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2022.02.16

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コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。こちらのフォームが他の投稿者によって既に使用されている場合は、他のフォーム(未使用)をご利用ください。投稿後、1週間を目処に添削回答いたします。もし1週間たっても回答がない場合、私が見落としている可能性があります。その際は他のフォームに再投稿していただけますでしょうか。お手数ですが、よろしくお願いいたします。(従来のDMによるお問い合わせは取りやめといたしました。ご理解くださいませ)

コメント

やすさん、こんにちは。そうでしたか、駒澤、いい大学ですよ。

実は私も浪人の時に駒澤大学を受けているのですが、その時に隣の席でたまたまた会話した同じ受験生がとてもいい人で、こんな人と同級ならば楽しいだろうなと思ったことを思い出します。

あいにく、私は合格したのですが、彼は不合格だったようで(掲示板に番号がなく)私が駒澤に進んでも再び出会うことはなかったわけですが、でも、大学全体にとてもいいイメージが残っています。

大学はブランドや就職のための箔付けではなく、あくまで学問の場です。背伸びしてギリギリのところで勉強するより、学力に余裕がありマイペースで勉強できるレベルの大学の方が、私はいいと思うんですよね。

それにどんな大学であっても間違いなく講師(教授や准教授)な一流の方々ばかりです。そういった先生方に師事し、充実した4年間を送ってください。とても期待に満ち溢れたことだと思いますよ。

ではこちらがラストの添削になりますね。

>22 (2012年度 第1問)
>設問A
>(1)ア-b イ-c ウ-a
>西部は偏西風の影響を受けるため比較的温暖。東部はシベリア高気圧が発達。放射冷却が著しくなる。

いいですね。適切だと思います。モンゴルについては高原であり、気温が全体的に低いことを説明しても良かったでしょう。

>(2)省略

(3)湖sは水深の深い断層湖で淡水。製紙工場の排水が流入し水質悪化。湖tは水深の浅い塩湖。流入河川流域での過灌漑により数位が低下。

こちらもいい解答です。短い文章制限の中で端的にキーワードを挙げることに成功しています。

>(4)wーキリスト教カトリック zーチベット仏教

正解です。

>設問B
>(1)省略

>(2)北緯37度以南のサンベルトも含めて米国全土で失業率が上がった。特に五大湖沿岸は顕著である。

いい解答です。工業地域と農業地域の差異を明確にすることがポイントでした。

失業率は全体に上昇していますが、その度合には地域ごとの違いも現れています。上昇率の高低で州を分けてみます。

(高)ミシガン・オハイオ・ケンタッキー・テネシー・イリノイ・インディアナ

(中)ペンシルベニア

(低)テキサス・カンザス・ノースダコタ

こういった感じでしょうか。

五大湖沿岸では失業率の上昇が顕著。重工業の衰退による。農業を基盤とする小麦地帯に位置する州では失業率の上昇は緩やか。(58字)

「地域的特徴」を明確にしています。五大湖沿岸の工業地帯と、小麦を中心とした農業地帯。また、リーマンショックを取り上げてしまうと、製造業のみでなく商業やサービス業を含めたアメリカ合衆国全体の産業への影響を論じることになり、今回は無理に登場させる言葉でもなかったような気がします。

「金融」についても触れていませんが、メガロポリスを構成するフィラデルフィアを含むペンシルバニア州で失業率がさほど上昇していないことを考えると、やはり「金融」ではなく、自動車を中心とした「重工業」にターゲットを絞ってしまって良かったように思います。ミシガン州にはデトロイトが位置し、さらにオハイオ州も日系の自動車工場が多く進出しています。

>(3)第一期で北緯37度以南のサンベルトへの製造業移転のために被雇用者数は東北部で現象。東北部以外で増加。第二期で第三次産業の発達により全体的に被雇用者数は減少。特に地域Aでの減少が著しい。

こちらも良問ですね。やはり統計を分析する力が求められています。

まず第1期。
A(変化なし)
B(低下)
C(やや低下)
D(変化なし)
E(やや上昇)
F(変化なし)
G(やや上昇)
H(変化なし)
I(やや上昇)

こういった形でしょうか。BとCでの低下、E、G、Iでの上昇が明確です。

北東部や五大湖沿岸の旧来の工業地域(鉄鋼業や自動車工業など重工業が発達)で低下しています。サンベルトである南部、そして太平洋岸で上昇しており、こちらは知識産業の発達が見られる地域です。

