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2021.05.17

投稿フォーム385

すでにお申し込みされている添削メンバーの方のみ投稿ください(メンバー募集は4月で終わっています。追加募集の予定はありません)。最低、月に1回の投稿がノルマです。これが無き場合は登録取り消しになりますので、ご注意ください。

コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。こちらのフォームが他の投稿者によって既に使用されている場合は、他のフォーム(未使用)をご利用ください。投稿後、1週間を目処に添削回答いたします。もし1週間たっても回答がない場合、私が見落としている可能性があります。その際は他のフォームに再投稿していただけますでしょうか。お手数ですが、よろしくお願いいたします。(従来のDMによるお問い合わせは取りやめといたしました。ご理解くださいませ)

コメント

では添削いたします。

>2014 第二問 
>設問A
>⑴アメリカとイギリス間は公用語が同じ英語であり、仕事の電話が多い。プエルトリコは米国の自治領であり家族間の電話が多い。(58字)

適切です。60字の字数の中で、イギリスとプエルトリコという2つの国・地域について述べるため、バランスが大切になりますね。ここではプエルトリコがアメリカ合衆国の自治州という点が重要になります。

プエルトルコは正確には「自治連邦区」ですが、自治領でも自治区、自治州のいずれでもとくに問題はないかと思います。

私も書いてみました。

[イギリスは英語圏で経済的な繋がりも強くビジネス目的の通話が多い。プエルトリコは米国の自治州であり家族知人間の通話が主。(59字)]

良かったら参考にしてください。

>⑵インドはアメリカとの12時間という時差、英語という共通言語、IT技術等を活かしてアメリカと国際分業体制を築いているから。

いいですね。合格圏の解答です。ただ、時差についてはインドは独立標準時(30分刻み)を使用しているので、正確に12時間ということはありません。「約」を一応つけた方がベターでしょう。

私も書いてみました。

「時差が約12時間であり24時間体制で業務が可能なことから米国からインドへとICT企業を中心に進出が進んでいることが理由。(57字)」

こういった形でしょうか。

>⑶aー日本 bーアイスランド cーシンガポール dーフランス

こちらは難しかったですね。よくできています。「人口1人あたりのインターネット利用者数」は1人当たりGNIに比例すると考えられますが、アイスランドも含め、いずれも1人当たりGNIの高い国であり、これのみでの判定は不可能です。

やはり「国際電話」ですね。シンガポールでこの値が高いのは想像できるでしょう。中国系住民のネットワークによって周辺諸外国との交流が活発な国です。cがシンガポールです。さらにEU圏でもかなり高いはずです。一方、「島国」であり国内市場も大きく、国内向けの電話が主である日本は、国際電話は少ないはずです。bが日本です。aとdの判定は難しいですね。これは間違えても仕方ないでしょう。

>⑷インドは貧困層が多く、デジタルディバイドという、ICTを利用できる者とできない者の格差が開いているから。

悪くないんですけどね。。。「デジタル・ディバイド」は「情報格差」のことであり、貴方の解答における使用法ではちょっとニュアンスが異なっているように感じます。

そもそもデジタル・ディバイドは意味の範囲が広く、個人の情報端末の所持・不所持といったものではなく、先進国と発展途上国との社会体制も含めた情報格差であったり、身体的な理由(視覚障害や、あるいは高齢のため新しい技術の習得が困難であるなど)によるものであったり、多様な要素を含んでいるのです。

例えば「デジタル・ディバイド」についてそのまま「情報格差」という言葉に入れ替えてみてください。ちょっと意味が変わってくるのがわかりますか?

「インドは貧困層が多く、情報格差という、ICTを利用できる者とできない者の格差が開いているから。」

いかがでしょう?

