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では添削いたします。

＞42 2006第3問　設問A

＞(1)a 中国　bマレーシア　c台湾

いいですね。問題ありません。

＞(2) 生産コスト削減のために、技術の必要な部品を国内で生産し、単純労働の組み立て作業を途上国に委託して完成品を再輸入するから。(60)

いいですね。全く無駄のない良回答になっています。本来なら「賃金」に触れて欲しかったところですが、「生産コスト削減」で十分にわかりますね。日本国内で「研究開発」を行っていることまで書ければさらに良かったでしょうが、そこまで必要ありませんね。

１９９７年以降ですので「円高」は不適当です。これは８０年代のキーワードですね。またこの２０年間日本の賃金はあまり「上昇」していません。「上がった」のではなく、もともと「高い」という言い方の方がより現実に即していると思います。

「労働集約型の機械組立工業であり、高賃金の日本から低賃金の発展途上国へと生産拠点が移動。研究開発は日本で行われる。（56字）」

労働集約型というキーワードを入れてみました。同じ製造業でも労働力に依存しない資本集約型工業である鉄鋼業や石油化学工業は海外流出しませんからね。

＞(3)人口規模が小さく、政府主導でパソコンを利用したIT教育導入が可能で、高度な技術をもつ人的資源を育成し経済発展を促すから。
(60)

いいですね。韓国もマレーシアも人口が少ないことは特徴の一つです（韓国については人口密度が高く多くの人口が都市に住んでいることもインフラ整備には有利な点でしたが、マレーシアは国土が広く意外に人口密度が低いですからね。人口のみ言及し、人口密度は触れないことがベターですね）。

他はキーワードがスムーズに使われており、全く問題がありません。

私も書いてみました。

「工業化による経済発展を遂げた両国である。高度に教育された人材資源の育成が政府主導で進み、通信回線などインフラ整備も進む。（６０字）」

たとえばこういった形でしょうか。この通信回線については注目してくださいね。韓国は「若い」国であるからこそ、日本よりも早くADSL回線が２１世紀初頭には全土に広がり、いち早くインターネット社会を実現させた国です。今ではADSLは光ファイバーにその位置を譲っていますが、上方化社会の進展については韓国は日本より一日の長があると言われています。機会あれば韓国における通信インフラの整備も調べておくといいですね。

42 2006第3問　設問A
(1)a 中国　bマレーシア　c台湾
(2) 生産コスト削減のために、技術の必要な部品を国内で生産し、単純労働の組み立て作業を途上国に委託して完成品を再輸入するから。(60)
(3)人口規模が小さく、政府主導でパソコンを利用したIT教育導入が可能で、高度な技術をもつ人的資源を育成し経済発展を促すから。
(60)