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2022.01.20

663

すでにお申し込みされている添削メンバーの方のみ投稿ください(メンバー募集は4月で終わっています。追加募集の予定はありません)。最低、月に1回の投稿がノルマです。これが無き場合は登録取り消しになりますので、ご注意ください。

コメント欄に、入試問題の大学名と年度、問題番号を書き、それに続けてあなたの解答をペーストしてください。こちらのフォームが他の投稿者によって既に使用されている場合は、他のフォーム(未使用)をご利用ください。投稿後、1週間を目処に添削回答いたします。もし1週間たっても回答がない場合、私が見落としている可能性があります。その際は他のフォームに再投稿していただけますでしょうか。お手数ですが、よろしくお願いいたします。(従来のDMによるお問い合わせは取りやめといたしました。ご理解くださいませ)

コメント

では添削いたします。

>2006年度 第3問
>設問A
>(2) パソコンの生産は労働集約的で高度な技術力を必要とせず、安価な労働力を求めて多くの生産拠点が発展途上国に移転したため。 

「生産」を「組立」とするとさらに労働集約的な意味合いが強まったと思いますよ。単なる生産だと研究開発や精密部品の製造まで含まれてしまう可能性があります。

さらに「単純労働」といった言葉も使ってみてはどうだったでしょう。「安価な労働力」についても、決まり文句的に「安価で豊富な労働力」という言い方もできたと思います。

>2005年度 第1問

>設問A
(1) 熱帯林を伐採し農地拡大や薪炭材へ加工する。地球温暖化を促成し、生態系を破壊し、保水力の低下で土壌流出や洪水の多発を招く。

「薪炭材」は単に燃料となるだけですので、「加工」より「薪炭材の利用」とした方がよかったでしょう。

「促成」は「抑制」の変換ミスでしょうか。

後半部分は完璧です。生態系の破壊に関して「生物多様性が失われる」という言い方も知っておきましょう。

>(2) 肥沃な黒色土を生かした小麦の栽培が盛ん。農地経営の規模が大きく、機械や化学肥料の導入が進み、労働生産性が高い。

ホイットルセー農牧業区分のキーワード、「企業的穀物農業」を使えばさらに完璧になったと思いますよ。

>(3) 気候変動により降水量が減少し、人口増加による食料増産のために焼畑周期の短縮など過度の農耕、過放牧、過伐採が行われるため。

事実誤認がありますね。砂漠化は乾燥気候つまりステップ地域で生じるものであり、湿潤地域は該当しません。熱帯雨林に関する記述は不適切となるのです。ですので、「焼畑」について記述するのは不適切となります。

また「人口増加〜食料増産のために」という部分が砂漠化とは直接関係ないため、字数的にもったいないかなと思います。砂漠化の原因については多くありますので、単に言葉を並べるだけの箇条書きスタイルがよかったでしょう。

「砂漠化。降水量減少など自然的要因、過放牧、薪炭材の過剰な伐採、過度な農耕、灌漑による塩害の発生など人為的要因による。」(58字)

こういうことですよね。

>設問B
>(1) a- インドネシア、b-インド、c-カナダ

適切です。

>(2) 外来河川であるナイル川の豊富な水量で灌漑農業を行うため。

いいですね。完璧です。

>(3) フランスでは少量の水で栽培できる小麦など穀物の生産が盛んな一方、日本では多量の水を耕作に必要とする米の生産が中心なため。

こちらもいいですね。フランスと日本の農業が対比的に示されています。

>(4) 耕作には降水量が足りず、地下水から水を汲み上げる必要がある。結果、地下水が枯渇し、塩害が発生して不毛な土地となる。

ニュアンス的にやや不正確さを感じます。「地下水の枯渇」と「塩害の発生」は別の事象ですよね。この書き方だと「地下水が枯渇するから塩害が発生する」とも読めてしまいます。

「地下水の枯渇や土壌塩性化が生じる」のようにしてみてはどうだったでしょう。

全体的によく書けていますが、「砂漠化の原因=熱帯林の減少」というミスは多くの受験生が勘違いしている部分なので気をつけてくださいね。

  • 2022.01.27 15:11
  • たつじん

2006年度 第3問
設問A
(2) パソコンの生産は労働集約的で高度な技術力を必要とせず、安価な労働力を求めて多くの生産拠点が発展途上国に移転したため。 

2005年度 第1問
設問A
(1) 熱帯林を伐採し農地拡大や薪炭材へ加工する。地球温暖化を促成し、生態系を破壊し、保水力の低下で土壌流出や洪水の多発を招く。
(2) 肥沃な黒色土を生かした小麦の栽培が盛ん。農地経営の規模が大きく、機械や化学肥料の導入が進み、労働生産性が高い。
(3) 気候変動により降水量が減少し、人口増加による食料増産のために焼畑周期の短縮など過度の農耕、過放牧、過伐採が行われるため。

設問B
(1) a- インドネシア、b-インド、c-カナダ
(2) 外来河川であるナイル川の豊富な水量で灌漑農業を行うため。
(3) フランスでは少量の水で栽培できる小麦など穀物の生産が盛んな一方、日本では多量の水を耕作に必要とする米の生産が中心なため。
(4) 耕作には降水量が足りず、地下水から水を汲み上げる必要がある。結果、地下水が枯渇し、塩害が発生して不毛な土地となる。

  • 2022.01.23 12:20
  • いぇい

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