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2021.12.03

615

すでにお申し込みされている添削メンバーの方のみ投稿ください(メンバー募集は4月で終わっています。追加募集の予定はありません)。最低、月に1回の投稿がノルマです。これが無き場合は登録取り消しになりますので、ご注意ください。

コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。こちらのフォームが他の投稿者によって既に使用されている場合は、他のフォーム(未使用)をご利用ください。投稿後、1週間を目処に添削回答いたします。もし1週間たっても回答がない場合、私が見落としている可能性があります。その際は他のフォームに再投稿していただけますでしょうか。お手数ですが、よろしくお願いいたします。(従来のDMによるお問い合わせは取りやめといたしました。ご理解くださいませ)

コメント

では添削いたします。

>東大 2001年

>第3問

>設問A

>(1) a-ドイツ b-フランス c-オーストラリア d-インドネシア

適切です。古いデータですが、経済規模(GNIの大きさ)など考えれば、十分に解答可能だったと思います。素晴らしいです。

>(2) 燃焼効率の悪い資源である、石炭の比率が高い。技術水準も低い。
(30字)

これもいいですね。石炭は燃焼効率が悪く、エネルギー当たりの二酸化炭素排出量が多くなっています。文字数制限が短い(30字)であるので、シンプルに言い切ってしまう形がベストです。技術水準の低さにまで言及できている点が上手いと思います。

>(3) 燃焼時に発生する硫黄・窒素酸化物に起因し、酸性雨が発生する。森林枯死・湖沼水酸性化・建造物劣化などの、越境被害が起こる。(60字)

こちらもいいですね。石炭の燃焼によって硫黄酸化物が生じ(石炭には不純物として硫黄が含まれている)、自動車の排気ガスに窒素酸化物が含まれる(エンジンでの燃焼によって窒素酸化物が生じる)ことをぜひ知っておいてください。

いずれも酸性雨の原因物質であり、酸性雨が土壌や湖水に蓄積されると、土壌および水域の強酸性化が生じます。森林の立ち枯れや生態系の破壊を招きます。

こちらも「建造物劣化」にまで言及できている点がいいと思います。キーワードが多いほど、得点が増す可能性が上がりますね。

>設問B

>(1) 石油危機を契機とする。省エネ技術の開発が進んだ。産業構造も、工業中心からエネルギー消費の少ない第3次産業中心へ変化した。
(60字)

いいですね。「省エネ」と「産業構造の転換」の2つのトピックを軸に論ずることが求められていた問題です。

私も書いてみました。

「石油危機を契機とし資源多消費型の重化学工業から知識集約型工業へと産業構造が転換した。省エネの技術向上と意識の高まり。」(58字)

単なる工業ではなく「資源多消費型の重化学工業」とより具体的に説明した方がベターでしょう。さらに「第3次産業」というより、重工業と対比されるため「知識集約型産業」とするとわかりやすいと思います。少しずつ用語の使い方に注意しましょう。

>(2) 大気汚染物質の排出が少ないため、「環境」負荷が小さい。液化技術の発達や専用船の登場で、効率的な「エネルギー輸送」が可能となった。
(60字)

いいですね。二酸化炭素の排出量が少ないクリーンエネルギーであることに加え、液化による輸送の効率化がポイントになっていますね。

天然ガスは、液化の際に不純物を取り除くことができることが特徴になります。燃焼効率が良く、つまりエネルギー当たりの二酸化炭素排出量が少ないため、環境に与える負荷が小さくなります。

不純物は主に硫黄ですから、硫黄酸化物の排出も原則としてありません。酸性雨の原因にもなりにくいのですね。環境面の優位性を述べることは適切です。

さらに輸送面にも注目したのは適切です。液化することで体積が小さくなり、専用船での輸送が容易となります。

>(3) 製鉄用   発電用

発電については天然ガスが近年は主ですが、もちろん高い熱が得られる石炭の需要も大きいです。コジェネレーションシステムについても調べておいてくださいね。

  • 2021.12.17 01:58
  • たつじん

東大 2001年



第3問


設問A

(1) a-ドイツ b-フランス c-オーストラリア d-インドネシア

(2) 燃焼効率の悪い資源である、石炭の比率が高い。技術水準も低い。
(30字)

(3) 燃焼時に発生する硫黄・窒素酸化物に起因し、酸性雨が発生する。森林枯死・湖沼水酸性化・建造物劣化などの、越境被害が起こる。(60字)


設問B

(1) 石油危機を契機とする。省エネ技術の開発が進んだ。産業構造も、工業中心からエネルギー消費の少ない第3次産業中心へ変化した。(60字)

(2) 大気汚染物質の排出が少ないため、「環境」負荷が小さい。液化技術の発達や専用船の登場で、効率的な「エネルギー輸送」が可能となった。
(60字)

(3) 製鉄用   発電用

  • 2021.12.09 18:25
  • チョウセイ

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