作問者が求めているのはこういった解答ではなく、なぜ「貧困層が多い」ことが「インターネットや国際電話の利用が他国に比べて低調である」ことに結びつくのか、その理由を述べて欲しいのです。

私も書いてみました。

「経済レベルが低くインフラの整備が進まない。貧困層の割合が高く電話やネットを利用できる人口の割合が低い。以上の理由による。」
(60字)

いかがでしょうか。ネットや電話が使われないということは、そもそもその設備がないということですよね。それをインド全体の経済レベル(1人当たりGNI)と結びつけて述べてみました。
さらに個人の問題として、貧困層はそれらの機器を所有できないことから、利用できる割合が低いことを述べています。

どうでしょうか。デジタル・ディバイドという「難しい」言葉を使わずとも十分に説明はできます。確実な言葉を用いて、正確に意味を伝えるようにしてくださいね。

>設問B
⑴1985年にシェンゲン協定が結ばれ、EU加盟国間はパスポートなしで国境を越えることができるようになり、移動が促進されたから。

いいですね。ただ、60字制限ということで、2つのトピックについて言及して欲しかったところです。

私はこう書いてみました。

「シェンゲン協定の締結により人々の国家間の移動が容易になったから。また巨大なハブ空港が整備され、航空路線が拡充されたから。」(60字)

「シェンゲン協定」という言葉はマストではないと思いますが、私も使ってみました。ただし。年号や「パスポートなしで」という部分はカットしています。年号についてはそれを書くことが求められていないならば、とくに触れる必要はないと思いますよ。万が一、年号でミスをしていたら、そこで減点になってしまいます。

さらに図をみるとフランクフルトが登場しています。ヨーロッパのハブ空港として有名ですよね。「ハブ空港」という言葉は使っても良かったと思います。

>⑵これらの地域は高技術、高加工製品を多く生産している。そのため水平的分業が進められ、ハブ空港が整備されたから。

いいですね。ただ、ちょっとずつ言葉が気になります。「高技術、高加工製品」という表現はどうでしょう。技術が高いのは分かりますが、加工が高いというのは意味がつかみにくいと思います。より簡単な表現による言葉を使ってみたらどうでしょう。

「水平的分業」も「水平分業」という言い方の方が一般的かと思いますよ。

「ハブ空港」は適切ですね。この言葉は積極的に使っていきたいものです。

アジアがテーマですので当然「経済成長」が重要ワードになります。

経済成長による工業化が顕著な地域であり、水平分業の活性化により電子部品などの貿易量が増加。ハブ空港としての整備も進む。(59字)

「〜から」といった理由を示す言葉も入れたかったのですが、文字数の都合でできませんでした。とはいえ、内容的にはこれで十分かと思います。良かったら参考にしてくださいね。

全体的に、もう少し演習量を増やしていけば、スムーズな解答づくりができると思いますよ。簡単な表現を用いつつ、それでいて「理由→結果」の因果関係を軸にして、文章をつくってみてくださいね。

  • 2021.05.20 11:15
  • たつじん

コメント数を奇数にしておきたいので、空コメント入れておきます。後日添削しますので、今しばらくお待ち下さいね。

  • 2021.05.19 11:14
  • たつじん

2014 第二問 
設問A
⑴アメリカとイギリス間は公用語が同じ英語であり、仕事の電話が多い。プエルトリコは米国の自治領であり家族間の電話が多い。

⑵インドはアメリカとの12時間という時差、英語という共通言語、IT技術等を活かしてアメリカと国際分業体制を築いているから。

⑶aー日本 bーアイスランド cーシンガポール dーフランス

⑷インドは貧困層が多く、デジタルディバイドという、ICTを利用できる者とできない者の格差が開いているから。

設問B
⑴1985年にシェンゲン協定が結ばれ、EU加盟国間はパスポートなしで国境を越えることができるようになり、移動が促進されたから。
⑵これらの地域は高技術、高加工製品を多く生産している。そのため水平的分業が進められ、ハブ空港が整備されたから。

  • 2021.05.18 14:26

2014 第二問
⑴アメリカとイギリス間は公用語が同じ英語であり、仕事の電話が多い。プエルトリコは米国の自治領であり家族間の電話が多い。

⑵インドはアメリカとの12時間という時差、英語という共通言語、IT技術等を活かしてアメリカと国際分業体制を築いているから。

⑶aー日本 bーアイスランド cーシンガポール dーフランス

⑷インドは貧困層が多く、デジタルディバイドという、ICTを利用できる者とできない者の格差が開いているから。

  • 2021.05.18 14:22

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