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2023.08.25

1513

  たつじんオープン添削第22回はこちらに

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では添削いたします。

>A
1焼畑農業の草木灰や薪炭材に利用。過剰な伐採で熱帯林が破壊され土壌流出、地球温暖化の進行、生態系の喪失の問題が発生。(58)

いいですね。大変適切な内容です。書くべき内容が多いので、こうした「箇条書き」スタイルが有効ですね。今度も利用しましょう。


>2肥沃な黒土地域で広大な農地を大型農機を使い少人数で耕作し労働生産性が高い。半乾燥地域で小麦を商業的に栽培。(54)

合格圏の解答です。ただ、農業に関する問題ならばホイットルセー農業区分の用語を利用してしまうという手がありますよ。


>3干ばつなど降水量の減少、温暖化による蒸発量増加、薪炭材の過伐採、過灌漑、過放牧、人口増加に伴う過剰な耕作により砂漠化。(60)

いいですね。字数制限が短いにもかかわらず書くべき内容が多すぎる問題です。用語をシンプルに挙げていくだけの箇条書きスタイルが有効ですね。できれば「自然的要因」、「人為的要因」という言葉もどこかに入ったら良かったですが、さすがに字数的に厳しかったでしょうか。

>B
>2外来河川のナイル川ににダムを築き灌漑農業を営むから。(27)

なるほど、ダムでも間違いではありませんが、ダムに頼らずとも直接河川から水を引いて農業を行うこともできますので、ダムに限定することもなかったと思いますよ。

また「灌漑農業」でも問題ありませんが、例えばホイットルセー農業区分の用語として「オアシス農業」を使ってみても良かったと思いますよ。伝統的な灌漑農業ですね。


>3日本は多量の降水が必要な水田稲作が中心で灌漑を要する。フランスは少量でよい畑作が中心で天水で耕作できる。(53)

いいですね。ただ、「降水」については「農業用水」とした方が良かったかも知れませんね。また日本の農産物については水田から「稲(米)」であることが類推できますが、フランスについては「畑作」だけの説明であり、具体的な作物が不明です。稲と対応させて「小麦」を挙げてみてはどうだったでしょう。

「日本は多量の農業用水が必要な水田稲作が中心で灌漑を要する。フランスは畑で小麦を栽培し、農業用水は少量で済む。」

後半の「天水」に関する記述は省いています。日本の灌漑用水も、例えば溜池からの取水かも知れませんが、こちらも広い意味では天水に含まれるとは思います(外来河川のように他地域からの水の流入ではありませんよね)。

>4半乾燥地域の塩分の多い土壌で過剰に灌漑を利用すると塩類が地表面に集積し植生が減少し土壌が劣化する。(50)

なるほど、工夫して書かれていますね。短い字数に自分の伝えたいことを十分に詰め込んでいますね。いい解答です。

ただ、本問は基本的には2トピックの問題だったと思いますよ。さすくんの解答は「塩害」の1トピックになってしまっています。例えば、地下水の過剰な揚水による「地盤沈下」などが挙げられたのではないでしょうか。

次回も期待しています。

  • 2023.09.08 01:02
  • たつじん

A
1焼畑農業の草木灰や薪炭材に利用。過剰な伐採で熱帯林が破壊され土壌流出、地球温暖化の進行、生態系の喪失の問題が発生。(58)
2肥沃な黒土地域で広大な農地を大型農機を使い少人数で耕作し労働生産性が高い。半乾燥地域で小麦を商業的に栽培。(54)
3干ばつなど降水量の減少、温暖化による蒸発量増加、薪炭材の過伐採、過灌漑、過放牧、人口増加に伴う過剰な耕作により砂漠化。(60)
B
2外来河川のナイル川ににダムを築き灌漑農業を営むから。(27)
3日本は多量の降水が必要な水田稲作が中心で灌漑を要する。フランスは少量でよい畑作が中心で天水で耕作できる。(53)
4半乾燥地域の塩分の多い土壌で過剰に灌漑を利用すると塩類が地表面に集積し植生が減少し土壌が劣化する。(50)

よろしくお願いします。

  • 2023.09.01 19:21
  • さす

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