ブログ

2023.08.25

1511

 たつじんオープン添削第22回はこちらに

コメント

では添削いたします。

>2005年度第1問

>A
(1)熱帯雨林の樹木が用材や薪炭材に利用される。過剰伐採や再生能力を超えた焼畑により森林減少と土壌流出が起きている。

いいですね、完璧ではありませんか。「再生能力を超えた焼畑」など便利な言い方ですので、覚えておくといいですね。また「土壌流出」も森林減少地域においては深刻な問題です。

>(2)肥沃な土壌で小麦などの穀物が栽培されている。企業的穀物農業が行われ、大規模な土地を活かした機械化で労働生産性が高い。

こちらもいいですね。とくにホイットルセー農業区分に言及した点(企業的穀物農業)がいいと思います。農業の問題ではこのようにマメにホイットルセー農業区分のキーワードを使ってみてください。

>3)降水量の減少と蒸発量の増加、土地の回復力を超えた過剰な農耕や、過放牧・過剰伐採、不適切な灌漑により砂漠化が進行している。

こちらもベストの解答です。東大論述は字数制限が明らかに短いのに、テーマの括りが大きい(今回は砂漠化ですね)問題が問われることがあります。本問のような「箇条書き」スタイルはぜひ覚えておきましょう。


>B
>(2)外来河川のナイル川から灌漑用水を得てオアシス農業が可能。

いいですね、ここでもホイットルセー農業区分の用語が使えています(オアシス農業)。さらに「外来河川」というキーワードに、「ナイル川」という固有名詞を付け加えています。この固有名詞は、必ずしも使わなくてはいけないというわけではありませんが、全体の味付けとしては非常に効果的です。

>(3)日本では水使用量の多い稲作が中心で、フランスでは水使用量の少ない畑作が中心。日本は山がちで河川から田へ引水する必要性が高い。

なるほど、後半の文は工夫しましたね。とてもいいですよ。できればフランスについては「畑作」としても、具体的にどういった作物を栽培しているのかまで言及できればさらに良かったですね。日本の稲(米)と対応して「小麦」ですね。

>(4)不適切な灌漑による塩害で耕作不適地が拡大している。大規模な地下水利用で過剰用水となり、地下水位低下や地盤沈下を招いている。

いいですね。こちらも書くべき内容が多いので、「箇条書き」を意識したスタイルで記述することが適切でした。「耕作不適地」や「地下水位低下」などの言葉もうまく使えていますね。




  • 2023.09.07 23:56
  • たつじん

2005年度第1問
A
(1)熱帯雨林の樹木が用材や薪炭材に利用される。過剰伐採や再生能力を超えた焼畑により森林減少と土壌流出が起きている。

(2)肥沃な土壌で小麦などの穀物が栽培されている。企業的穀物農業が行われ、大規模な土地を活かした機械化で労働生産性が高い。

(3)降水量の減少と蒸発量の増加、土地の回復力を超えた過剰な農耕や、過放牧・過剰伐採、不適切な灌漑により砂漠化が進行している。

B
(2)外来河川のナイル川から灌漑用水を得てオアシス農業が可能。

(3)日本では水使用量の多い稲作が中心で、フランスでは水使用量の少ない畑作が中心。日本は山がちで河川から田へ引水する必要性が高い。

(4)不適切な灌漑による塩害で耕作不適地が拡大している。大規模な地下水利用で過剰用水となり、地下水位低下や地盤沈下を招いている。

  • 2023.08.26 17:17
  • よっしー

コメントフォーム

カレンダー

«8月»
  1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31   

ブログ内検索

フィード

スタディサプリスタディサプリ/たつじん地理

検索

ページの先頭へ