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2023.09.30

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 たつじんオープン添削第27回はこちらに

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では添削いたします。できれば「第●回」のお題についての解答なのか、書いておいてくれると添削しやすく、助かったのですが。。。

>2010年度東京大学第3問
>設問A
>(1)ジャストタイムイン方式の導入により生産台数が向上した自動車による輸送は伸び続けている。一方国際分業体制の構築により素材型産業から加工型に移ったため、内航海運の割合は減少した。

いいですね。ジャストインタイムという言葉もぜひ覚えておいてくださいね。部品生産の無駄がなくなり、生産の効率が上がります。

>(2)定時に動き、運航が効率的に行える。そして近年の環境意識の高まりを受け、環境負荷の比較的少ない鉄道に注目が集まっている。

なるほど、とてもいい解答ですよ。鉄道のメリットを多数挙げている点がとてもいいと思います。得点率の高い解答です。

>設問B
(1)輸出型産業である自動車産業が立地している。これは大都市に近く、組立型のこの産業は産業の空洞化以後も移転が難しいからだ。

こちらもいいですね。できれば自動車工業が他の場所へ移動しにくい理由として、集積立地という言葉を用いて説明してくれるとさらによかったと思いますよ。部品工場などが集まり、地域全体が自動車工業地区になっています。

>(2)苫小牧港は安価な木材の輸入が多い。これは周辺地域で紙・パルプ産業が発達しているため。千葉港では鉄鉱石や原油の輸入が多い。これは周辺の君津で鉄鋼業や石油化学工業が発達しているため。

いいですね。2つの港の特徴について具体的に述べられています。

>設問C
>(2)東京から大阪にかけてメガロポリスとして都市が集積した。また高度経済成長期に太平洋岸に臨海指向型の工業地域が形成された。

いいですね。合格圏の解答です。高度経済成長期の日本の様子は出題率が高いですね。確実な理解が必要です。

>(3)ドイツは長らく連邦制であり、領邦ごとに中心都市が存在したため、人口や都市機能が分散した。日本は中央集権的だったため、人口や都市機能の首都・東京への一極集中が進んだ。

いいですね。「連邦制」と「中央集権」が対比的に説明されています。東大の問題の典型的なパターンですね。構成力が大切になります。

簡単な添削で申し訳ありません。今後はその週の「お題」に沿って問題を解いてもらえると嬉しいです。

  • 2023.10.21 06:22
  • たつじん

2010年度東京大学第3問
設問A
(1)ジャストタイムイン方式の導入により生産台数が向上した自動車による輸送は伸び続けている。一方国際分業体制の構築により素材型産業から加工型に移ったため、内航海運の割合は減少した。
(2)定時に動き、運航が効率的に行える。そして近年の環境意識の高まりを受け、環境負荷の比較的少ない鉄道に注目が集まっている。
設問B
(1)輸出型産業である自動車産業が立地している。これは大都市に近く、組立型のこの産業は産業の空洞化以後も移転が難しいからだ。
(2)苫小牧港は安価な木材の輸入が多い。これは周辺地域で紙・パルプ産業が発達しているため。千葉港では鉄鉱石や原油の輸入が多い。これは周辺の君津で鉄鋼業や石油化学工業が発達しているため。
設問C
(2)東京から大阪にかけてメガロポリスとして都市が集積した。また高度経済成長期に太平洋岸に臨海指向型の工業地域が形成された。
(3)ドイツは長らく連邦制であり、領邦ごとに中心都市が存在したため、人口や都市機能が分散した。日本は中央集権的だったため、人口や都市機能の首都・東京への一極集中が進んだ。

  • 2023.10.08 23:46
  • ナリ

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