では第2期について見てみましょう。

A(やや低下)
B(低下)
C(変化なし)
D(やや上昇)
E(変化なし)
F(変化なし)
G(やや上昇)
H(やや上昇)
I(変化なし)

なるほど、Iにおける上昇の度合いが低下した程度でしょうか。あまり第1期と大きな違いはないようです。

よって、こちらは「実数」に注目しましょう。アメリカ合衆国は比較的人口増加率の高い国であり、労働者の数も増えているはずです。しかし、第2期は「18950」から「12781」へと極端に数が減っています。こちらについて論じたらいいのではないでしょうか。

与えられている文字数制限は90字です。二つのトピックについて書くのですから、45×2が目安ですね。。

第1期。重工業の衰退により北東部や五大湖沿岸で数値が低下。知識産業の発展によりサンベルトや太平洋側で数値が上昇。第2期。製造業被雇用者数が大きく減少。産業構造の変化が顕著。

このような文章にしてみました。第1期では製造業の範囲内における業種変化(重工業→知識産業)を、地域の違い(北東部など、サンベルトなど)に関連付けて論じました。第2期では全体の被雇用者数について言及しています。文字数が限られているため。「産業構造の変化」という言葉のみで片付けています。

ここまで添削おつかれさまでした。ほとんどの生徒が途中で脱落してしまい、最後まで継続できた人は少なかったのですが、やすさんはその希少な1人でしたね。

これを自信とプライドに変えて、今後の勉強に活かしてくださいね。気象予報士は私も取得したい資格なのですよ。この数年は忙しい(地理総合と地理探求のカリキュラム研究など)のでなかなか時間は取れないのですが、いつか本格的にチャレンジするつもりです。ともに頑張りましょうね

まだ二次と三次の結果がわかっていないのでしょうか。しかし少なくとも一つの大学には合格しているのですから、4月からは新しい生活ですね。楽しい大学生活が待っていると思いますよ。存分に自分の力を発揮してくださいね。

たつじん

  • 2022.03.08 19:00
  • たつじん

22 (2012年度 第1問)
設問A
(1)ア-b イ-c ウ-a
西部は偏西風の影響を受けるため比較的温暖。東部はシベリア高気圧が発達。放射冷却が著しくなる。
(2)省略
(3)湖sは水深の深い断層湖で淡水。製紙工場の排水が流入し水質悪化。湖tは水深の浅い塩湖。流入河川流域での過灌漑により数位が低下。
(4)wーキリスト教カトリック zーチベット仏教
設問B
(1)省略
(2)北緯37度以南のサンベルトも含めて米国全土で失業率が上がった。特に五大湖沿岸は顕著である。
(3)第一期で北緯37度以南のサンベルトへの製造業移転のために被雇用者数は東北部で現象。東北部以外で増加。第二期で第三次産業の発達により全体的に被雇用者数は減少。特に地域Aでの減少が著しい。

コメント
まず合否ですが、今の所の結果は去年と同じく駒澤のみの合格となっています。地理はどの私立大学でも9割を切っていない自信はありますが、やはり現役の時から苦手だった英語が足を引っ張っていました。自分は高2の時に国立理系選択として地理という教科に出会い、最初の大地形や沖積平野の学習で地理に惹かれ、高校時代の地理は学年1位を卒業までキープしていました。去年も私大は地理学科を受験し、中途半端な結果になりもう一年挑戦しようと思い今年に至りました。今年の結果は去年と同じですが、地理への理解は去年とは比にならない程と思います。そんな状態で自然地理が勉強できる駒澤に進学出来ることは運命なのでは?と思います。
法政法学部の受験は英語国語地理全て手応えがありました、一次合格はダメでしたが、二次、三次にかけたいと思います。
自分は小学校からの夢である気象予報士の資格を取るため、早稲田の受験日の夜から勉強を始めました。実技試験の合格は早くて再来年の8月とかなり長丁場ですが、今年一年間宅浪として身につけた忍耐力と継続力で合格し、たつじん先生に報告したいと思います。

国立組の後期が終わった頃に今年の東大の問題で最後の添削を提出します。自分の宅浪生活の最後をその投稿で終わりたいと思っています。添削よろしくお願いします。

  • 2022.02.28 15:40
  • やす

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