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2021.12.03

613

すでにお申し込みされている添削メンバーの方のみ投稿ください(メンバー募集は4月で終わっています。追加募集の予定はありません)。最低、月に1回の投稿がノルマです。これが無き場合は登録取り消しになりますので、ご注意ください。

コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。こちらのフォームが他の投稿者によって既に使用されている場合は、他のフォーム(未使用)をご利用ください。投稿後、1週間を目処に添削回答いたします。もし1週間たっても回答がない場合、私が見落としている可能性があります。その際は他のフォームに再投稿していただけますでしょうか。お手数ですが、よろしくお願いいたします。(従来のDMによるお問い合わせは取りやめといたしました。ご理解くださいませ)

コメント

投稿数を偶数にします。

  • 2021.12.21 09:07
  • たつじん

(こちら、最後まで添削するのを忘れていました。以下を参考にしてください)

では添削いたします。

>東大 1999年

>第3問

>設問A
  イ-関東    ロ-関東大震災


>設問B

(1) 高潮は、台風による強風や気圧低下により、海面が上昇する。津波は、地震や火山噴火等の海底地殻変動により、海水が盛り上がる。(60字)

(2) 太平洋岸の湾奥に位置する、沖積平野などの低湿地である。その上、風速が速まる場所や、標高が海面下なら、一層被害が拡大する。(60字)

>東大 1999年

>第3問

>設問A
  イ-関東    ロ-関東大震災

いいですね。適切です。

>設問B

>(1) 高潮は、台風による強風や気圧低下により、海面が上昇する。津波は、地震や火山噴火等の海底地殻変動により、海水が盛り上がる。(60字) 

いいですね。シンプルな問題ですので、確実に回答することが求められています。十分合格圏の解答ですよ。

ただ、津波はたしかに「海水が盛り上がる」わけですが、さらにここから海水が周囲に広がり、その力が沿岸に達することで高波となるわけですよね。この部分は単に「地殻変動により生じる高波」程度の書き方が良かったかと思います。あくまで「津波=高波」であり「津波=海水の盛り上がり」ではないですよね。

高潮と津波の定義は以下の通りです。

高潮・・・低気圧による海面(水面)上昇。激しい上昇気流、沿岸に向かって吹き込む強風が原因。埋立地や干拓地、沖積低地など沿岸の低平な土地において浸水被害が生じる。

津波・・・海底地震によって生じる巨大な波。深い入り江の奥で被害が拡大し、さらに河川に沿った狭長な谷合いにまで水流が達することがある。

そもそも高潮が発生する最大の原因は「低気圧」です。「低気圧=上昇気流」ですよね。「上昇気流による水面の吸い上げ」が高潮なのです。ストローでジュースを飲みますよね。あれが高潮です。口の中が「低気圧」であり、ジュースという「海水面」を吸い上げているのです。

低気圧の来襲と「満潮(大潮)」が重なれば高潮の被害は大きくなりますが、潮の干満自体は直接的な原因ではありません。また台風によって生じる「大雨」も関係ありません。大雨は洪水の原因にはなりますが、高潮の原因ではありません(むしろ高潮が洪水の原因になることはあります)。

津波は、とくに巨大なものについては、海溝を震源とする深い(そして規模の大きい)地震によって生じます。東日本大震災をもたらした東北地方太平洋沖地震は巨大な海溝型地震でありながら比較的震源が浅く、それにより津波被害が拡大したという側面はありますが、それにしても断層を震源とする内陸直下型地震に比べればやはり震源は深いです。なお、内陸直下型地震では津波は発生しません。

「津波はプレートの沈み込み帯である海溝を震源とする海底地震によって生じる。」

字数に余裕がある場合、こういった書き方もできたかと思います。もちろん[海底火山]も正解ですよ。

ちなみに私はこう書いてみました。

「津波は海底地震が原因。深い湾の奥で被害が拡大。高潮は低気圧が原因。強い上昇気流や吹き込む風により水面が上昇する。」(56字)

「深い湾の奥で被害が拡大」は蛇足ですが、字数に余裕があるので付け加えてみました。

>(2) 太平洋に面した湾奥に位置する、沖積平野等の低湿地である。風速が速まる場所や、標高が海面下なら、一層被害が拡大する。(59字)

