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2023.07.28

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 たつじんオープン添削第18回はこちらに

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では添削いたします。


>A(2) アは地球の地軸の傾きにより季節ごとの太陽からの受熱量の変化が大きい。イは年間を通じて太陽からの受熱量がほとんど変化しない。

いい回答です。2つのトピックを独立させており、さらに理由として「地軸の傾き」が挙げられています。

>B(2)について年較差日較差のワードが字数的に入れるのが難しく天秤にかけた結果受熱量のほうが重要だと判断しました。キーワードとして年較差日較差というワードは必要ですか?

いえいえ、ねぎのかみくんの答案でベストですよ。

ここで整理してみましょう。

「年較差が大きい(小さい)・日較差が大きい(小さい)」ということは単なる「事象」ですよね。
地理は因果関係を明確にする科目です。もちろん事象そのものを答えてもいいのですが、できるならば、なぜその事象が生じたのか、「理由」を答えることが求められますよね。

その理由こそ「受熱量の違い」ではありませんか?「地軸の傾き→受熱量の変化→気温年較差の違い」ですよね。事象より理由を明確に述べた解答の方が好ましいということです。とてもいいと思いますよ。

>B(3) 標高が高く酸素が薄いため不完全燃焼を起こし一酸化炭素が発生。盆地だから大気汚染物質が停留。

いいですね。たた、「停留」ではなく「滞留」でしょうか(些細なミスですので、得点には関係ないと思いますが)。

>3(3)について光化学スモッグの話も入れたかったのですが下手に入れると字数をオーバーしてしまい、また問題文に地形条件との関係と書かれていたのでやむなく書くことを諦め地形条件と関係がより深そうな高地と盆地だということについて書きました。光化学スモッグは必須キーワードですか?

なるほど、気持ちはわかりますね。ただ、現状の解答で十分だと思いますよ。「光化学スモッグ」を入れるならば、因果関係に関する内容をカットし、箇条書きにするしかありませんよね。その場合は、砂埃(旧湖底であり、地面が砂地であるため、砂埃が舞いやすい)ことも入れられますが。

「因果関係」を明示する方法も、「箇条書き」にする方向も、いずれに有効ですし、一長一短はありますね。

>(4) 前者はケベック州の都市。ケベック州は旧フランスりょうだったため他州と比べてフランス語話者の割合が高く公用語にもなっている。後者の公用語はスペイン語でラテン系カトリックの割合が高い。

前半と後半のバランスがちょっと悪い印象です。文字数を揃えて欲しかったところですね。「前者」、「後者」という言い方はととてもいいですよ。

バルセロナについては「カタルーニャ(カタロニア)」という言葉は入れて欲しかったところです。また、ケベックについても厳密にはフランスの植民地ではないのですよ。「勢力圏だった」や「植民が進んだ」などの表現が適当です。

次回も期待しています。

  • 2023.08.04 22:59
  • たつじん


A(2) アは地球の地軸の傾きにより季節ごとの太陽からの受熱量の変化が大きい。イは年間を通じて太陽からの受熱量がほとんど変化しない。
B(3) 標高が高く酸素が薄いため不完全燃焼を起こし一酸化炭素が発生。盆地だから大気汚染物質が停留。
(4) 前者はケベック州の都市。ケベック州は旧フランスりょうだったため他州と比べてフランス語話者の割合が高く公用語にもなっている。後者の公用語はスペイン語でラテン系カトリックの割合が高い。

B(2)について年較差日較差のワードが字数的に入れるのが難しく天秤にかけた結果受熱量のほうが重要だと判断しました。キーワードとして年較差日較差というワードは必要ですか?
3(3)について光化学スモッグの話も入れたかったのですが下手に入れると字数をオーバーしてしまい、また問題文に地形条件との関係と書かれていたのでやむなく書くことを諦め地形条件と関係がより深そうな高地と盆地だということについて書きました。光化学スモッグは必須キーワードですか?

今週もよろしくお願いします。

  • 2023.08.01 16:04
  • ねぎのかみ

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