放牧といった高度に準じた土地利用を行う。
89字

設問C
(1)
ブラジルの輸出品は他2国と比べ、農産物や鉱産物といった一次産品が少なく、技術を要する製造品の割合が高く多角化している。
59字

(2)
近年BRICSの一角として、豊富な人口と土地、資源、安価な労働力を活かし外国企業を誘致し工業化を急速に進めてきた。
57字

大問2
設問A
eカナダ bインドネシア dタイ aニュージーランド cフィンランド

設問B
(1)
1960年代以降、植林された面積は毎年大幅に減っている。
28字

(2)
人工林の伐採面積は少しずつ減っている。林齢は、若い木が年々減る一方、35年を超える高齢の木が伐採されず放置されている。
58字

(3)
1960年代に木材の輸入自由化が行われたことで木材価格の安い外国産材が急速に増え主流になった。重労働で給料も高くない林業は国内の若者からも敬遠され国内林業が衰退したから。
88字

設問C
(1)
チップは紙を作るパルプに用いられる。
(2)
以前は主流の建築用の木材が高層マンションの鉄筋コンクリートに代わられ、紙製品は需要が増えまたチップは輸送しやすいから。
59字

大問3
設問A
(1)a中国 b台湾 cマレーシア
(2)
日本は人件費が上昇し、生産コストを抑えるため国内の工場が人件費の安い中国など途上国へ移転する産業の空洞化が進んだから。
59字
(3)
両国は現在急激に経済発展をしており、政府は今後の経済発展に人材資源を重視しパソコンを普及する政策を行っているから。
57字

設問B
(1)大卒でなく高卒だと東京の大企業に就職することが困難で、県内でも高速道路の発展により工業化が進み工場等に就職できるから。
58字

(2)
バブル期で経済発展をし続けた東京が経済面で一極集中し賃金も他県に比べ高く、東京ドリームを求め就職する人が多かったから。
59字

(3)
新幹線も通る地方中枢都市はサービス経済化が進み、地方内で経済の一極集中化が進み働く場所が多くあり、いつでもすぐ地元に帰れる安心も同時に得ることができ人気が高まったから。
84字


質問
大問2 設問Aのaとcが逆になってしまったみたいです。高緯度にあるフィンランドがニュージーランドより針葉樹林の割合は高くなるのでは?と思いました。考え方がわからないです。
あともし良ろしければこの答案だと60点満点中、おおよそ何点くらい貰える答案なのかも教えていただけると嬉しいです。

  • 2021.04.06 15:04
  • アマガエル

コメントフォーム

カレンダー

«4月»
    1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

ブログ内検索

フィード

スタディサプリスタディサプリ/たつじん地理

検索

ページの先頭へ