いいですね。多くの内容を含み、高得点が狙える解答だと思いますよ。ただ、「太平洋」は不要だったと思いますよ。確かに台風は太平洋方面から来襲するため、その被害が太平洋側で大きくなることもありますが、だからといって他の海岸地域で生じないわけではありませんからね。

私も書いてみました。

「河口や海岸に接した標高の低い土地。低湿な三角州など。また海からの強風が吹き込みやすい湾奥で被害が拡大しやすい。」(55字)

高潮は吹き込む風によっても生じるので、それについても説明しています。

>設問C

>設問C

(1) 流量が、急激に増減するようになり、最大値自体も大きくなった。最大になる時刻が、降水量のピーク時直後に現れるようになった。(60字)

「時代とともに」ですから、「かつては〜。現在は〜」のように説明した方がわかりやすかったと思いますよ。

「以前の流量変化は緩やかで流量最大の時期もピーク時より大きく遅れていた。近年は流量変化は急で最大流量もピーク時直後。」(57字)

たとえばこのようにできますよね。2つの文で組み立てる場合、時系列に沿って説明するのは一つのコツです。

>(2) 「都市化」に伴い、森林伐採や舗装整備が進んで、土壌の保水力が低下した。降水が土壌に「浸透」せず、河川に直接流入するようになった。
(60字)

「都市化に伴い」→「舗装整備が進む」はストレートに因果関係が結ばれるのですが、「都市化に伴い」→「森林伐採」は直接的な関係は薄いかと思いますよ。言葉の順序を変え、より正確に記述してみてはどうでしょうか。

「上流の森林伐採で水源涵養能力が低下。都市化に伴う舗装整備で土壌に浸透する降水減少。河川に直接流入する雨水が増加したから。」(60字)

「水源涵養」という言葉は便利ですので、知っておくといいですよ。森林が降水を蓄え、少しずつ河川に排出する機能のことです。

>(3) 雨水をためる貯水池や、水を海へ流す複数の分水路を建設する。
(29字)

いいですね。シンプルかつ具体的な書き方で好ましいと思います。

>   雨水の浸透量を増やすため、舗装素材の改良や、植生回復を行う。
(30字)
こちらもいいですね。「舗装素材の改良」という表現は特筆ものだと思います。

本問では、2つの方策を挙げることが求められていますね。「河川へ流れ込む水量を減らす」こと、「河川の耐久性を上げる」こと、2つのアプローチから説明されています。

いくつか洪水対策を挙げてみますね。

・堤防の建設、強化。
・流路の改変。放水路の建設。
・地下スペースを遊水池として利用。
・緑地の増加、水を通すアスファルトの使用。

「堤防」についても言及できたかと思います。。流路の改変は、信濃川の大河津分水が例です。河口にもう一つ流路を付け加えています。

さらに演習を続けましょう。


  • 2021.12.21 09:06
  • たつじん

こちらにも投稿していたのですね。614のコピペになりますが、コメント入れておきます。

>東大 1999年

>第3問

>設問A
  イ-関東    ロ-関東大震災

いいですね。適切です。

>設問B

>(1) 高潮は、台風による強風や気圧低下により、海面が上昇する。津波は、地震や火山噴火等の海底地殻変動により、海水が盛り上がる。(60字) 

いいですね。シンプルな問題ですので、確実に回答することが求められています。十分合格圏の解答ですよ。

ただ、津波はたしかに「海水が盛り上がる」わけですが、さらにここから海水が周囲に広がり、その力が沿岸に達することで高波となるわけですよね。この部分は単に「地殻変動により生じる高波」程度の書き方が良かったかと思います。あくまで「津波=高波」であり「津波=海水の盛り上がり」ではないですよね。

高潮と津波の定義は以下の通りです。

高潮・・・低気圧による海面(水面)上昇。激しい上昇気流、沿岸に向かって吹き込む強風が原因。埋立地や干拓地、沖積低地など沿岸の低平な土地において浸水被害が生じる。

津波・・・海底地震によって生じる巨大な波。深い入り江の奥で被害が拡大し、さらに河川に沿った狭長な谷合いにまで水流が達することがある。

そもそも高潮が発生する最大の原因は「低気圧」です。「低気圧=上昇気流」ですよね。「上昇気流による水面の吸い上げ」が高潮なのです。ストローでジュースを飲みますよね。あれが高潮です。口の中が「低気圧」であり、ジュースという「海水面」を吸い上げているのです。

