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2021.08.10

466

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コメント

では添削いたします。

>2011年度 第一問設問B

>(1)自然堤防。周辺の後背湿地より高くなっているので、河川の氾濫で起きる浸水被害を防ぐことができるため。(49字)

適切です。ただ、もう少し字数を稼いで欲しかったですね。

(1)地形名称を言い切る。
(2)地形の特徴と成因。
(3)なぜそこに集落が立地するのか。理由を述べる。

このように整理してみたらどうでしょう?しばしば指摘していますが、せーやさんは「一気に言い切ってしまう」クセがあるのです。一つ一つ分解して説明してみたらどうでしょう。

例えば私はこう書いてみました。

「自然堤防。河川沿いに砂礫が堆積し形成された微高地。周囲より高燥であり水害が防がれるため、古い時代より集落が自然発生した。」(60字)

いかがでしょうか。「砂礫」は単に「土砂」でもいいと思います。目の粗いこと(つまり水捌けのよいこと)を強調しました。「微高地」は自然堤防の特徴を示す際の必須ワードですので覚えておくと得ですよ。さらに「高燥」も便利な言葉です。後背湿地(自然堤防の周辺の低地ですね)が低湿であるのに対し、その反対です。このような反対語の組み合わせもたくさんストックしておくと便利ですよ。そして「自然発生」も、「計画的」な集落の反対語となり、これも便利ワード。水が得にくいところでは水が得やすいところに(扇状地における扇端など)、水が得やすい(水害の危険がある)ところでは水害を避けるところに(氾濫原における自然堤防上など)にしゅうらくは「自然発生」します。一方、「計画」的な集落は条里集落、新田集落、屯田兵村ですね。


>(2)扇状地の扇端に位置しており、伏流した地下水を利用して米作をしている。また、氾濫原よりも高いため洪水しにくい。(54字)
→水田の利用=米作、としても良いのでしょうか?


「洪水しにくい」はさすがに表現としてどうでしょう?たとえば「洪水の被害を受けにくい」ですよね。

また「伏流した地下水を利用して」もおかしいですよね。「伏流した地下水がこの一帯で湧水となる」から農業用水として利用できるわけです。「地下水が湧き出し」などの表現にするべきでしょう。

「水田の利用=米作」は何の問題もないと思いますよ(笑)。それより見直すべき点がたくさんあったかと思います。

一旦書いた文章をもう一度読み直し、推敲するのは素晴らしいのですが、もうちょっと慎重に文章を振り返ってみて欲しいなと思います。

例えば、こういった文章はどうでしょう。

「扇状地の扇端に自然発生した集落である。地下水が湧き出し水利がいい。氾濫原より高所にあり、洪水の危険は少ない。」(54字)

土地利用について言及する必要はなかったので、米作に関する記述は省いています。

>(3)北では低湿な後背湿地が広がっているため水田として変わらず利用されている。南では高燥な扇状地が広がっているため桑畑として利用されていたが養蚕業の衰退によって桑畑が減り、近年では果樹園としての利用が多くなった。また住宅街が形成されている。(117字)
→最後の文が不自然な感じがします、、。

これはいいと思いますよ。最後の文も全く不自然な感じはしません。おそらく字数調整のため、最後の一文を加えたのだと思いますが、適切だと思います。

ただ、バランスとしては、北部に関する内容を述べている前半が36字、南部について述べている後半が81字とちょっとバランスが悪いですね。「また住宅街が形成されている」はカットして、その分だけ北部に関する記述を増やした方がベターだったかもしれません。

本問については、120字と一見すると長文に感じるかもしれませんが、2つのトピック(北と南)について説明することが求められているので、1つのトピックは60字。意外に短く、難しい文章ではありません。

さらに「違い」と「違いが生じた理由」ですよね。これもそれぞれ独立して書いたら簡単でしょう。

まず北部です。

「北部は水田が広がる(最近は温室(ビニールハウス)も多いが)」が南側との違い、「氾濫原(後背湿地)が広がり低湿な地形である」が違いが生じた理由です。

さらに南部です。

「南部は昔は桑畑が主だったが、現在は果樹園や畑地となっている」が北側との違い、「扇状地(扇央)で高燥な地形である」ことがその理由です。

これらを並べて記述すればいいでしょう。

「北部は野菜栽培のビニールハウスが増えた以外は水田が主で大きな変化はない。氾濫原の低湿な地形だからである。南側は昔は桑畑、現在は果樹園や畑地など。扇状地の扇央の高燥な地形で水田には適さず樹林が中心となる。桑畑の減少は養蚕業の衰退による。」(117字)

字数に余裕があるため、「ビニールハウス」については「野菜栽培」(「近郊農業」の方がベターだったかも知れませんが)、「桑畑の減少」については「養蚕業の衰退」というように付帯事項も付け加えてみました。これらの記述は必須とは思いませんが、字数埋め程度には使えると思います。

  • 2021.08.17 01:58
  • たつじん

2011年度 第一問設問B

(1)自然堤防。周辺の後背湿地より高くなっているので、河川の氾濫で起きる浸水被害を防ぐことができるため。

(2)扇状地の扇端に位置しており、伏流した地下水を利用して米作をしている。また、氾濫原よりも高いため洪水しにくい。
→水田の利用=米作、としても良いのでしょうか?

(3)北では低湿な後背湿地が広がっているため水田として変わらず利用されている。南では高燥な扇状地が広がっているため桑畑として利用されていたが養蚕業の衰退によって桑畑が減り、近年では果樹園としての利用が多くなった。また住宅街が形成されている。
→最後の文が不自然な感じがします、、。

添削お願いします。

  • 2021.08.15 11:28
  • そーや

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