低気圧の来襲と「満潮(大潮)」が重なれば高潮の被害は大きくなりますが、潮の干満自体は直接的な原因ではありません。また台風によって生じる「大雨」も関係ありません。大雨は洪水の原因にはなりますが、高潮の原因ではありません(むしろ高潮が洪水の原因になることはあります)。

津波は、とくに巨大なものについては、海溝を震源とする深い(そして規模の大きい)地震によって生じます。東日本大震災をもたらした東北地方太平洋沖地震は巨大な海溝型地震でありながら比較的震源が浅く、それにより津波被害が拡大したという側面はありますが、それにしても断層を震源とする内陸直下型地震に比べればやはり震源は深いです。なお、内陸直下型地震では津波は発生しません。

「津波はプレートの沈み込み帯である海溝を震源とする海底地震によって生じる。」

字数に余裕がある場合、こういった書き方もできたかと思います。もちろん[海底火山]も正解ですよ。

ちなみに私はこう書いてみました。

「津波は海底地震が原因。深い湾の奥で被害が拡大。高潮は低気圧が原因。強い上昇気流や吹き込む風により水面が上昇する。」(56字)

「深い湾の奥で被害が拡大」は蛇足ですが、字数に余裕があるので付け加えてみました。

>(2) 太平洋に面した湾奥に位置する、沖積平野等の低湿地である。風速が速まる場所や、標高が海面下なら、一層被害が拡大する。(59字)

いいですね。多くの内容を含み、高得点が狙える解答だと思いますよ。ただ、「太平洋」は不要だったと思いますよ。確かに台風は太平洋方面から来襲するため、その被害が太平洋側で大きくなることもありますが、だからといって他の海岸地域で生じないわけではありませんからね。

私も書いてみました。

「河口や海岸に接した標高の低い土地。低湿な三角州など。また海からの強風が吹き込みやすい湾奥で被害が拡大しやすい。」(55字)

高潮は吹き込む風によっても生じるので、それについても説明しています。


  • 2021.12.20 19:25
  • たつじん

★コメント数を❛奇数❜にするため、空コメントを入れさせて頂きます。御了承下さい。

投稿フォーム613-1ではなく、投稿フォーム613-2の方を添削なさって下さい。

  • 2021.12.13 08:51
  • チョウセイ

東大 1999年



第3問

設問A
  イ-関東    ロ-関東大震災


設問B

(1) 高潮は、台風による強風や気圧低下により、海面が上昇する。津波は、地震や火山噴火等の海底地殻変動により、海水が盛り上がる。(60字)

(2) 太平洋岸の湾奥に位置する、沖積平野などの低湿地である。その上、風速が速まる場所や、標高が海面下なら、一層被害が拡大する。(60字)


設問C

(1) 流量が、急激に増減するようになり、最大値自体も大きくなった。最大になる時刻が、降水量のピーク時直後に現れるようになった。(60字)

(2) 「都市化」に伴い、森林伐採や舗装整備が進んで、土壌の保水力が低下した。降水が土壌に「浸透」せず、河川に直接流入するようになった。
(60字)

(3) 雨水をためる貯水池や、水を海へ流す複数の分水路を建設する。
(29字)

   雨水の浸透量を増やすため、舗装素材の改良や、植生回復を行う。
(30字)

  • 2021.12.13 08:42

東大 1999年



第3問


設問A
  イ-関東    ロ-関東大震災


設問B

(1) 高潮は、台風による強風や気圧低下により、海面が上昇する。津波は、地震や火山噴火等の海底地殻変動により、海水が盛り上がる。(60字) 

(2) 太平洋に面した湾奥に位置する、沖積平野等の低湿地である。風速が速まる場所や、標高が海面下なら、一層被害が拡大する。(59字)

  • 2021.12.12 20:58
  • チョウセイ

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